父親の死
更新がない、と心配してくれた皆さんありがとうございます。
先日、実家の父親が亡くなったことで、更新はおろか、レスも出来ずにいたことをお詫びします。
やっと心の整理がつきましたので、ちょっとだけ書こうと思います。
訃報
それは突然やってきました。
平日の昼間、母からの電話でした。生まれて初めて聞いた、取り乱した母の声でした。
以前からカラダが悪かった父の容態が悪化したとの事がやっとの思いで聞き取ることができました。
急いで行くにも、出張中だった為、客先から一度自宅に戻ってユウヒをペットホテルに預けてからしか行けないもどかしさに苛立ちながら、なんとか夕方の名古屋行きの便に乗ることができました。実家から遠いデメリットがこんな時に現れるなんて。
道中、色んなことを思い出していました。毎年キャンプに連れて行ってもらった事、自転車の練習を真っ暗になるまで手伝ってもらったこと、怒られて雪の日に外にたたき出されたこと、正月お腹が痛くなるまで笑いながらトランプをやったこと、僕の結婚式の時の嬉しそうな笑顔・・・
厳格な父でしたが、この家に生まれてホントに良かったと、心から思いました。
病院に着いたのは、夜の9時を回ったところでした。病室のベットでは安らかな表情の父が横たわっていました。帰らぬ人となったのは一目瞭然でしたが、なんだか今にも起き上がって来そうで、信じられないキモチでした。63歳、あまりにも突然で、あまりにも早すぎる死でした。
その夜は皆で一緒に自宅に戻りました。
5年間の治療はさぞ辛かった事と思います。大好きだったビールもキッパリ絶って、前向きに治療に取り組んでいる姿には頭が下がる思いでした。
その夜は家族で細く横たわった父を囲んで、父が生前病気の為、呑みたくても呑めなかったビールを開け、皆で泣きながら乾杯しました。
父が大好きだった、もう13歳になる犬も、異変に気づき、家の中をウロウロしていました。
翌日からはあわただしく、通夜や葬式の段取りに追われました。沢山の人が足を運んでくれました。僕らは父の変わり果てた姿に涙する父の知人を見る度に、なんと有難い事だと心底思いました。
あれほど「いらない」と思っていたお坊さんのお経も、なんとなく意味のあるものに思えて仕方ありませんでした。何かにすがりたくなるキモチは身内の不幸でもないとわからないものなのでしょうか。
全てが終わり、小さな骨壷に入ってしまった父を自宅に連れて帰りました。色々な想いが僕の中で広がりました。
しかしただ、一つだけ、
「お父さん、ありがとう」
この一言が言えなかったのが心残りで仕方がありません。
この感謝のキモチをいつまでも忘れることのないように、否が応でも始まってしまう日常を過ごしていこうと思います。
そして何よりも、5年間もの長い間、傍で付き添って看病してくれたお母さん、お疲れ様でした。これからはゆっくりしてください。
追伸
色々考えたんですが、このエントリにはコメントはつけません。申し訳ありません。
明日からクロスブリードはまた通常営業でやっていきます。キモチを切り替えて、またバカテキストを書いていこうと思ってますので宜しくお願いします。
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日付 : 2004.11.11
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