トラックバックについての考察
一年前のブログブーム初頭の頃はトラックバックを打てるだけで楽しいという時代でした。
トラックバックというのを僕なりに解釈すると、
1.「アナタの記事に触発されて自サイトに記事を書きました」
という報告型トラックバックと、
2.「アナタの記事に付け加えることがあります」
という啓蒙型トラックバック、
3.「アナタの記事ではこう書かれていますが、それについて意見があります」
という議論型トラックバック
4.「打って打ってうちまくれ」
という企画、祭り型トラックバック(なんだそりゃ
と、4つに分かれるのではないかと考えます。
これについて考えてみる事にしますよ。
そもそも、アナタはトラックバック先を見ようと思った事があるでしょうか?また、どんな時にトラックバック先にジャンプするでしょうか?そもそもトラックバックを知らないヒトの方が多いと思います。以前にトラックバックについて書いた記事があるのでこれを参照してみてください。
僕の場合トラックバック先を見る(読む)時に、良くあるのは、
「その記事が激しく面白かった時、類似の事が書いてあるサイトを探したい衝動に駆られて」
「その記事において自分の求める記事はあるが、自分にとってちょっと納得できない(参考にならない)」
という時にトラックバックを活用します。これは人それぞれだと思いますが。
それでは、先ほどの分類別にタラタラとまとめてみます。
1.「報告型トラックバック」
例えば、他のサイトを見ていて、「自分のところでもネタにしたい」という衝動に駆られる事がしばしばあります。で、自サイトで記事を書く。このタイプの記事の書き方は勿論人それぞれですが、
「この記事おもしろかったです(爆」
のような一行コメントしかない記事を書いただけなのに、トラックバックを打つのはどうにも好きになれませんよ。トラックバックとはもっと殺伐としているべき(以下略
「アナタのサイトにリンクを貼らせて頂きました」という、過去随分行われてきた「相互リンク」の名残がここには存在するのかと思います。僕はなるべくこういうトラックバックを打つのは止める方向でやっています。皆さんはどうでしょうか?
ディープリンク(トップ以外のページへのリンク)云々の議論の前に、ブログというのは個別ページだらけですから、ブログやってるヒトがリンクを貼る事に意義を唱える事はまずないと思います。
しかも、無断なのか、報告有なのか、なんて議論がされる事自体おかしなハナシかと。
2.「啓蒙型トラックバック」
トラックバックを打った先の閲覧者にとって、とてもありがたいトラックバックですね。特にmovabletypeのTIPSや、商品や映画、音楽や本のレビュー等、そこで見た(読んだ)情報とはまた違った切り口で書かれてあるサイトを検索エンジンで探すよりもずっと手っ取り早い方法だと思います。例えば、
ダイソンの掃除機が欲しいなあ
↓
GOOGLEで検索
↓
クロスブリードが悲しくもヒット(最強の掃除機・ダイソンDC-05購入記)
↓
「なんだ嫁との会話じゃねえか(怒」と激怒そして落胆
↓
トラックバックを一件発見
↓
aki's STOCKTAKINGさんの記事に即座にジャンプ
↓
素晴らしい記事を読んで購入を決意
↓
(゚∀゚)
という訳ですよ奥さん。ね、トラックバックって便利でしょ?
SEOとしてもウマ味のあるハナシ(あんまり詳しくないですがね)ですし、こういうトラックバックというのは古いエントリーであってもどんどん行うべきだと思いますよ。これぞブログの利点だと僕は考えますよ。
3.議論型トラックバック
これについては、ウチでは議論になるようなネタはあんまり扱わないので、あまり馴染みはありません。例として、ここの記事におあつらえ向きのネタがありましたので、実際にトラックバックを打ってみたいと思います。特に議論するというわけじゃありませんが。
■波多野blog 「ブロガーのトラックバック:4つのタイプ」より引用
TBされるブログが書いてから時間が経てば経っているほどに、その時の思いが持続してないことが多く、返しのコメントにあまりインパクトがないこともある。それは申し訳ないとさえ思う。
TBにおいてもその鮮度が重要であることが最近わかってきた。また、TBされた後に、そのブロガーのサイトを訪れた時、その内容に興味がない場合はキーボードの上で指が止まることもある。
僕はこの方とは意見は少し異なっていて、「トラバありがとー」のコメントは全く不必要だと考えます。一種のコミュニケーションツールとしてトラックバックを使うのはやってる本人達だけの楽しみであって、閲覧者である第3者には何の意味ももたないからです。ゆえに鮮度なんてものはあんまり関係ないかと。
この方のサイトの場合はコメントを閉じられてるのでトラックバックが唯一のコミュニケーション的な要素だから仕方ないのかもしれませんね。
・・・というカンジで相手の記事に対する自分の感想(場合によっては反論)を述べるわけですよ。
つまんないですね(泣
4.企画型トラックバック
これは最近よく見かけます。トラックバック企画。ウチでも例のイラク事件のときにやりました。もうこれが大賛否両論でして(泣
確かにアクセスは一日20000hitくらいに上って、賛否両論のコメントやメールを沢山頂きました。
勿論、もうあんなバカな企画はやるまいと心に誓ったわけですが、ネタによってはトラックバック企画は成功するという典型だったのでしょうか?
とかついてると、うわスゲーな。とかなりますよね。そういう効果もあるのかもしれません。
まあ要はサイト間同士、ブログ管理人同士のお遊びとでもいうか、閲覧者には全く楽しくないそして、実はリンク先にジャンプするのが非常にウザいトラックバックで遊ぶのもみんなもう飽きているんではないでしょうか?
※尚、blogpeople,mybloglist等への通知型トラックバックについては面倒だったので割愛しています。すみません。
まとめ
以上書いてみました。その内誰かがトラックバック(Tバックとか、トラバとかはあえて書かない)の新しい楽しい遊び方を考案すると思うのでそれまで当サイトは最小限のトラックバックでひっそりとやっていこうと思います。
僕が思うに、一応マナーとしてトラックバックを打つときはリンク先の事も少しは書く事が大切かと思います。閲覧者にはリンク先の事は全く見えないわけですから。
ニュース系サイトにおける、【ネタ元】の表示のマナーといったところでしょうか。
または、リンクだけ貼っておいて、リンク先に感想のコメントを残す、とかもいいかもしれませんね。
後、偉そうに書いた事と全く矛盾した意見として、ウチに飛んでくるトラックバックはやっぱり嬉しいですよ。皆さんいつもトラックバックありがとうございます。
というわけで、今後ともよろしくお願いします。
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ayuさんはもうご存知かもしれませんが、最近SEOコンテストというものがあり、自分のサイトのグーグル順位を上げるため参照先をリンクすることなくトラックバックを打ちまくるサイトがあちこちで勃発した結果、コンテスト企画者側がトラックバックを制限した事件がありました。
今回の記事の冒頭を読んだとき、タイムリーな話題だしこれを言うのかなと思い読ませていただいたのですが、特に記述がなかったためコメントさせていただきます。
>NEC花子さん
そういう催しがあったんですね。全然知りませんでした。
そのうちグーグルのpagerankもトラックバックはカウントされなくなるんじゃないかと思ってます。
つうかカウントされない方がいいのではないかと。
情報ありがとうございました。
Posted by: 管理人ayu at 2004年10月24日 01:07途中まで読んで、
よし! この記事に
<font color="red" size="+2">「この記事おもしろかったです(爆」</font>
と書いてTBしよう!
と思いましたが、最後まで読んで思いとどまりました。あぶないあぶない。
なかなか耳の痛い話で、いつもTBするかしないかはフィーリングなのですが、するからにはまともにコメントして取り上げたいものですね(涙
>nniさん
やはり最低限のマナーとしてリンク先のことに少しは触れておけばトラックバック先のサイト管理者の方もイヤなキモチにはならないんじゃないでしょうかね。とはいえ、コメントするのは難しいことですよね。
トラックバックのもう一つとしては一つの主題、もう少し具体的に書くとドラマとか映画について私も書きましたというトラックバックがあると思います。トラックバックによりその主題についての緩やかなコミュニティが形成されていきます。
ある韓国ドラマにはまってしまいブログを書いているうちにこのような使い方を覚えた次第です。
>stanakaさん
一応、その手のトラックバックは「報告型」になるんではないかと解釈してます。
僕はあんまりそういうのはやりませんねえ。
というかトラックバック自体がなんだか面倒で(笑
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