その時、彼女は海の方を向いたまま僕に言った。
「あなたのことがわからなくなったの・・・・」
突然の別れ。
波の音と彼女のか細い声がMIXされ、まるでJAZZのピアノのように美しく、今にも壊れそうに聴こえた。
「もう行かなくちゃ・・」
彼女との思い出の海。強い風が僕を襲う。もうまるで僕の声は波と風に打ち消され聞こえないだろう。
・・・あれから3年。またこの思い出の海に来てしまった。
今でも思い出す、彼女と、波と風が奏でる音楽に似た音。 あの時と同じく、風も波も僕を飲み込むかのように激しい。
真っ白い入道雲が夏の季節の到来を知らせてくれる。
ちょっと泣いてみようと思った。ちょっとした恋愛映画の主人公みたいな気分だった。悲しかったけど、不思議と涙は出なかった。
来てよかった、と僕は思った。夏の海は僕を暖かく迎えてくれた。新しい一歩を踏み出す為、持っていたウォークマンのヴォリュームを一杯に上げた。
joyce coolingの「it's you」
美しく、前向きなこの曲。いい音楽はこんなにも僕を前向きにさせてくれる。僕はこの曲を新しいヒトと出会ってもずっと聴きつづけるだろうと胸に秘め、海を背にした。
この記事には続きがありますよ。クリックしてね。夏が来ると、必ず思い出すのが君と一緒にいつもいたあのカフェだ。
真っ白な壁、真っ白なテーブル、真っ白な椅子、真っ白なマスターの髪。
何もかも真っ白なあのカフェで君と僕は将来の夢やお互いの事、時には笑い転げるようなバカ話に花を咲かせたね。
君はいつも冷房も効かないあのカフェで、窓際の一番端の席をわざわざ選んでたね。
汗をかきながら熱いホットコーヒーを飲んで・・・
あの頃の事なら僕はどんなことでも思い出せるよ。
君の着ていたパタゴニアのTシャツ。くたびれたジーンズ。レッドウィングのブーツ。
マスターが僕らの為にプレゼントとしてかけてくれた、 boys town gangの「君の瞳に恋してる」。
君はマスターにせがんで、来る度にかけてもらってたっけ。
あの頃良く行っていた、小さなレコードショップでこの曲を見つけて衝動的に買って
しまった。あの頃の気持ちに戻りたくて。
今聴きながらこの手紙を書いてるよ。
・・・元気ですか?
ホントはそれだけを確認したくて、君にそのコトバを届けたくて、手紙を書いたんだ。
お互い離れてしまったけど、僕はいつまでも君のことを忘れない。
淋しくなんかないよ。この曲を聴けば、いつでも君が目の前に現れるから。
君の大きな二重の瞳に文字通り僕は恋をしていたんだと思う。
だから、「さよなら」のコトバは言わない。
僕はなんとか元気でやってるよ。
新しい生活もやってみればまんざらでもないよ。良い友人たちに恵まれて、僕は幸せだと思う。
タケシなんかは、やっと遊んでくれるヤツが出てきて逆に喜んでる。
・・・・もう昔の思い出にふけってもきりがないので、この辺でやめとく。
いつまでも元気で、そしていつまでも周りを幸せにしてしまう程明るい君でいて欲しい。
それでは・・・・・
荒れ狂う炎の中でリベラは神に祈りを捧げるばかりであった。
そこには神が存在した―――。
リベラは少年時代を暗い、失望のどん底で過ごした。
誰もが思い出すと、想いにふけるはずの少年時代をリベラは二度と思い出したくなかった。
昨日まで仲が良かった友人たちもまるで敵のようにさえ思えた。もう俺の人生は終わり。何度も死のうと考えた。
リベラは近視を直す為、手術をした。医者は常に逃げ道をつくるものだ。医者は確率のせいにし、時折はリベラのせいにもした。要は失敗したのだ。
リベラは失明したのだ。
それは忘れもしない、高度成長期の真っ只中、誰もが幸せに向かって生きているはずの1980年、12月20日のことだった。入院する前、母親はクリスマスの飾り付けをしていた。病院に行く車の中で、リベラにこう言った。
「頑張って手術をすれば、サンタさんがプレゼントを持ってきてくれるからね。」
あれから、毎年楽しみにしていたサンタクロースのことが、リベラは大嫌いになった。無論、クリスマスも。
見舞いに来てくれた友達にも悪態をついた。クラスの人気者だったリベラの見舞いをする友達も日に日に減っていった。
そんなリベラにも信頼できるものが3つだけあった。
ひとつは、幼い頃から、ずっとリベラのそばにいてくれた、ジェニファー。彼女は彼のことを絶対に障害者としてではなく、一人の男として接した。それがリベラには嬉しかった。
もうひとつは、ポール。ビートルズが大好きだった彼はジェニファーとの間に生まれた男の子をポールと名づけた。
ポールも目が見えないリベラになかなかなつかなかったが、6歳のポールとは今では親友だ。
もうひとつは、サルティ。ポールが生まれたときにやってきたラブラドールレトリバーの盲導犬だ。
盲導犬を呼ぶことを頑なに拒んでいたリベラはポールの出産によって、必要に迫られサルティと出会った。
サルティは他のどの犬よりもやんちゃで、他のどの犬よりも利口だった。利口な点を除けば、盲導犬は失格だった。しかし、リベラはサルティを選んだ。完璧ではない身体の自分にサルティが重なって見えたからだ。
苦労はあったものの、サルティはジェニファー、ポールと同様、リベラの生活になくてはならないものをもたらしてくれた。
リベラは幸せだった。手術の失敗後から10年、家族という素晴らしいものを見つけ、幼少からの夢、ニューヨークで貿易の仕事にもつくことができていた。毎日が充実していた。
そんなある日、悪夢は起こった。
NYの世界貿易センタービルの71階で仕事をしているリベラのそばでは嘘のようにおとなしいサルティが珍しく吠えていた。
「サルティ、どうしたんだい?」
サルティは何かを察知したかのように、何かに吠え立てていた。そして、非常階段へと主人を促した。
耳をつんざく爆音。ビルに飛行機が突っ込むなんてリベラは知る由もないのだが、悪夢は再び起こった。
リベラはいやなことが起こると、あの手術のことを思い出す。どんなに嫌な事が起こっても、あの目の手術の失敗の後よりもつらいことはもう起こらないだろうと。
地震のような揺れの後、当然のように火事は起こった。目の見えないリベラにとって、炎ほど怖いものはなかった。
爆音に驚いて、サルティはどこかに行ってしまったようだ。
リベラは周りの同僚たちが逃げ惑って行ってしまうのを見計らったように、ゆっくりと手探りで階段を下りていった。
階段をゆっくり下りながら、リベラは神の存在を疑った。何故俺だけがこんな目にあう?神は何故俺にだけこんなにつらくあたるのだ?
どれくらい階段を下りただろう?煙や油のにおいで非常階段は壮絶だった。逃げ惑う人たちの足音だけが上から下に響いた。
リベラは今度こそ、本当に諦めた。俺はもうだめだ・・・・
ふとジェニファーとポールのことが頭をよぎった。失いたくない。だめなんて絶対思いたくない。
そう思ったとき、あの愛すべき親友が戻ってきた。サルティはリベラの心を励ますかのように、リベラのそばにぴったりとついた。
一歩一歩階段をちゃんと踏み外さないように段差があるときには気をつけろの合図を、炎があるときはストップの合図を、的確にリベラに伝え続けた。
「ありがとう。ありがとう。」
サルティにも、そして神にも感謝した。
涙はあふれ出して止まらなかった。
サルティさえいれば俺は家族の元へ帰れる、そう確信した。
サルティはぴったりと、一度もリベラから離れることなく、ビルを降りきった。
それは盲導犬としての仕事としてではなく、一人の親友を失いたくない、というサルティの気持ちの表れだったのかもしれない。
ビルから出て、まもなくビルが崩壊した後、二人にはもはや事件の原因など、どうでも良かった。少しでも早く、家にいる二人に会いたかった。そして、無事である喜びを報告したかった。
リベラはサルティにもう一度ありがとうを言い、帰ったらご馳走することを約束した。
するとサルティは嬉しそうに一度だけ吠え、大好きなご主人の手を一度だけペロリとなめた。
まるで、
「リベラ、これくらいお安い御用だよ。」
と言っているようだった。
二人はマスコミや野次馬で騒然としている街の中を、寄り添うようにゆっくりと、毅然とした態度で、ジェニファーとポールの待つあの暖かい我が家へと向かった。
もう古いですが、世間を笑わせてくれた田代まさし氏の偉業を称えて。
これ作ったヒトはなんと、事件が発覚した翌日に公開したそうです。
2ちゃんネタ。田代まさしをガンダムキャラに語らせています。
「シミュレーションではうまくいってたのに・・」
「悲しいけど、これ、犯罪なのよね!」
・・・面白すぎ。
NHKのプロジェクトXムービーです。これ作ったヒトも確か翌日には公開していたような。
力作。
超度迫力FLASHムービー炸裂。XIAOXIAOシリーズ。
現在はバージョン7までのリリース。いやはや、凄い技術ですな。
マトリックス好きも、ジョンウー好きも、とにかくオススメ。こっそり過去バージョンをUP
とくにオススメなのは7と5かな?音有りで見てほしい。
韓国では18禁になってしまったという、ウワサの蓮画像です。衝撃的です。一度見るとかなり落ち込みます。正直言ってあんまりオススメではありません。
どうしても見たいという方だけ左のリンクをクリックしてみてください。
僕はこれを始めて見た夜、朝まで眠れませんでした。 みなさんにも同じキモチを味わってもらおうと。
蓮イボ、ハスイボとか呼ばれてます。
画像のみならずFLASHまで出来る始末。最初にあやまっときます。
ごめんなさいごめんなさい
蓮画像 (1) (2)
FLASH版(1) (2)
新作
ジュゼッペ・トルナトーレ/海の上のピアニスト
名作「ニューシネマパラダイス」のジュゼッペトルナトーレ監督の作品ということで、期待はやっぱり裏切らなかった。
美しいピアノの音色、美しい映像、ティムロスの素晴らしい演技。どれをとっても絶品。
一度も船から降りることなく一生を終えた天才ピアニストをティムロスが完璧に演じている。
そのピアニストが奏でる素晴しい曲は全てエンニオモリコーネによるもの。
揺れる船室で動くピアノを演奏するシーンやふと見つけた女の子を見ながら演奏するシーンは息をのむ美しさ。 音楽の素晴らしさを再確認した作品。DVDで何回も観てほしい。
元ヴィデオクリップ等を主に手がけていた中野裕之監督のデビュー作。布袋の音楽 ( 時代劇とギターという一見合わない取り合わせが思いのほかかっこいい。 )にのせて江戸時代くらいの設定なのにcoolでfunkyなとても気持ちいい映画。
布袋自身も出演していて ( その他にも風間壮夫、緒川たまき、谷啓等 ) これがまたかっこいい。 ちょっとびっくり。
最近中野監督は「peace blue」なるイメージビデオも発表。 小笠原諸島でイルカが泳ぐシーンにアンビエントな音楽を乗せただけの作品だが、これが何とも美しくて泣ける。
監督のテーマである「PEACE」なビデオに仕上がっている。 こちらも必見。 DVD買ってしまった。
ジョージ・ロイ・ヒル/ガープの世界
ジョンアーヴィングのベストセラー小説を「明日に向かって撃て」のジョージ・ロイ・ヒルが映画化したもので、若いロビンウィリアムズが今とは随分抑え目の演技で主演している。
ビートルズの「when i'm sixty-four」で始まるオープニングは作品のテーマともつながっており、インパクト有り。
子供が生まれたエピソードとか、ガープ(R.ウイリアムズ)の成長後の姿とか、コメディなのかシリアスなのかわからないブラックユーモア的なところが随所にあるが、人の生と死について深く考えさせられる。
いやあ先週の食あたり、ホントに凄かった。立ち直ったのが実に5日後。大変でした。
友人宅での飲み会。その時集まったのは8人。
結局何が原因だったのか、ホントに食あたりなのかはわからないが、
8人中5人が的中☆
という脅威の実績をもつことになった。
飲んだのが土曜日で効果が現れたのが日曜の午後。
日曜はKITO君のウチでBBQだったので僕は出かけて行った。
久しぶりのBBQということで楽しみにしていた矢先の出来事だった。前日の酒がまだ残っているようで気分が悪いには悪かったと記憶している。僕は酒買出し担当だったため、ディスカウント酒屋に行った。
みんなで飲むときくらい発泡酒はやめとくか
と必死に悩んでいると衝撃的な腹痛が・・・
ayu「あ、ちょっとトイレ行ってくる。」
K子「だいじょうぶ?」
ayu「普通じゃない」
その後、悪夢のような下痢&嘔吐の上下攻撃が僕の身体に押し寄せた。
トイレから出てきたときにはもう呆然状態。
そんなときkito君からTELが。
kito「あー、ayuさん?木炭がないので買ってきてください」
今日はバーベキューではないのか?(怒)炭がないとは一体どう(以下略)
それどころではない僕は近くのショップで木炭を購入。
買出しをなんとか終わらせ、BBQ会場に着いた僕ら。
kito「おつかれっすー」
ayu「やあ」
ayu「では失礼します。」
kito「あ?」
ayu「お願いです帰してください(泣」
肉も食わず、ウーロン茶での乾杯
だけを済ませて足早に会場を立ち去る僕。K子に申し訳なかった。
帰りは車の運転も出来ぬ状態になっていた。これはまずい。帰って熱を測ると8度を超える高熱だった。
定期的に上と下からの攻撃は続いている。
夕食は勿論「うどん」だ。うどんを食べ終わり、ベッドで横になっていると隣で本を読んでいたK子に異変が。
K子「と、トイレ・・・」
後は全く同症状。
月曜日は仲良く会社を休みました。
病床で電話が鳴り、土曜日飲んだメンバーが次々と倒れていく報告があった。ホラー映画を観ているようだった。
沢山のヒトから
それは蓮のたたりだとのお便りをもらいました☆
週末はakkoさんとkitoさんとimaさんがやってきてホームパーテーでした。
初めてのご招待ということで、少々緊張気味の僕ら。
ヒトが来る前日は嫌がる僕を捕まえて決まって掃除という名の
強制労働
をさせられる仕組みに我が家はなっている。
ayu「もう随分キレイになったね。明日の準備は万全だね。」
K子「あ?どこがキレイになったから万全だと?(怒」
ayu「はぁ。床もクイックルワイパーでちゃんと吹きました、隊長。
K子「あのな。
床は雑巾がけと相場が決まっとるんじゃワレ!」
ayu「そこまでしなくても・・・」
K子「なんか言った?」
ayu「すぐにしますです。隊長!」
その日我が家では大層遅くまで溜息と怒号が入り混じった夜が更けていったのであった。
当日はウチの方で料理を作り、kito&akkoさんが自家製豆腐&お酒を買ってくるという段取りだった。
ビールと共に夕食。kitoさんの自家製激ウマ豆腐とK子自慢の訳アリオーブンレンジで作ったグラタン。うまい。ワインも開けてしまってノリノリ。
夕食後はまったりと歓談。
ここでakkoさんが袋をおもむろに取り出した。
akko「ベッカムに恋して!」
映画にちなんだ商品のようだ。説明書きを読むとディタとカルピスとクランベリージュースのカクテルで、ベッカムに恋してというカクテルになるらしい。
さらに説明書きを読む。
「ベッカムに恋してを見終わったような気分になれる」らしい。
映画ともベッカムとも全く関係ありませんでした。
味は美味しかったけどね。
kitoさんが次に取り出した。ズブロッカ(大好きなウォッカ)の隣にあったらしい。ビンがかわいい↓
なるほど、ズブロッカよりなんだか美味しそうなデザイン。早速飲んでみることに。
ウォッカなので、まずはロックで。
香りはいい。ズブロッカを飲むような気持ちで一口飲んでみる。
ayu「ぐぼぁぁぁっ!」
kito「どうしたんですか?」
ayu「きついー。これ何?死にそうなんすけど。」
喉は焼けるように熱い。思わず料理ごと吐きそうになった。
kitoさんがラベル裏の説明を読んでいる。
kito「蒸留を繰り返すこと70数回、純度を極めたポーランド産ウォッカの雄です。
アルコール度は実に96度。
高いアルコール度が印象的な味わいを残す、
世界最強の酒です☆
つうか世界最強って・・・
いやがらせかよ!
世も更け、大人の時間になってきた。
ここでマジトークに入るもよし、恋のハナシに花を咲かせるもよし、お酒も段々回ってきた。
しかし、こともあろうか僕らは
kito「あぁ、いいっすね。ゴダイゴ。オレカラオケでいつも歌うんすよ。」
ayu「え?マジ?オレもなんだけど。」
kito「次はカラオケ対決で行こう(怒」
そんな懐メロ達が何故ウチにあるかはさておいて、流れは次第にアニメ特集へ。
ayu「やっぱ妖怪人間ベムのウタってかっこいいよねー。」
いつしかayu kito imaの三人は酔いに任せて窓全開で
の大合唱をするという愚行をやってのけていた・・・・
さーかせーて、さーかせーて、もーもいーろとーいき・・・・
夜はまだまだ続くのだった。
2003年の正月の野沢温泉での出来事。
今年は嫁のK子も初参戦で6人での参加だ。
僕ら兄弟は野沢温泉スキー場に行くと必ず、ゴンドラに乗り、ほぼ頂上付近の「森」と勝手に呼んでいるゲレンデへ向かう。
そこは圧雪のない場所。腰くらいまでふわふわの雪が積もっている。
真っ白な木々、少ない人、自然に出来たキッカー(ジャンプ台ね)・・・・
そこは天国を思わせる気持ちのいい場所
なのだった。
両親とは滑るスピードが違うため、別れて滑るのが恒例の決まりだ。
初参戦のK子はもちろん僕らと一緒に滑るしかなく、当たり前のように
「森」に連れて行きます。
まあ我が子を千尋の谷から突き落とすようなもんですから。(笑
のそのそと後ろからついてくるK子を尻目にも見ずに早くも僕らは絶頂
ayu「きゃっほーーい」
いくつになってもこの高揚感は何者にも変えがたい。
ひとしきり滑った後、K子がぼそりと言った。
K「ワタシ、ちょっと休んでくる・・・」
時刻は3時、リフトが止まるまでに後一時間程ある。
ayu「そっかぁ。じゃ4時にゴンドラ前に集合ね。」
K「わかった。じゃねー」
僕らは残り一時間、生き急ぐように滑り倒した。
途中、弟達が疲れたと下山。まだ滑りたい僕は4時ギリギリにゴンドラの方へ向かおうとリフトに乗ろうとした。
ayu「あれ・・・・」
いやにヒトが少ない。おかしい。急いでリフトに向かう。
本日の業務は終了しました。
寂しげにかかっている看板。やばい。
ひとしきり迷った挙句、場内放送を使うことに。
ayu「あのー。呼び出しをお願いしたいんですが。」
おじさん「いいですよ。」
しばらくして若いお姉さんの声で放送が。
「福岡からお越しのK子サマ、お連れ様が第○リフト乗り場でお待ちです。」
は、はずかしすぎる。
しばらく待つが一向に誰も来る気配がない。
時刻は5時。辺りは随分暗くなってきた。もうリフトも止まってるしこのまま滑って降りるしかないのに・・・・
またしばらくしておじさんが呼びに来た。
おじさん「あのー、お連れ様はパトロールと一緒にここまで来るそうですが。」
ayu「・・・そうですか・・」
数分後、ご機嫌の様子でパトロールのヒトが運転するジェットスキーの後ろに手を振りながらK子がやってきた。
K子「ケガもしてないのにジェットスキーに乗ったのはキミが初めてだって言われちゃった」
当たり前じゃねぇか。自分で滑って来いっつーの。
<K子とパトロールさんとの会話>
K「遅いなぁ」
パトロール「キミキミ、早く下山しなさい」
K「待ち合わせしてるんです」
パト「もう誰も来ないよ。リフトも止まってるし」
K「え?そんなはずは・・・」
・・・・ここで呼び出しが・・・
K「あ!これワタシです!」
パト「そこまでちょっと遠いけど、キミ足に自信ある?」
K「ありません(きっぱり)」
パト「・・・じゃあ僕が連れてってあげよう・・」
K「ジェットスキーですか!ありがとうございます!」
足に自信ないってどういうことだよ!
つうか僕が待ち合わせに遅れたのが悪いんだけどね。
K子「あのねぇ、ゴンドラもう止まったけど、動かしてくれるってさ。」
素人じゃあるまいし、
どこまで僕らは迷惑をかけるんだろう(泣
そんなこんなで辺りはもう真っ暗。初の下りゴンドラに乗り込み、宿まで急ぐことにした。
ゴンドラを降りてトコトコと歩いていると、後ろからおじさんの声が。
おじさん「お客様ー。忘れ物です。これ。」
おじさんが持ってきたのはビンディングの一部だった。お礼を言って受け取る。
ayu「ね、ネジが・・・」
ネジはどこにも見当たらなかった。
今日はなんてついていないんでしょ。(泣
次の日、ネジもなんとかレンタルショップでつけてもらい、前日の不幸はすっかり忘れてスノーボードに勤しむ僕。K子も随分上手くなってきた。
弟たちは途中ではぐれた為、昼過ぎになっても出会うことが出来なかった。
昼飯は一緒に食べようと言っていたので迷った挙句、
また呼び出しを利用することに
ayu「あのー。。」
おじさん「今日はどうしたの?」
二人「・・・・・・」
・・・このひとばっちり覚えていらっしゃる・・・旅の恥は掻き捨てといいますが、
2度も呼び出しを使ったのは僕らくらいではないでしょうか?
でも雪質も最高だったし、ハーフパイプも初挑戦で、盛りだくさんな楽しい旅でございました。
※2003年冬のテキストです。
毎年のことで今年も行ってきました、年越しスノボ。昨年同様、信州は「野沢温泉スキー場」へ。
今年も良い雪に恵まれ、最高のゲレンデコンディションに最高の天気も味方し、気分は最高潮。
なんと言っても今年はNEWブーツが我が手中にある。
BURTONのDRIVER
だ。
一枚の板が内蔵されており、滑りに応じてブーツの硬さを調節できるというスグレモノ。
最有力候補だった、DEELUXのサーモインナー(熱で足型をとるインナー)のブーツを凌ぐ履き心地。
この高級スノーボードブーツは事前に買った訳ではなく、出かける直前に寄ったショップで買ってしまったのだ。
場所は実家の近くのショップであった。弟の「ゴーグルが見たい」の一言で出かけたのがきっかけであった。
ayu「ゴーグルはやっぱり二枚レンズがいいよ。曇らないし。」
弟「うーん。。。どうしようかなぁ」
優柔不断な我が弟を尻目に以前から気になっていたブーツをウィンドウショッピングすることに。
何を隠そうもう5年目に突入するVANSのブーツ、サーモインナー搭載の高価な代物だったのだが、時代の流れと共に僕の繊細な足には合わなくなってきた。
きついのである。ゆえに去年あたりから
素足でスノボ
が当たり前の状況であった。
とここまでは問題ないのだが、スノーボードというスポーツは汗を大量にかく。無論、足にもだ。
一日至福の時を過ごし、滑り終えたあとに更衣室でブーツを脱いだ後、近くにいたヒトは誰もがこちらを振り向く、それほどの悪臭なのです。
去年は自分自身がその臭いにやられました。
つうか問いたい。
足って太るの??
とまあこんな調子でブーツの激しい必要性を感じていたわけで、かといってお金も無いのでウィンドウショッピングな訳だが、ふと去年から狙っていたDEELUXのブーツの価格をみて驚いた。
14800円。
驚異的な価格である。しかも在庫が少ない。しかし、サーモインナーはきっちりと足型をとってなんぼの商品だ。この店がきっちり焼けるかどうかはわからない。なにせ初めてきたお店、なにせ、
ウィンドウショッピングなのだから
僕はそのブーツをおもむろに取り、履いてみることした。すかさず、寄り添ってくる店員。
若い。年は僕より5つは下なのが確実といったところか。
店員「ブーツをお探しでしょうか?」
あたりまえじゃねぇか。ブーツ試着してるんだから。(怒
ayu「あ、そうです。DEELUXってどうなんですかねぇ。履いてみたカンジ、ちょっとキツイんですけどサーモインナーってフィットするんでしょ?」
店員「あんまり。。。。」
ホントか?ホントにコイツわかってるのか?疑いのまなざしで店員を睨む僕。他にオススメはないのかの問いに少し高い20000円のブーツを持ってきた。salomonだ。
店員「これ結構評判いいですよー。履いてみられます?」
つうかもう紐ほどいてんじゃねぇか!のコトバをぐっと飲み込み、履いてみることに。
なるほど、さすがサロモン、ヒモが締めやすい。が、インナーがいまいちだった。
ayu「インナーのフィット感がいまいちですね。」
すると待ってましたとばかりにすぐ横の25000円のサロモンをもってきた。
店員「これはインナーが上等の素材なのでかなりフィットします。これはですね・・・(以下略)」
長い説明を聞く振りをして履いてみる。さっきのよりずっといい。しかし、25000円の出費はちとツライ。つうか、
今日はウィンドウショッピングなんだから。
やっぱり止めようかと思ったそのとき、またすぐ横に33000円のサロモンの中では一番高価なブーツが目に入った。
ayu「ち、ちなみにあのブーツって・・・」
あとで気が付いたのだが、このあたりからやけに店員が元気になっていた。
店員「あ、そちらは今までのとは違いますよー。何しろ・・・・(以下略)」
ayu「こ、これは・・・」
5000円の違いでこんなに履き心地が違うなら俺は5000円払うよ!といわんばかりのフィット感だった。硬さも悪くない。
いやまて、今日は
ウィンドウショッピングのはずだったじゃないか!
ayu「うーん。いいですけど、高いですねぇ。」
店員「これだったら
3000円
引きます。(きっぱり)」
値引き。。。このコトバに弱いのは僕だけではないはず。
この「お得感」に騙されて何度衝動買いをしたことか。「お得感」恐るべし。
しかし滑るのは明日。もう裸足では滑りたくない。しかし金も無い。どうしたものか。。。
ayu「ちょっと考えさせてください。」
店外へ出て煙草に火をつける。落ち着きたいときはこれだ。さっきは心拍数がかなり上昇していたに違いない。
ふと上を眺める。
夏のボーナス一括払い
ayu「えっとこれを・・・・」←即決
店員「あぁ、お客さん、僕の本当のオススメのを履いてみませんか?」
てめえ、最初から言えよ!
そのブーツは世界のバートンだった。価格は38000円。最初のDEELUXからすると倍以上だ。
サロモンを買おうとしていた僕だが、とりあえず履いてみることに。
今までに無いフィット感、ヒモの締めやすさ、脱ぎやすさに驚く。
揺れ動く決心。さっきのからたった5000円も高いじゃないか。それに、そんなに高いブーツを買わなくてもいいか。
店員「このブーツはですね。一枚板が入ってまして、滑りに応じて硬さを調節できるんです。」
ayu「え・・・?!」
店員「しかも、つま先にスパイクがついてましてスノーパーク等で歩いて上るときにラクチンなんですよー」
ayu「それ下さい」
このときの僕の頭からは湯気が上がっていたという(弟談)
このとき、僕の頭の中では自分がこのブーツを履いて滑っている姿で一杯だった。
店を出るときにふと気が付いて弟に聞いた。
ayu「ゴーグル買ったの?」
弟「あ、高いからやっぱいらない。」
結局買い物したのはオレだけかよ!
と切れてみても後のマツリ。
2002年、北海道の有名ゲレンデ、アルファリゾートトマムに行ったときのレポです。
天気予報は3日とも晴れ。積雪は170cmとまずまず。ま、北海道にしては少ないかな?吹雪かないのが一番だね。
福岡より飛行機→JR北海道にてトマム駅へ。
まず、ビールを飲みながら駅弁を。メニューはさんざん迷った挙句、
「ウニ弁当」
これしかないでしょ。
初めてのJRでの移動。荷物の置き場が少ないのがちょっと、なカンジだけど、風情があってとてもよかった。
スキー場に来てもほとんど感じることのない、「雪国」気分を堪能。列車に揺られ、ビールも飲んで、ふつふつと湧き上がってくるボルテージを抑える。
トマムに着くといきなりの豪雪。て、天気予報は?
着替えてゲレンデにでると、気持ちも高ぶってくる。 記念すべき初トマムでの1本目、
「ゆ、雪質サイコー!」
気温の低さが良いのか、トマム山の立地条件が良いのか、圧雪されたゲレンデであったにも関わらず、エッジがガンガン効く。広島などでは絶対に味わうことの出来ない雪質。
ちょっと自分が上手くなった気分。まさに絶好調。
しかし、寒い。寒すぎる。顔に直でくる寒さ。
これも今までに味わうことのない寒さ。気温計をみると
マイナス12度。死にそうです。 一日目はナイターまでガツガツ滑り、お楽しみの夕食へ。
ここでは、石狩鍋、アスパラバター(見たことのない太さのアスパラ。うまい)、ホタテバターなど、北海道ならではの食事を。もうご満悦。
ビールも嫌が応でもすすんじゃいます。
ノリノリの僕らは周りのことに全然気づかず。ふいに店員がやって来た。
店員「ラストオーダーです。」
僕等「え?!もう?」
ふと見渡せば店内に残ってるのは・・・片付ける店員さんたち・・
またやっちまった。
これじゃ、いつもの飲み会と変わらねーよ。
二日目の天気はくもり。
行ってないコースを制覇しにひたすら滑った。
前日は行けなかった頂上付近はまさにパウダースノーならぬ、シルキースノー。
涙が出そうなくらいボードの板に食いつく雪に感動です。
無圧雪のコース外でもへっちゃらです。ビデオに出てくるプロみたいな錯覚に陥ります。(←アホ)転んでも全く平気。
笑いが止まりません。
滑っちゃいけないリフト下にも上手いヒトを真似して行っちゃいます。
トマムにもスノーパークがあるんで、行ってみた。要ヘルメットなので、レンタル。
来年はヘルメット持参にしようかな?
こういうゲレンデのキッカーってものすごく飛びやすい。高さはめっちゃ高いのに、角度の設定が素晴らしいのか恐怖感がわかない。雪質のせいでもあるんだろうけど。
二日目の昼食はトマム山の中腹にある、「レストランコンコ」
山小屋風のつくりで、雰囲気満点。食事をするスペースと休憩するスペースを分けており、休憩スペース以外では禁煙な為、非常にお客の回転率が良い。
これは他のレストランでも見習うべき。
ここに来るお客のほとんどがビーフシチューを食べに来るといっても過言ではないくらい、うまい。
他のゲレンデのくされ1000円カレー(どこいってもボンカレーより不味いのはどうして?)はいったいいくらの利益があるんだ!と切れそうになるくらい、ここのビーフシチューは美味かった。あと、ゴマフランスパンね。他のメニューも美味そう。
トマムに行ったヒトは絶対オススメ。
そんなこんなで、夕方からは、
犬ゾリクルージングへ。
アイスドームという全て氷で出来た施設(これがまた幻想的で素晴らしい。
犬ゾリなんて初体験だったが、マッシャー(犬ゾリをコントロールする方)のおにいさんがめちゃめちゃかっこ良い。
パタゴニアの最上級グレードのジャケット
も光っていた。
犬ゾリというからには、わんちゃんがソリを引っ張るのだが、そのハスキー犬が賢いこと。
マッシャーのお兄さんの掛け声と共に一斉に走り出すわんちゃんの賢さと忠誠心は鳥肌もん。
ボールしか見えてないウチの犬もここで修行させようかと本気で考える。
犬ゾリは思ったより早く走った。とても犬たちが引っ張っているとは思えないくらい。氷で出来たトンネルを猛スピードで駆け抜ける。これはかなりエキサイティング。
あっと言う間に走り終えた後、お兄さんはわんちゃんたちを誉めて回る。
わんちゃんたちはお兄さんが大好きみたいで、お兄さんのねぎらいが心底嬉しそう。ちょっと感動。 こういうリゾートスキー場に行ったのは初めて。滑りまくるだけじゃなく、これも又、アリかな、と思った。
夜は又々海の幸&ビールで後一日しかない北海道の夜を堪能した。
3日目は午前中までの残り少ない時間しかない。
前日降った雪のおかげで、朝から最高の気分。
前日から予約してあった「オフピステツアー」(圧雪されてないゲレンデ外をインストラクターと一緒に滑るナイスなツアー)
が積雪量の多さにより中止。ホントはこれが目的だったんだけどね。
恐るべしトマム。
圧雪ゲレンデもノリノリの未圧雪ゾーンへ変化。こうなると、楽しさは絶頂。
ターンする度に舞い上がる雪に我ながら酔ってしまう。どんなに急な斜面でもこれだけ雪があるとガンガン滑れてしまう。まさにパウダースノー。
あぁ、神様。これがパウダーなんですね?
なんて神に感謝したりなんかして。
寒さも実際は強烈なのだが、(マイナス12度!)そんなものにかまっているヒマは全くナシ。
3日目ということもあり、体の疲れも絶頂。足はガクガク。
そんな状態だが、めいっぱい楽しめた。
素晴らしい雪質をありがとう。これだから北海道はやめられない。
そんなこんなで、楽しかったトマムツアー。
良いトコばっかり書いても仕方ないので、ちと気になった点をいくつか。
■■リフト寒すぎ、遅すぎ、古すぎ。■■
リゾート地が聞いてあきれるリフト等の施設のヘボさ。今時 一人乗りリフトが君臨しているのには苦笑。来年はなんとかしてね。
■■ホテル静電気すごすぎ■■
ホテル「ザ・タワー」に泊まったのだが、外観のカッコ良さとは裏腹にやっぱり古さは隠せない。
それはそれでガマンすればなんとかなるのだが、静電気が凄すぎる。ホテルの扉、壁などに触る度に静電気が。
これはいただけません。
■■ホテル間のシャトルバス少なすぎ■■
せっかくのリゾート地、他のホテルのレストラン、アイスドーム等の娯楽施設等にも行って見たいもの。
移動の手段はシャトルバスオンリー。これがやっぱり少ない。間違ってJRトマム駅まで滑り降りてしまった僕等は1時間もシャトルバスを待つハメに。これじゃあダメダメ。
■■営業時間短すぎ■■
福岡くんだりから行く僕等にとってはこれはつらい。
ほとんどのリフトが4時で終了してしまう。ナイターゲレンデは一つしかないし、そこに集中してリフト待ちが大変。
とは行ってもトマムの雪質、ホテルの従業員の対応は最高。(わざわざ、ホテルバスを呼んでくれたトマム駅ステーションのお姉さんありがとう)
来年も行ってみたいと思わせるゲレンデであった。リフトもナイター以外はほとんど待たずにのれるし。
オフピステツアー、行ってみたいな。
あと、雪の中のジャグジーも良さそう。全く時間的に余裕がなかったのが残念。
メンテナンス、といってもスプレーワックスをかけて終わり。って人がほとんどだと思います。
僕も数年前までそうでした。しかし、スプレーワックスは「しないよりはマシ」という程度。リフト2,3本で終わってしまいます。
雪山に来てやっとノッてきた。 と思ったらもう滑らない板なんてつまらないですよね?
特に春先の緩斜面。板が滑る人は何事ないですが、滑らない人は途中で板をはずさないといけない。あれはツラい。
滑りにものすごい差が出ます。
その理由は、WAXとは板に
「微粒子レベル」
で浸透して、初めて威力を発揮するものだからです。表面にWAXが残った状態で滑るなんて、
「雪上のゴミを拾うタダの板」です。
基本的に表面に残っているWAXは「ゴミ」だと考えてください。
というわけで、第一弾メンテナンス企画、「HOTWAX」のススメです。
HOTWAXとはSHOPなどで、アイロンでかける「すごそう」なワックスのことです。
これが結構簡単にできます。初期投資額も驚くほど少なくてすみます。
まず、驚くのは滑りが激変します。
あなたの上達度も10%、いや30%はUPすることでしょう。(笑)
まず、用意するものは家庭用アイロンです。
専用のアイロンは高価なので買いません。
次に、HOTWAX。雪の温度によって色々ありますが、最初は安いのをchoiceして下さい。(700円)スクレパー(500円)、ブラシ(1000円)はナイロンのものをとりあえず購入。
馬毛のもの、真鍮のものは必要であれば。(結構高い)後はファイバーペーパー(500円)と、クリーニングペーパー(なければティッシュでも可)と、WAXリムーバー(500円)。思ったより安くつきます。
WAXは高いものを1回塗るより、安いWAXを
10回塗ったほうがマシです。
塗る回数が多くなる程滑走面に深く染み込み、持ちも良くなります。
リムーバーで残っているWAXと汚れをとります。
スプレーをして、しばらくおきます。
完全に乾いてしまうとダメなので3分の1くらいずつやるとよいです。しばらく待つと汚れが浮いてくるのがわかります。
ここで焦ってはいけません。
浮いてくるまでふき取りたい気持ちを抑えましょう。
汚れが浮いてきたところですかさずクリーニングペーパーで拭き取ります。
ここで手を抜くと、その上にWAXを塗っても全く意味のないものになってしまいますので、
「気合」
を入れてください。その汚れが滑る度にゴミを拾ってしまうからです。
WAXを溶かして、板にたらします。
アイロンの温度は「絹」(110度くらい)を選んでください。
慣れてきたら、WAXの硬さによってアイロンの温度を調整して下さい。「WAXが流れ落ちるくらい」を目安に温度を調整しましょう。(低温用の硬いWAXの方が温度は高くなります。)
ファイバーペーパーを敷いてアイロンをかけます。
これを使うことにより、少ないWAXでよく伸ばすことができ、板のこげるのを防止します。かけ方は板がこげないように、同じところで止まらずに、WAXを伸ばします。
板に
「微粒子レベル」
で浸透させることが大切なので、それを念頭において薄く伸ばしていきましょう。
ファイバーペーパーがない、もしくはそんなお金がない!って人は直接アイロンをかけましょう。
板を焼かないようにより気をつけてください。板に
「微粒子レベルで」
・・・もうお分かりですね。
WAXを伸ばし終わったらしばらく置きます。しばらく、というのはWAXが浸透するまでです。1時間~1日おきましょう。
時間がなくても焦らずに。ここまでくると早くWAXをはがしたくてたまらない気持ちに苛まれます。
十分に浸透したら、スクレパーでWAXを剥がします。この作業が一番大変で、且つ重要です。「気合」で剥がしてください。
この作業で手を抜くと前述の
「ただのゴミを拾う板」
が出来上がります。
残ったWAXが滑るうちにどんどん雪上のゴミを拾っていくからです。
「気合」です。
女性にはこの作業は大変なので、その辺の適当な男を
ピックアップ
してこの作業をさせてあげましょう。ちょっと誉めたら
何かを覚えたてのサルのように
喜んで剥がしてくれるはずです。 (笑)
あんまり気合が入りすぎると傷がつくんじゃないか?と心配する人がいますが、こんなに削っていいの?ってくらい削っ ていいと思います。 大げさに言うともう削れないよ?ってくらい。
WAXが残るくらいより、傷がついたほうがマシです。
大丈夫です、スクレパーくらいで、板は傷みません。
仕上げはブラシです。スクレパーで削り終えたら、そのWAXを滑走方向に削って溝を作ります。
この作業で板の小さな溝(ストラクチャー)に詰まっている余分なWAXを取り除きます。 スクレパーで剥がすのに手を抜くと、ブラシでこする度にWAXの粉が出てきます。
あまり出てくるようであれば再度スクレパーでWAXを剥がしましょう。
この辺でだいたいイヤになってきます。「どうでもいい」なんて決して思わないこと。
この作業で完成です。
これを怠るとせっかくの苦労が報われません。僕はナイロンのブラシを使っていますが(予算の都合上)お金のある人は馬毛ブラシも買いましょう。
馬毛ブラシで仕上げです。これであなたの滑りもジャンプも激変するはず!!
セメントの歩道が公園に格子模様を描く。
ひねくれ者は、たいくつな格子模様を外れ、木がまばらに植えられた場所を横切るが、幸運なことに、結局はセメントの歩道をたどる私と同じ所に行き着く。歩みを止める。
芝生に残る足跡は、急いで向こう側へ渡ろうとして一直線になるではなく、木の周りを左へ右へと歩き回ったり、あるいは2本の木の間をゆっくりと歩き回った、まるでスラロームのような緩やかな弧を描いている。
何人もの人たちが同じコースをたどり、それは人間の残した刻印となっていた。
私は自分のルート選びについて考えた。私の行く先もまた、この木々の向こう側である。
A点とB点を結ぶにはどんなルートが最高なのだろうか?
イースタンシエラのバックカントリーでのこと。
最初の大吹雪の一団が通り過ぎて2日後、3人が集まった。
凍るように寒いが、不平を言う者はいない。雪は乾いている。
急な登りではジグザグにスイッチバックし、長い弧を描くトラバースではスライディングしながら、いくつもの尾根を登る。
あたり一面、森閑としている。
聞こえるのは、自分の規則正しい呼吸と足元できしむ雪の音だけである。
頂上では誰も一言も発しない。
ハイクアップ用のウェアをしまい、足元の雪を踏み固める。
ついにドロップインする時がきた。
仲間の一人がもう我慢できないとばかりに、
「オーーッ!」
と歓声を上げ、標高差450mをわずか数ターンで降りていった。 スプレーでのサインを残しながら。
それぞれが思い思いのスペルを雪に描きながら降りていく。
右ターンが大きくカーブを描き、見えなくなったかと思うと、スロープの遥か下方に再び現れ、そして尾根に当てこんだ左ターンへと、途切れることのないラインを引く。
急斜面のツリーランでは、走り書きしたようなラインが描かれる。
松の古木の間を縫うようなタイトなターンが、突然、はるか左の波のようなバンクに、向きを変える。遠目にも、吸収した重力を解放すると同時に、最高の波に乗ったようなボトムターンのような予感がした。
ボトムから見上げると、足元のボードまで、自分が描いたラインが続いていた。
まだストラップは締めたままで、つま先が痺れているしかし、終えたばかりのトラックを目でたどるのは、
滑るのと同じくらい楽しい。トラックは滑りの出来を教えてくれる。
テレマークターン、スノーボーダーのトラック、サーファーが好みそうなラインを描くスプリット・ボード、それぞれ違って見えるけれど、目指すところは同じである。
そう、公園の気ままな散歩道。
楽しさが生み出した刻印である
ベースに集まると、それぞれが近寄ってハイタッチを交わし、テルモスの湯気が立つ温かい飲み物を回し飲みした。
目的を同じくする仲間意識と、格子模様から外れた今日の滑りの満足感に浸る。
地平線にかかった灰色の雲が、次の雪嵐の訪れを告げていた。
朝になると、トラックは消え、また真っ白なキャンバスが用意される。
報告。2つの点を結ぶ最高のルートは、フリーライドに間違いない
スノーボードは1970年代にアメリカで生まれた比較的新しいスポーツで初めはソリにひもをつけた様な簡単なもので圧雪していない雪 を滑ったことが始まりです。
この時代にスノーボードの原型で2人の青年が雪山で遊んでいました。
この二人の若者が後のスノーボードを発展させていくことにある・・・そう!彼らの名前はいまや巨大メーカーとなった会社の代表ジェイク・バートンとトム・シムスである。
次第に今の様なビンディングやエッジが付くなどと言う改良が進み今の様な形になりました
90年代に入ってから爆発的人気になって、98年からはオリンピック正式種目にもなりました、スノーボードがこれほどまでに 人気が高いのは、自由なスタイルと自己主張だと言われています
スノーボード(&スキー)はある意味麻薬です。
言ってみればただリフトで登って、滑る。たったそれだけのスポーツです。しかし、このスポーツにはそれを上回るだけの魅力があります。
夜出発して現地に着くまでのロングドライブ。朝少しだけ仮眠して、夕方まで滑り、そこでは吹雪が吹き、顔が凍り、まずい1000円のカレーを食い、その日が日帰りならばまたそのまま死にもの狂いのロングドライブ。
それが日曜ならば月曜から泣きたくなる程の日常。
しかし、「もう行かない」なんて誰も言いません。
「次はいつ行く?」
必ず聞くコトバ。やり始めた人は必ず道具を揃えてしまいます。
借金をしてでも。
今年はウェアだけ、と決めていても、次に会ったときにはフルセット(しかもNEWモデル!)そろっているなんてよくあるハナシ。
全然滑れない最初だけで止めてしまった人、修学旅行で「つまらない」と思った人、「寒いからイヤ」なんて言ってる人。もう一度だけやってみては?
楽しさが分かる前にやめてしまうなんて、
もったいなさすぎ。
曲がれなかったターンが曲がれるようになった時、カービングターンができた時、小さなコブでジャンプし着地できた時、そんな時全員が満身の笑みを浮かべています。
その瞬間だけでもその人は
来てよかったんだ
と思います。
それ程、日常との隔たりがあります。お金はかかりますが、リゾートなんてそんなものです。
とにかく、カービングターンで駆け下りるスピード感、キッカーに乗る前のドキドキ感、着地ができた時の爽快感、もう止められません! まさに
スノーボード&スキー=麻薬
です。少しずつですが、その魅力を感じてもらえれば、とこのページを作ってみました。
しばらく音楽のことを書いてなかったので書いてみることにする。
DJやりだして、数え切れないくらいの良い曲に出会ってる。テキストになかなかできないのが凄く残念。
音楽は今まで以上に沢山聴いてるんだけどね。
TANIA MARIA / VIVA MARIA
TANIA MARIAのベスト。この中に収録されてる [ Tranquility ] の穏やかなスキャット&ピアノ。最高に気持ちの良いメロディ。ヴァイナルの2時頃森口さんがかけて、とろけそうになったことあり。マジ名曲。
視聴もできるので是非。
V.A. / SOFA
言わずとしれたKYOTO JAZZ MASSIVEの沖野修也氏セレクトのカフェ系 or 自宅まったりリスニング系コンピ。
タイトルどおり、自宅でまったりとソファーにかけて音楽に耳を傾けるのもよいのでは?
良い曲ばかりです。
GRANT GREEN / GRANT GREEN
JAZZギタリスト、GRANT GREENのアルバム。福岡のラジオ放送局「CROSS FM」が開局した時のイメージソングにもなった、大ヒット曲のUS3の曲の元ネタ。[ Sookie Sookie ] もちろんUS3のそれよりカッコイイのは言うまでもない。これも師匠のプレイを聴いてから即買い。(笑
こちらも視聴があるので是非。
週末はakkoさんとkitoさんとimaさんがやってきてホームパーテーでした。
初めてのご招待ということで、少々緊張気味の僕ら。
ヒトが来る前日は嫌がる僕を捕まえて決まって掃除という名の
強制労働
をさせられる仕組みに我が家はなっている。
ayu「もう随分キレイになったね。明日の準備は万全だね。」
K子「あ?どこがキレイになったから万全だと?(怒
ayu「はぁ。床もクイックルワイパーでちゃんと吹きました、隊長。
K子「あのな。
床は雑巾がけと相場が決まっとるんじゃワレ!」
ayu「そこまでしなくても・・・」
K子「なんか言った?
ayu「すぐにしますです。隊長!」
その日我が家では大層遅くまで溜息と怒号が入り混じった夜が更けていったのであった。
当日はウチの方で料理を作り、kito&akkoさんが自家製豆腐&お酒を買ってくるという段取りだった。
ビールと共に夕食。kitoさんの自家製激ウマ豆腐とK子自慢の訳アリオーブンレンジで作ったグラタン。うまい。ワインも開けてしまってノリノリ。
夕食後はまったりと歓談。
ここでakkoさんが袋をおもむろに取り出した。
akko「ベッカムに恋して!」
映画にちなんだ商品のようだ。説明書きを読むとディタとカルピスとクランベリージュースのカクテルで、ベッカムに恋してというカクテルになるらしい。
さらに説明書きを読む。
「ベッカムに恋してを見終わったような気分になれる」らしい。
映画ともベッカムとも全く関係ありませんでした。
味は美味しかったけどね。
kitoさんが次に取り出した。ズブロッカ(大好きなウォッカ)の隣にあったらしい。ビンがかわいい↓
なるほど、ズブロッカよりなんだか美味しそうなデザイン。早速飲んでみることに。
ウォッカなので、まずはロックで。
香りはいい。ズブロッカを飲むような気持ちで一口飲んでみる。
ayu「ぐぼぁぁぁっ!」
kito「どうしたんですか?」
ayu「きついー。これ何?死にそうなんすけど。」
喉は焼けるように熱い。思わず料理ごと吐きそうになった。
kitoさんがラベル裏の説明を読んでいる。
kito「蒸留を繰り返すこと70数回、純度を極めたポーランド産ウォッカの雄です。
アルコール度は実に96度。
高いアルコール度が印象的な味わいを残す、
世界最強の酒です☆
つうか世界最強って・・・
いやがらせかよ!
世も更け、大人の時間になってきた。
ここでマジトークに入るもよし、恋のハナシに花を咲かせるもよし、お酒も段々回ってきた。
しかし、こともあろうか僕らは
懐メロ特集で大盛り上がりだった
kito「あぁ、いいっすね。ゴダイゴ。オレカラオケでいつも歌うんすよ。」
ayu「え?マジ?オレもなんだけど。」
kito「次はカラオケ対決で行こう(怒」
そんな懐メロ達が何故ウチにあるかはさておいて、流れは次第にアニメ特集へ。
ayu「やっぱ妖怪人間ベムのウタってかっこいいよねー。」
いつしかayu kito imaの三人は酔いに任せて窓全開で
高橋真理子/桃色吐息
の大合唱をするという愚行をやってのけていた・・・・
さーかせーて、さーかせーて、もーもいーろとーいき・・・・
夜はまだまだ続くのだった。
みなさんご存知のドラえもん。国民的キャラです。IMEもちゃんと変換してくれます。凄い。
こころ温まるオハナシが多いといわれるドラえもんですが、ブラックなのも数多く存在します。
基本的に藤子不二雄のマンガってブラックなのが多いのです。それを集めたサイトです。
ドラちゃんの本音
著作権の問題からか、黒塗りにしてるのですが、それがさらにブラック感を増してます。
ドラえもんそれはひどすぎます。
そのほかにも「ジャイアン残酷編」「骨川家伝説編」とおもろいコンテンツ満載です。
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「空耳アワー」の動画アーカイブ集
懐かしい。
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最近ハマってるサイト
「文芸ジャンキー・崖っぷちパラダイス」
恐ろしい情報量です。映画、文学、音楽、マンガ、絵画等ジャンルの情報が満載。著名人の墓標巡りもされています。
すごすぎ。
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偽古畑任三郎
バカフラッシュです。笑えます。
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世にも奇妙なDVD
こういう誤字ってあちらの日本向け製品では常識のようです。
難しいんですね。日本語。
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間違い探し
よーく見て間違いを探してください。どこかにおかしいところがあるはずです。音ありだとなおよくわかるようです。気づくまで結構かかると思います。