バートン万歳
※2003年冬のテキストです。
毎年のことで今年も行ってきました、年越しスノボ。昨年同様、信州は「野沢温泉スキー場」へ。
今年も良い雪に恵まれ、最高のゲレンデコンディションに最高の天気も味方し、気分は最高潮。
なんと言っても今年はNEWブーツが我が手中にある。
BURTONのDRIVER
だ。
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一枚の板が内蔵されており、滑りに応じてブーツの硬さを調節できるというスグレモノ。
最有力候補だった、DEELUXのサーモインナー(熱で足型をとるインナー)のブーツを凌ぐ履き心地。
この高級スノーボードブーツは事前に買った訳ではなく、出かける直前に寄ったショップで買ってしまったのだ。
場所は実家の近くのショップであった。弟の「ゴーグルが見たい」の一言で出かけたのがきっかけであった。
ayu「ゴーグルはやっぱり二枚レンズがいいよ。曇らないし。」
弟「うーん。。。どうしようかなぁ」
優柔不断な我が弟を尻目に以前から気になっていたブーツをウィンドウショッピングすることに。
何を隠そうもう5年目に突入するVANSのブーツ、サーモインナー搭載の高価な代物だったのだが、時代の流れと共に僕の繊細な足には合わなくなってきた。
きついのである。ゆえに去年あたりから
素足でスノボ
が当たり前の状況であった。
とここまでは問題ないのだが、スノーボードというスポーツは汗を大量にかく。無論、足にもだ。
一日至福の時を過ごし、滑り終えたあとに更衣室でブーツを脱いだ後、近くにいたヒトは誰もがこちらを振り向く、それほどの悪臭なのです。
去年は自分自身がその臭いにやられました。
つうか問いたい。
足って太るの??
とまあこんな調子でブーツの激しい必要性を感じていたわけで、かといってお金も無いのでウィンドウショッピングな訳だが、ふと去年から狙っていたDEELUXのブーツの価格をみて驚いた。
14800円。
驚異的な価格である。しかも在庫が少ない。しかし、サーモインナーはきっちりと足型をとってなんぼの商品だ。この店がきっちり焼けるかどうかはわからない。なにせ初めてきたお店、なにせ、
ウィンドウショッピングなのだから
僕はそのブーツをおもむろに取り、履いてみることした。すかさず、寄り添ってくる店員。
若い。年は僕より5つは下なのが確実といったところか。
店員「ブーツをお探しでしょうか?」
あたりまえじゃねぇか。ブーツ試着してるんだから。(怒
ayu「あ、そうです。DEELUXってどうなんですかねぇ。履いてみたカンジ、ちょっとキツイんですけどサーモインナーってフィットするんでしょ?」
店員「あんまり。。。。」
ホントか?ホントにコイツわかってるのか?疑いのまなざしで店員を睨む僕。他にオススメはないのかの問いに少し高い20000円のブーツを持ってきた。salomonだ。
店員「これ結構評判いいですよー。履いてみられます?」
つうかもう紐ほどいてんじゃねぇか!のコトバをぐっと飲み込み、履いてみることに。
なるほど、さすがサロモン、ヒモが締めやすい。が、インナーがいまいちだった。
ayu「インナーのフィット感がいまいちですね。」
すると待ってましたとばかりにすぐ横の25000円のサロモンをもってきた。
店員「これはインナーが上等の素材なのでかなりフィットします。これはですね・・・(以下略)」
長い説明を聞く振りをして履いてみる。さっきのよりずっといい。しかし、25000円の出費はちとツライ。つうか、
今日はウィンドウショッピングなんだから。
やっぱり止めようかと思ったそのとき、またすぐ横に33000円のサロモンの中では一番高価なブーツが目に入った。
ayu「ち、ちなみにあのブーツって・・・」
あとで気が付いたのだが、このあたりからやけに店員が元気になっていた。
店員「あ、そちらは今までのとは違いますよー。何しろ・・・・(以下略)」
ayu「こ、これは・・・」
5000円の違いでこんなに履き心地が違うなら俺は5000円払うよ!といわんばかりのフィット感だった。硬さも悪くない。
いやまて、今日は
ウィンドウショッピングのはずだったじゃないか!
ayu「うーん。いいですけど、高いですねぇ。」
店員「これだったら
3000円
引きます。(きっぱり)」
値引き。。。このコトバに弱いのは僕だけではないはず。
この「お得感」に騙されて何度衝動買いをしたことか。「お得感」恐るべし。
しかし滑るのは明日。もう裸足では滑りたくない。しかし金も無い。どうしたものか。。。
ayu「ちょっと考えさせてください。」
店外へ出て煙草に火をつける。落ち着きたいときはこれだ。さっきは心拍数がかなり上昇していたに違いない。
ふと上を眺める。
夏のボーナス一括払い
ayu「えっとこれを・・・・」←即決
店員「あぁ、お客さん、僕の本当のオススメのを履いてみませんか?」
てめえ、最初から言えよ!
そのブーツは世界のバートンだった。価格は38000円。最初のDEELUXからすると倍以上だ。
サロモンを買おうとしていた僕だが、とりあえず履いてみることに。
今までに無いフィット感、ヒモの締めやすさ、脱ぎやすさに驚く。
揺れ動く決心。さっきのからたった5000円も高いじゃないか。それに、そんなに高いブーツを買わなくてもいいか。
店員「このブーツはですね。一枚板が入ってまして、滑りに応じて硬さを調節できるんです。」
ayu「え・・・?!」
店員「しかも、つま先にスパイクがついてましてスノーパーク等で歩いて上るときにラクチンなんですよー」
ayu「それ下さい」
このときの僕の頭からは湯気が上がっていたという(弟談)
このとき、僕の頭の中では自分がこのブーツを履いて滑っている姿で一杯だった。
店を出るときにふと気が付いて弟に聞いた。
ayu「ゴーグル買ったの?」
弟「あ、高いからやっぱいらない。」
結局買い物したのはオレだけかよ!
と切れてみても後のマツリ。
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こんびんば!バートンいいですよね!もっぱらかんたんだから
ステップインです。
ステップインいいですねえ。最近のは安定感もあるらしいですね。何よりもあの簡単さがイイ!
Posted by: ayu at 2003年09月11日 13:58はてなアンテナに追加