ライカレンズの謎 - その後。　

第１話を読んでいない方は是非コチラからどうぞ。

あまりにもヘボいデジカメ、panasonic DMC-F1。浜崎あゆみが「Ayuはブレない」なんて言ってるヤツ。

てめえで一生ブレてろよ（怒

とヤツに悪態をついても仕方が無いのでメーカーに電話だ。買ってしまった僕が悪いのかもしれない。初期不良の可能性もあるのでそれも考慮に入れてサポセンに電話した。

ayu

「あのー。F1なんですけど、ストロボナシで全然写らないんです。初期不良じゃないでしょうか？それとも性能が悪いんですか？」

サポ

「・・・やはり暗いところではストロボを使用して頂かないと・・・」

ayu

「SONYのデジカメはちゃんと写るのに御社のデジカメは無理だと。そうおっしゃる訳ですね？」

サポ

「・・・ええと、少々お待ち下さい」

ガチャ。

（かなり長い間待たされる）

サポ

「大変お待たせいたしました。お電話代わりました○○と申します。そちらに関しましてはどのような症状なんでしょうか」

ayu

「・・・さっき説明しましたが（怒」

サポ

「申し訳ありませんもう一度お願いします。」

何故このヒトたちは毎回同じハナシをさせるのでしょうか？というかそれが作戦なのか？
段々どうでも良くなってくる。

ayu

「・・・・という訳なんです。（疲れ気味）」

サポ

「それでしたら、販売店に持ってって下さい☆」

ayu

「・・・・・」

だったら最初からそう言えや(怒

つうか、メーカーってそんな対応でいいの？やや疑問になりながらも電話を切った。
購入元の電器店に行きながらも、もう気分は新しいデジカメであった。

ayu

「大丈夫かな？もう３ヶ月も経ってるよ」

Ｋ

「大丈夫。あんなボロを売りつけやがって」

いつになく強気の嫁。僕の出る幕はないかも。電器屋に着いた。斉藤（仮名）さんという20代前半の見るからに気の弱そうな男が応対した。

Ｋ

「このデジカメ、全然写らないんです」

斉藤

「全然といいますと、故障ですか？」

Ｋ

「部屋の中で全く撮れないんです」

斉藤

「詳しく説明していただけないでしょうか？」

（説明中）

Ｋ

「・・・という訳なんです。」

店員

「はあ。そうは言われましても。３ヶ月も経っていますし・・・」

Ｋ

「３ヶ月経ってボロいのに気が付いたんです（怒」

斉藤

「・・・少々お待ち下さい」

つ、強気だ。 そそくさとその場を立ち去る店員。ちょっと店員が可哀相になってきた。

15分後、まだ店員は現れない。大方裏でタバコ作戦だろう。嫁Ｋ子のイライラがスパークする。手近な店員を捕まえて早く斉藤を呼べと言っている。

捕まえられた店員はまるでヒトゴトのようにインカムで斉藤を呼んだ。のらりくらりと斉藤は歩いてきた。この辺もマニュアル通りの応対なのだろうか？

Ｋ

「どうなりました？」

斉藤

「・・・上司と話しましたところ、同じ製品と交換ということでよろしいでしょうか？」

Ｋ

「・・・アノデジカメキライ」

斉藤

「は？」

Ｋ

「・・・コレジャヤダ」

斉藤

「え？」

Ｋ

「NIKONのこのカワイイヤツ下さい」

斉藤

「お客様、困ります。ご購入されて３ヶ月も経っていることですし。」

Ｋ

「アナタのトコロの社員さんが写るって言ったから買ったんですよ！いわばあなたの会社に騙されたわけです。それなのに・・」

（店員相手に説教タイム）

斉藤

「そうは言われましても３ヶ月・・・」←これの一点張り

Ｋ

「・・・斉藤さんだけが頼りなんですう。」←急に甘えモード？

斉藤

「・・・少々お待ちください」

Ｋ

「少々って一体何を裏でコソコソやってるんですか！（怒」

斉藤君はもはや店員の格好をしたいじめられっ子にしか見えなかった。
ご愁傷様。斉藤くん（仮名）は少し躊躇した後、半ばキレ気味で口を開いた。

斉藤

「・・・わかりました。交換させていただきます！」

一時間の攻防の後、勝利したのは我々だった。ニコンをもってレジに向かう。

Ｋ

「このF1用のSDカード、ニコンのヤツでは使えないから返品します！」

確かにニコンのメディアはスマートメディアだが。
斉藤君（仮名、いじめられっ子風味）の顔がみるみる赤くなる

斉藤

「お、お客様・・・・そもそも３ヶ月も・・・」

斉藤君が今にも卒倒しそうな勢いでつぶやき始めたので僕は嫁Ｋ子を止めた。

Ｋ

「えーなんで止めるのー？ＳＤカード要らないんだから」

ayu

「まあまあ。新しいのになったからいいじゃない」

Ｋ

「うーん・・・・・」

敵に回すと恐ろしい存在だ。結果、F1を３ヶ月試用して新しいデジカメをゲットしたことになった。

良い子は真似しちゃダメだよ☆

そんなこんなで手に入れたニコンクールピクス3100、同価格、同画素ながらF1とは雲泥の差だ。変わらないのは明るい、太陽の下での撮影くらいか。

シャッター速度、絞りともにマニュアル操作はできないが、撮影モードが沢山あるので、それを駆使してなんとか思い通りの写真が撮れる。気になっていた室内での撮影も随分向上した。

難点はバッテリーの持ちが非常に悪いところか。新しいモデルでは少しは改良されているらしい。

もしかしたらF1、ホントに初期不良だったのかもね。

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