かなりのスピードで読み終えてしまった。
映画になってもおかしくない、超ハイテンションアクションサスペンスミステリー。←なんじゃそりゃ
壮大な娯楽作品となっている。映画になったら、誰がどの役を演じるのだろうか、と考えながら読んでしまった。
幼児誘拐事件を発端に主人公の婦人警官(刑事)が事件を捜査するのだが、ある日、その主人公の一人息子が突然誘拐されるところから、物語は急速な展開を見せる。
とにかく、主人公のみならず、誘拐する犯人グループの人物描写も秀逸で、それぞれが「なぜそういう行動に出るのか」という裏付けにつながる。面白い。
脳死、臓器移植、外国人労働者、若者の荒廃、密入国等の社会的な問題を織り交ぜながら繰り広げられる、ハラハラドキドキ(略してハラドキ)
の内容となっております。
この野沢尚ってヒト、見てないんだけど、ドラマ「結婚前夜」の脚本や、ちょっと前に流行ったキムタク主演のドラマ「眠れる森」の原作&脚本なんかをやってるヒトで、なるほど、と納得。脚本書くヒトって状況描写がうまいのかしら。
とにかく、面白いのでオススメです。
村上龍の作品の中でかなり好きな作品。
彼が自身のwebsiteのBBSで「日本の教育に革命を起こすにはどうするのがよいか?」の問いをかけたところ、いろんな意見が飛び交ったらしいが、用意した答えはでなかったらしい。
その答えとは「中学生による大規模な不登校がおこればよい」というものだった。凄い発想・・・
これには賛否両論があったらしいが、それをきっかけに小説を書こうと決めたそうな。
「エグゾダス」とは脱出、という意味で、中学生たちは全国的に不登校を起こす。昔と違ってインターネットというものが学校にあるので、そのネットワークを使って中学生たちは日本を牛耳っていく・・・
教育論、経済論等、難しいハナシが飛び交うこの小説だが、理屈抜きで面白い。経済の話なんか僕には分からないけど、面白い。
やはり話の展開、小説としての面白さもさることながら、作者のリサーチ力が作品にリアリティを与えている。
オススメです。
浅田次郎著の「天国までの百マイル」を読んだ。
ぽっぽやの原作者らしいが、ぽっぽやも観たことがなければ、天国~のドラマも観たことがなかった。
どんなハナシかは書かないとして、こんなにも泣ける小説は久しぶりだった。
これでもか!っていうくらい泣かせる、考えさせられるシーンが盛りだくさん。
覚めた目で読んでしまうとクサすぎていけないのかもしれないが、そんなことお構いなしにやられる。
こういう、人と人とのつながり、親子の愛なテーマはどうも弱い。一気に一日で読破してしまった。
朝日新聞社から出版されてるので呼んだことないヒトはだまされたと思って是非どうぞ。
十二番目の天使
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こんなに美しく、こんなに前向きで、こんなに感動的な小説は初めてかもしれない。
友人に勧められるがまま読んだ、「十二番目の天使」
作者はアメリカの哲学者、オグ・マンディーノ。
話の内容はリンク先を見てもらうとして、これを読んで、人生で前向きであること、あきらめないことがいかに大切かが少しだけわかったような気がする。
読み終わった後、頑張ろう、と思ってしまうこの小説は偉大だと思う。
何度読んでも泣いてしまうんじゃないだろうか?
いや、これ読んで泣かないヒトなんているのだろうか?心がホントに冷たく荒んだひねくれたヒトは泣かないのかも。なんてあんまり主観は書きたくないけど、号泣でした。
いやー良かった。
最近読んだ本。
T.R.Y.
織田裕二の映画が面白いかどうかは分からないけど、なかなかの内容。スピーディーな展開で飽きることなく読み終えます。
映画観たいな。
池袋ウエストゲートパーク2
相変わらず最高。ドラマの「マコト」もいいけど、小説の方が数倍魅力的な男として描かれています。
前作があまりにも面白くて。
すべてがFになる
この森博嗣って作家の作品を現在読み続けています。
これが第一作目(デビュー作)。
ミステリ系なんだけども、謎解きのオモシロさもさることながら、主人公2人のやりとりがたまらなく面白い。
そしてとてつもなく理系なネタが満載で、その辺が結構新しいかも。本筋と微妙にからんでくるところがまた。
とにかく読み進める内に主人公の「犀川先生」と「萌絵ちゃん」にどっぷりハマりこみます。マジでオススメ。
年間10冊以上を書き上げるという、この森博嗣って作家、現役の大学の助教授だそうで。他にも趣味が一杯なこのヒト。WEBサイトも好評なようです。
つうか、
作家は片手間かよ!
と問いたい。問い詰めたい。小一時(以下略)
とりあえず、第一巻から読み進めるのがベターかと。文庫にもなってるしね。