今日の日程は兼ねてから楽しみにしていた、
イビサ一周バイクツアー
である。この日の為に国際免許も取得済みだ。国際免許は警察署で手数料2600円程で15分程度で申請が終わる。あまりあっさりしすぎて拍子抜けだった。
イビサにはレンタルバイク屋も結構多いようだ。空港からの道にはかなりのレンタバイクの看板があった。通る道は大きめなスクーターが結構走っている。
果たしてバイクを借り、そして無事ツーリングできるのであろうか?
食事が終わった僕らは早速フロントに聞きに行った。昨日エレベータで助けてくれたお兄さんだ。
ayu「i want to rent a motorcycle」
ホテルマン「ok!,ok!」
なんとコトバが通じた!お兄さんはレンタバイクのパンフを僕に渡した。
ホテルマン「have a good driving!」
最初は辛かった会話も段々楽しめるようになってきた。(英語だけどね☆)僕らはパンフのお店に向かった。レンタル屋に着くと、ごつい体つきをしたお兄さんが僕らを迎えた。
お兄さん「■▽#*@※○○◎?」
どうやらバイクを借りたいのか?と聞いているようだ。←ホントか?
ayu「i want to rent a motorcycle!」
お兄さん「OK,OK!!」
諸手続きを済ませ、いともあっさりバイクを借りることができた。
こんなに簡単でいいのか?
お兄さんは地図を僕らにくれ、丁寧にイビサの観光名所を教えてくれた。
借りたのはpiaggio の skipperだ。真っ赤な125CCのかわいいやつだ。久しぶりのバイクなので緊張したが、スクーターなのでなんとかいけそうだ。
僕はまず、ホテルの窓からも見えていたイビサ城に向かうことにした。
例のギリシャ風の大きな建物だ。
運転してみて分かってはいたのだが、右側通行が全く馴染めない。しかもスペインという国は街中では一方通行が圧倒的に多い。
運転してすぐ、曲がる方向を間違えてモタモタしていると、後ろからクラクションが。
後ろを振り向くと外人カップルがあきれた顔で僕らを見ている。その顔つきから
「ニホンジンバカダネー」
と今にも聞こえてきそうなあきれ顔だった。(泣
イビサ城はシーズンオフだからなのか、朝も早いからなのか、全く人がいなかった。
近くの教会にも誰も人がいなくて、ひっそりとした雰囲気。
例の真っ白な建物がずっと続いており、どこをとっても絵になる。
↑真っ白な建物に水色のフレーミングがカワイイ!
僕らはバカ日本人カップルよろしく、ビデオとカメラで収めまくった。
写真とらずにはいられない風景ばかりで感動だった。
人が少ない観光地っていいなと実感。
次は「ヒッピーマーケット」というところに向かうことにした。
バイパスのような一直線の道をひたすら東に向かう。途中で海が見え、気分は最高だった。
ホントにバイク借りてよかった。イビサに来たらバイク、これは正解かも。気温も寒くもなく暑くもなく、過ごしやすい気候だ。
僕は学生の頃乗っていたバイクで二人乗りをして良く出かけたことを思い出した。あれはまだK子と付き合い始めた頃だった。あのころはK子も素直で良・・・・いや
思い出すのはよそう。(涙
迷いながらもヒッピーマーケットについた。ここは一番の観光地なのだろうか、人が一杯だった。
ayu「これは・・・」
ただのフリーマーケットじゃねえか。
もちろん買い物をした。K子はなにやらアクセサリを買っているようだ。僕はナイキの帽子が目に止まってそれを狙うことにした。その店の背のものすごく高い黒人のお兄さんに僕は話しかけた。
ayu「how much?」
お兄さん「20ユーロ」
日本円にして2500円ってところか。迷わず値切ることに。
ayu「price down please!」
身振り手振りで交渉だ。文法なんて気にしません。
お兄さん「・・・・OK!」
あっさりOKだった。
ayu「how much?」
お兄さん「8ユーロ!」
それ下げすぎじゃない?つうか最初の値段はなんだよ
もちろん即決で買いましたがね。
その後も色々なところにツーリングをした僕らは今日の目的としていた、サン・ミケル教会に向かった。丁度イビサの北の方に位置するところにその教会はある。
小高い丘に差し掛かり、その教会は見えてきた。
丁度シエスタ(午後のお昼寝タイムみたいなもんか?)の時間帯だったため、辺りには誰もいない。僕らふたりだけ。
↑イビサのシエスタ。物音ひとつしない。
誰もいないどこまでも真っ白な教会、透き通った青い空、近年味わったことのない静けさ。
まるで夢を見ているかのような穏やかな時間。
ホントに感動しました。写真でどこまで伝えることができるかな。
それにしてもバイクの旅はかなり良かった。異国の地での運転はいつもの数倍疲れるけど、やっておいて損はないと思う。ちょっと寄り道なんてこと普通じゃできないしね。
夜はスペイン最後の夜ということで再度パエリアを食べに、イビサ城下の集落へ。
ここにもレストランはあり、結構繁盛している。
↑スペインと言えばシーフードパエリアか。
イビサの独特な夜景を眺めながらスペイン最後の食事を。ワインなんか飲んだりして。これも最高に美味しかった。
ホテルに帰る頃は辺りは薄暗くなっていた。
イビサの真っ白な建物がおしゃれな街灯に照らされ、幻想的な景観になっている。
ここに住んでる人たちは毎日これを眺めているんだろうなと、なんか不思議な気持ちになった。
↑幻想的な夜のイビサ
いい気分でホテルに帰る僕ら。今日も最高の一日だった。部屋に戻り、シャワーを浴びる。一日の疲れがどっと来る。。
綺麗だった風景、建物が脳裏によみがえってくる。
新婚旅行も今日で半分過ぎた。あっという間だった。こんなに楽しくていいのだろうか?
ベットに横になる僕。K子はシャワーを浴びにいった。
おっと忘れるところだった。夫婦の夜はこれからだ。今日こそは・・・・
今度は僕が寝ちゃいました。
かみ合わない僕ら。
August 22, 2003 01:48 AM | 関連記事