■ 骨折
※このエントリは2003年2月に書いたものです。
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突然ですが、
僕骨折しちゃいました
しかも
タンスの角に足の小指をぶつけて
ネタですか?これはネタなんですか?と何度も自問自答しました。
夜いつものように我が愛犬「ユウヒ」と家の中で遊んでいた。ヤツは興奮すると突進してくるという困った性格の持ち主だ。ゴールデンレトリーバーという犬種の性なのか、ボールを見るとさらに興奮度は増す。
あまりの興奮度に、ボールを一旦隠すと、大変さは倍増。
何時間も家中を探しつづける
という愚行を繰り返すのである。3度の食事よりもボールが好きなのはどういったことか?
僕はボールを上にかざしながらユウヒを弄んでいた。「ホラホラー」
それがいけなかったのか、日ごろの行いが悪かったのか、物凄い衝撃と共に僕は倒れこんだ。今やジャンケンに変わってしまったが、サザエさんの「うんがっぐっぐ」ってな具合にうずくまった。
下方より激痛がやってた。
- ayu
- 「ヤバイ、これ骨折ったかも」
僕は横にいた嫁K子にいった。
- K
- 「また始まった・・・」←かなりアキレ顔
いうに事欠いて
「また始まった」とはなんだ「また始まった」とは!
どうやらK子は仮病だと思っているらしい。
とりあえず、その場はなんとか抑え、そのまま寝ることにした。僕は強打した小指に違和感を抱きつづけ寝た。
夜中にそれは沢山のいやな夢を見た。特にいやだったのは
小指がとれる夢
朝、激痛と共に目が覚める。ふと足元を見るとそこには
3倍に膨れ上がった小指が(昨日比)
僕は迷わず病院に行くことにした。
今週末はヴァイナルカフェだ。その次の日は結婚式だ。そして来週は山形蔵王へスノボだ。
こんなところで骨を折るわけにはいかない
映画の主人公よろしく僕は足を引きずりながら近所の整形外科に向かった。もう泣きそうに痛い。
午前中の整形外科は人が多い。特にお年よりの姿が目に付く。あとスポーツマンらしきガタイの良い男性とか。
散々待たされ、レントゲンを撮ることに。レントゲン技師のお姉さん(美人)が
「はい横になってくださいねー」
鼻の下が10センチ程のびた後、お姉さんに起こされ、台を降りることに。
「他のところもイタイんです(泣」
とは言いませんでしたよ。もちろん。
待つこと5分。技師のお姉さん(美人)がレントゲン写真を渡してくれた。
「これ持って診察室行ってくださいねー」
この病院はセルフサービスかよ!(怒
技師のお姉さん(美人)に目もくれず、診察室へ向かう僕。レントゲンはクリアファイルに入っているため、丸見えだ。
僕はドキドキしながら写真を除き見ることにした。
写真には左足の骨がデカデカと写っていた。で、愕然とした。
だって、
素人でもわかるくらい折れてるんだもの。
しかし神様を信じていない僕もこのときばかりは祈りました。
「折れていませんようにあれはただの関節でありますように」
診察室に入ると先生がいました。ヒゲなんかはやしちゃったりしてなんか貫禄アリです。
心の中で祈りを続けながら、僕は先生のコトバを待ちました。
あ、折れてるよ。折れてる。 ←あっさり
シバラクハタチナオレソウニアリマセン。
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(後日談)
僕は生命保険に入っている。しかもちょっとしたケガでも保険金がおりる「障害特約付」の。
僕は骨折の痛みも、それに伴う精神的な苦痛もはねのけ、保険屋のおばちゃんに電話した。
- ayu
- 「あのー、骨折ったんす」
- おば
- 「え?大丈夫?どこの骨」
- ayu
- 「こゆび・・・」
- おば
- 「え?何?聞こえない!」
- ayu
- 「小指だよ(泣」
あまりにも恥ずかしかった。
- ayu
- 「あのー、こんな風に小指の骨折ったヒトいました?」
- おば
- 「え?あははははは。いないいないそんなヒト(笑」
- ayu
- 「・・・・・」
ボクガナニヲシタトイウノダロウカ?
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