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August 31, 2003

DJMIX ver4.06  [ DJMIX ]

DJMIXのカテゴリもアーカイブ化しました。

もうほとんどのコンテンツの移行が終わりつつあります。

さて、DJMIXの第4弾です。今回は生音の古めのJAZZを中心にの選曲でがんばってみました。生音でもなるべくつないでいきたいとやってみましたが、難しいっすね。

三菱の車のCMで有名なミシェル・ルグランのキャラバンの到着はどうしても自分MIXで使いたかった曲。これをアタマに入れたせいで、その後の展開がめちゃめちゃ苦労しました。
wack wack / young holts trioは、映画ディナーラッシュの挿入曲。これも大好きな曲。
You Make Me Feel So Good / Bobbi Humphreyはエンディングに相応しいまったりとした名曲。ヴァイナルカフェ午前3時頃に最近良くかける曲です。泣きそうになります。

CDほしいヒト、メールにて。ちゃんと送ります。ちゃんと。。

ayumix4.jpg
↓LET'S PLAY !(要realplayer

現在聞くことができません。XFADEさん迄JUMPしてください。


この記事には続きがありますよ。クリックしてね。

MATRIXピンポン  [ NETA ]

メディアプレイヤ貼り付けテストを兼ねて再掲載。

仮装大賞の今年の優勝作品。MATRIXを実際に再現している。脱帽。

25_s.jpg

↓要windows media player


ブラスター作者近影  [ WEB ]

遂にブラスターの作者が逮捕されました。(YOMIURI ON-LINE)

18歳、身長193センチ、体重145キロ。近所の人の話では、孤独を好み、車を猛スピードで運転するのが好きだったという。

↓こいつらしいです。
ハゲデブ

つうかこいつ18かよ!

とりあえず、亜種の方の犯人らしいけど、ほかの人が出てきてもコイツには勝てないでしょ。おそらく。
【関連記事】
ブラスターの恐怖
ブラスター作者タイーホ

August 30, 2003

ブラスター作者タイーホ  [ WEB ]

人々を恐怖のどん底に落としたBlasterウィルス

今までのメールなどによる感染とは違うため、被害は50万人とも言われている。

その犯人が遂に逮捕される模様(YOMIURI ON-LINE)

政府筋によると、この少年がワームをテストしているところを目撃した人物が、捜査当局に電話をかけてきたという。 また研究者はMSBlastのコード内に、Microsoftのビル・ゲイツ会長にあてたと見られる「billy gates、なぜこんなことを可能にする? 金儲けをやめてソフトを修正しろ!」というメッセージを発見した。
この少年のせいで余計な仕事をするはめになった人がどれだけいたことか!(泣

ウィルスソフトが飛ぶように売れているらしいですが、
windows updateをマメにやってればほとんど感染しないと思うのは僕だけだろうか?

August 29, 2003

S.スピルバーグ / Catch me,If you can  [ MOVIE ]


S.スピルバーグ / キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

スピルバーグ+トムハンクス+ディカプリオというハリウッドの王様のような映画なのでどうなることやらと思いながら観始めたら、派手さはないものの、よく練られた脚本にびっくりした。

地味めの演技のディカプリオがとっても高感度大。
最後まで笑わせてくれるウマさはやはりスピルバーグならではなのだろうか?

序盤でフランク役のディカプリオが小切手を偽造し、パイロットに返送して飛行機にタダ乗りするシーンは痛快そのもの。

親父役のクリストファーウォーケンもジョンウィリアムズの音楽もとてもよかった。オススメ。

August 28, 2003

EXCELでパックマン  [ GAME ]

■EXCELでパックマン。
なんとエクセルであのパックマンが遊べます。↓証拠写真
packman.jpg

ソースを開くと意外に短くてびっくり。しかし苦労のあとが伺えます。一体どうやって動かしてるのかとよくよく見ると、セルの色を塗っているのです。そしてゲーム画面は10%に。
そのアイデアにびっくりです。
↓チェリーの下の枠がセルのカーソル。わかるかな?
cherry.jpg

他にもインベーダーやラリーX等、僕らの世代が聞いたら涙を流すであろうタイトルがEXCELで遊べてしまうのです。

こんな凄いものを作った近田さんのパックマン作成記も感動の涙で何も見えません。(泣


衝動買物者=精神病  [ WEB ]

ちょっと前のエントリーで紹介した、買い物依存症という病気、

精神病に登録されちゃった☆

「多くの女性が、ショッピングで代理満足を求めている」とし「夫の関心が十分でなかったり、幸せでないとき、そして生活が退屈に感じられるとき、女性らが衝動購買に走る傾向があるようだ」

買い物大好きなアナタ!気をつけましょうね。しかし


我が家が一番危ないという罠☆

僕オトコなんすけど。

August 27, 2003

過去ログ補完  [ DIARY ]

以前の日記に書いてたネタ系のコンテンツの過去ログを補完しました。主にネタのカテゴリ入れました。
選りすぐりなんで結構笑えると思いますよ。

音楽と映画はまだどうするか検討中。アーカイブ化するか、htmlのまま行くのか非常に難しいところ。


へえー。ボタンFLASH  [ WEB ]

テキストサイトとして尊敬してやまない「僕の見た秩序。」@ヨシナガさんの話題の3DリアルへぇーボタンFLASH。話題のトリビアのボタンをFLASHで再現。






何故か何度も押してしまいますね

番組を見ながら押してみましょう。

このフラッシュ、かなりの反響のようで、なんと


ヤフオクでこの情報を販売してるヒトまで☆

ノリはタマちゃんアイスを売るおじちゃん

と同じですな。

August 26, 2003

■ 真夏の夜の夢  [ DIARY ]

うだるような暑さで僕は目が覚めた。暑い。

最近の僕は人並み以上に暑さに対して敏感だ。精神的ストレスとか体の不調などと言われることもあるが否、

単なる太っちょだとヒトは言う

しかも蚊に何箇所も刺されているようだ。痒い。

僕はムヒを取りに行くため、寝室からリビングへと向かった。あまりの不快感の為、思考が定まらないし、目がかすんでよく見えない。

ムヒを塗り寝室へ戻ろうとしたそのとき、なにやら玄関先で物音がする。

「がさごそ、がさごそ」

先日見た呪怨が強烈にフラッシュバックした。相変わらず目はかすんで見えない。

気になってそのまま寝るわけにもいかず、僕は玄関の扉を開けた。

扉は重かった。

開いて外を除くと


そこにはメガネをかけたデブ男が扉にしがみついている。


ayu「ちょっとキミなにやってんの?!」

男「実はayuさんのこと・・・・好きなんです!

ayu「あー?てめえこんな夜中にナニ言ってんだよ。コロスぞ。扉から離れろよ。」

男「そんなayuさんも ス・テ・キ(はあと)」

ayu「絶対コロス!」

僕は男を殴った。ありったけの力で。しかし、男は太っちょな為、弾力があり全く効いてないようだ。男の笑い声がコダマする。

僕は諦め扉を閉めた。

一体何が起ころうとしているのか。気持ちを落ち着かせる為、僕は冷蔵庫に飲み物を取りに行った。

ayu「リビングの電気が点かない・・・」

ヤツの仕業だと気が付いた。僕は諦め、手探りで飲み物を取って飲み、寝室へ戻った。

寝室では嫁K子が爆睡している。

ayu「ちょっとおきてよー。変なヤツがいるよー。」

K子「うーん・・・・」

ayu「ちょっとー、こわいってー。」

K「うるせーよ!(怒

ayu「・・・・・・」

僕は仕方なく寝ることにした。ふと布団をかけて横になろうとした。今日はなんか変な日だ。あのデブは一体・・・・

と、ふと横を見ると・・・ヤツが横たわっている。


デブキサマどっから入って来たんだよ!(怒

デブが僕に寄り添ってくる・・・

男「ayuさーーーーん」

ayu「あああああああああ・・・・」


ふと気づくとデブはいない。夢だったのだ。。


一体どんな夢だよ!

と夜中ヒトリツッコミを入れたのはいうまでもありません。だれか夢判断してください(泣

しっかしリアルな夢だった。

参照用リンク | コメントを読む/書く (2) | 関連記事 (0) | 08:34 AM
August 25, 2003

悪魔のメモリ  [ DIARY ]

気がつくと後輩Tが僕の後ろに立っていた。

僕がびくっとして後ろを振り向くと、普段は寡黙な彼のニヤリとした笑顔がそこにはあった。

ayu「な、何?」
T「ayuさん、メモリいります?DDRっすよ。512MB!
ayu「まじー!いるいるー!
T「ウチのにつけたらエラーが出たからもういらないんですよ。バルクだし」
ayu「ふーん・・・・」

どうやらいわくつきのメモリらしいが、512MB増の誘惑に負けた。現在僕のPCには512MBのDDRメモリ(市場価格7000円程度かな?)がついているが、それを追加すると

夢の1GBメモリ搭載マシン

が完成する。どれほど速くなるか楽しみで仕方ない。家に帰って

DVD焼きながらプレミアのレンダリングをしながらフォトショップで作業しよう

と一人ほくそえんでいた。
早速帰ってメモリを挿入して、OSを起動し、フォトショップを起動するとメッセージが。

「サービスを開始できません。」

何故?気になった僕はエクセルを起動してみることにした。

「原因不明のエラーの為、アプリケーションを起動できません」

やっぱりメモリのせいか・・・バルクとはいえ、やっぱりメモリって相性とかあるんだろうか・・・
首をかしげながらもったいないけどメモリはあきらめることにした。泣く泣くはずす。

あーあ、元通りか・・・つまんないなあ、とOSの再起動をかけ、僕は冷蔵庫にビールを取りに行った。

戻ると真っ黒な画面に一行メッセージが。

システムファイル「system」が存在しないか壊れている為windowsが起動できません。

こ、これは一体・・・・何回再起動しても結果は同じ。

メモリ挿して抜いただけだろ!

と夜空に向かって吠えてみても結果は同じ。WINDOWS起動せず。(泣

OSの再インストールをするのもシャクなのでデュアルブートにしてたwin2000を起動し、エクスプローラでXPのシステムフォルダを調査してみた。
すると

system.bak

というファイルがあるではないか!

このファイルを使えば起動できるに違いない!

僕はすかさず、systemというファイルをリネームし、bakファイルをsystemに置き換えた。

喜び勇んでOS再起動!

・・・・・・・

「windowsXPへようこそ」

「インストールの残り時間30分」

なんでOSのインストールが始まってるんだ(泣

よくわからないままOSインストール終了。

その後は察しのとおり。

インストールしたアプリはもちろん、メールもIEのお気に入りも、

綺麗に掃除されてました(泣


systemファイルを気軽にリネーム(ファイル名変更)した僕もいけなかったんですが、文字通り「悪魔のメモリ」となったメモリに向かって午前4時、


ひたすら説教をたれていました

※良い子はくれぐれも真似をしねいようにね☆

復旧大変でした。

というわけで、DJMIXを下さいとメールしていただいた方とかその他ほとんどのネットの知り合いの方、アドレス帳も

行方不明

です。メールください。よろしくお願いします。
[email protected]

August 23, 2003

先物投資物語 後編  [ STORY ]

前編はこちら

悪徳営業マンKに薦められるがまま、先物取引を始めることになってしまったM君。

周りの友達や両親にきつく反対されるも知らん顔。

もういっぱしのディーラー気取りです。

彼にとっては営業マンKの言葉はまさにマジックで、彼の調子の良い言葉がまるで天の声にまで聞こえてしまう始末。もう後戻りはできません。

このときA君は気づかなかったのだろうか?悪徳営業マンKが自分と同じくらいの年齢なのにベンツを転がしていることを

A君はKの薦めで、原油と、すずと、コーヒーを購入することにした。

もう自称先物王と化したA君は怖いもの知らずだった。
とりあえず、貯金として持ってた30万をまんべんなく掛けた。いや「賭けた」

数日後、KからTELが。

K「やりましたよ!Aさん。コーヒーが化けました!」
A「えぇ!まじっすか?」
K「マジです。コーヒーの値段がなんと倍に。他は変動してないんですけどね。」
A「もうコーヒーを換金しようか・・・」
K「だめです!もう少し寝かせれば4倍にはなりますから、もうちょっと待ってみてください。」
A「あ、そうなの?」
K「そうです!ワタシヲシンジテクダサイ

このときA君はKのコトバがロボットのように感じたという。しかし、そのときに気づかなかったA君がやはり悪いのは言うまでもない。

A「じゃ、続けマース。(喜)」

気持ちが大きくなったA君は他の銘柄の事なんかこれっぽっちもアタマになかったという。・・・数日後。

K「Aさん、僕が今から言うことを良く聞いてください。Aさんのコーヒー、2.5倍になりましたよ。」
A「マジ?ということは25万ですね。(喜)」
K「はい。すずは変動があまりありませんでした。」
A「あ、そうですか・・で、肝心の原油は?Kさん絶対上がるって言ってましたよね。」
K「それなんですが、ちょっと暴落しまして、まいなすに・・・」
A「あぁ、そうなんですか・・残念です。で、トータルは今いくらなんですか?」
K「すずが変わらずで、10万、コーヒーが25万、原油はといいますと・・」
A「はい。それで?」

K「マイナス35万

A「は?」
K「でも大丈夫です。追証金を払っていただければ続けられます。続けて見ましょう。」
A「え?」
K「大丈夫です。ワタシを信じてください。あとちょっとなんです。大丈夫です!」

25+10-35=0

そうです。ゼロです。


A「・・・わかりました。ちょっと時間をください。」

彼はなけなしの貯金を使い、親に借り、追証金(手数料のようなもの)を支払い続行した。

・・・数日後

K「Aさん、もうちょっとです。もう少しなんです。」

悪徳営業マンKは数日前と同じことを言っていた。

A「・・・もうムリです。お金ないし。」


こうして彼は1週間ほどで、60万ものお金をドブに捨てました。

僕の先物に対する知識が不足しているため、若干コトバが違ってるところもありますが、

金額にウソはありません

・・恐るべし先物、恐るべし悪徳営業マン。

みなさんも気をつけましょう。

関連サイトをあげときます。
近づいてはいけない商品先物取引

やってはいけない商品先物取引

実際に被害にあったヒトのサイトは強烈です。


サイトマップ(カテゴリ一覧)  [ ABOUT ]

何人かの方々から、

リニューアルして見にくくなったからヤダ

との有難いオコトバをいただきまして、

コイツ殺してやろうか

とも思ったのですが、ここは大人な僕、ぐっと我慢いたしまして、サイトマップなるものを作ります。コンテンツのカテゴリ一覧のようなものです。

ABOUT
お知らせや自己紹介など。まずはここへ。DJやってるヴァイナルカフェの事もここに。

DIARY
日常にあった出来事など。ここが一番多く更新するのではないでしょうか。

合コン物語
こんなカテゴリを作ってもいいのだろうか?合コンに賭ける男女の熱いバトルを綴っています。実話かどうかは ヒ・ミ・ツ☆

MONO
物欲が人一倍大きな僕の買い物日記。気になるモノを紹介。

MOVABLETYPE
このサイトはMOVABLETYPEというプログラムを利用してできています。このページを作るにあたって使ったテクニックなどを紹介していこうかなと。

MOVIE
映画。香港映画から日本のアニメまで何でも観ますよ。

MUSIC
音楽が大好きでこのサイトを始めたようなものです。レビューなんておこがましいことはとっても書くのが難しいです。

音楽の歴史
幼い頃から聴いてきた音楽を赤裸々に綴る音楽の歴史。今回色んなヒトに書いてもらいました。それぞれの遍歴が垣間見れて非常におもろいです。執筆者大募集です。

2ch
2ちゃんねるのネタスレッドを紹介。笑えるヤツを。

NETA
ネタ紹介。一番アクセスが多いのがココですね。残念ながら。

BOOK
面白かった本。最近活字を沢山読み始めました。

STORY
自作物語。半分冗談で書いてます。

WEB
ネットで見つけた推薦サイト、ネット事件簿など。読み応えありです。

SNOWBOARD
スノーボード大好きです。どうしても360ができません。(泣

新婚旅行物語
新婚旅行で行ったスペイン&イタリアの珍道中を長々と綴っています。検索エンジンで飛んで来たヒトに人気なようです。未完。

天国からの手紙
亡くした愛犬の思いを飼い主の勝手な想像で泣きながら書いてみました。ユウヒ、可愛かったなあ

と、そうんなわけで書いて見ました。いかがだったでしょうか?わからないようでしたら尋ねてください

August 22, 2003

先物投資物語 前編  [ STORY ]

知り合いのA君のオハナシ。再掲載です。2年前くらいのハナシでしょうか。

彼は誰にでも好かれる、明るいヒトだった。周りを明るくさせるなかなか他のヒトには真似できない良い面をもっていた。

そんな彼が去年の夏受けた、一本の電話が自分の人生を変えてしまうとは思ってもみなかっただろう。

その電話は福岡の地場で飛ぶ鳥を落とす勢いの企業だという。
いつもは直ぐに電話を切るのだが、彼は暇だったこともあり、セールストークに付き合うことにした。セールスマンはKといい、A君と同じ年だという。

話すうちにA君は一生懸命話すKに親近感を覚えていた。趣味も合うし、恋愛のハナシなどもした。その痴話話も全く気づかないうちに本題に

K「当社は個人向けマネープランを斡旋する企業で、おかげさまで。多くのヒトにご利用いただいております。当社が他社と圧倒的に違うのは商社からの情報でパラジウムで必ず儲けさせる事が出来るところです。Aさんは初めてのお取引ということで、信用をしてもらえる様に、私が必ず儲けさせます。大丈夫です!」

K「私についてきてください。

ここで懸命な方なら必ず、

うさんくさい。

と思うのだろうが、営業マンKのセールストークが光っていたのか、A君に魔が差したのか、どうしても

直接会って話したい

というKの説得に負けて、会うことになった。偶然(なんかでは決してないのだが)Kは近くにいるという。さして用事もなかったAは近所の喫茶店で会うことに。

A君が喫茶店に入るともうすでに笑顔のKが起立の姿勢で立っており、狭い店内でそれとすぐにわかる。

K「どうも。先ほどは突然のお電話もうしわけありません!」
透き通るような声。A君は「なんて純朴そうなヒトなんだろう」と、事もあろうに思ってしまう。
そう、それはなんと言おうと、単なる

営業トーク

に過ぎないのだが・・・

挨拶が終わると早速セールス突入だ。

K「早速ですが、昨今の不景気、どう思われます?」
A「い、いやどうって・・ボーナスが下がったとか・・・」
K「そうですよね!こんな不景気なら銀行に預けてもたかが知れてます。不景気といえば先日のテロ、ご覧になりました?」

↑早くも攻撃準備完了です。

A「はぁ、TVでは見てましたけど。」
K「ひどい事件ですよね。あの事件で中東情勢が混沌としてまして、原油の価格があがっていくのではないかという見通しがありまして。」
A「すぐにあがるんですか?」
K「えぇ。これから投資をしていただいたとして、原油の価格が2倍にがれば、Aさんのも資産も2倍に上がるという仕組みです。」
A「まじっすか?!」
K「えぇ、実際10年前の湾岸戦争の時も倍に膨れ上がってまして、今度の戦争であがるのは目に見えてます。」
A「でもほんとに損はしないんでしょうか?(かなり乗り気)」

K「大丈夫です。間違いないですから!私を信じてついて来てください!!」

こうして先物取引を無謀にも始めてしまったA君。

いったいどうなることやら。。。

.....to be continued.....


新婚旅行物語 第十章 シチリア編2  [ 新婚旅行物語 ]
新婚旅行物語 第十章 シチリア編2「カポタオルミナの誘惑」

朝が来た。窓を開けて寝た為、波の音が体に響いてくる目覚め。なんとも心地良い。

ここ、ホテル・カポタオルミナなグランブルーの撮影の撮影現場として有名なホテルだが、そのミーハー根性も吹き飛んでしまうくらい素晴らしいホテルだった。
観光メインの大忙しのツアー日程においてまさかこんなにゆったりと流れる時間を堪能できるなど思いもしなかった。

朝食へ向かう。朝食のレストランは外のテラスと直結していた。まだ肌寒かったが、もちろん外に。ヨーロッパにきて外で食事をすることが増えた。なにより気持ちいい。ここの朝食が一番うまかった。コーヒーも。


朝食を食べながら今日の打ち合わせ。

ayu「今日はパレルモの方にバスで出かけて遺跡めぐりだね。」
K子「うーん・・・そうだね。」
ayu「そんで、向こうで夕食まで食べよう」
K子「うん・・・・」
ayu「どうかしたの?」
K子「いやなんでもない・・・」

あきらかに何か違うことを考えている様子。朝食を食べ終わった僕らは準備のために部屋に戻ることに。

K子「もう一回ビーチ見に行こうよ」
ayu「うん。いいよ」

ビーチをもう一度見に行くことにした。相変わらずののんびりした風景は心が和む。

ayu「もしかして、遺跡止めたくなってきた?」
K「うん。」
ayu「もしかして水着買いに行きたくなった?」
K「うん。」
ayu「もしかして遺跡行く気ないでしょ」
K「いや、そんなことは・・」

遺跡止めて水着を買いに行きました☆

ホテルの水着はバカみたいに高いので少し歩くことに。ホテルのそばの道に大量の車が路駐してあった。メルセデスAclassやsmartのようなクルマはこういう土地柄で生まれたのだろう。ひときわめだつ漢(オトコ)っぷり溢れる縦列駐車のクルマがあった。
tao4.jpg
脅威の縦列駐車

ふと横を見ると今まさに路駐をしようとしているクルマがいた。クルマ一台分ほどのスペースに止めようとしている。

日本では信じられないことだが、驚くことにそのクルマ(メルセデスのSクラス)は何度も前後のクルマにぶつけながら駐車を完了。
こっそりFRP製のバンパーを見ると、ほとんど傷は残っていない。

だから外車のバンパーはボディ同色じゃないのね。

と納得。

車がガンガン通るがけっぷちの車道を歩く。二人でアルプスの少女ハイジ(なぜ?)の テーマを歌いながら古ぼけた海の家のような所についた。海遊びグッズが所狭しと並べられている。

ゴーグルと二人分の水着を合わせて15ユーロ(約2000円)もちろん日本では恥ずかしくて着れないサムイデザインの水着だ。
僕らはホテルに戻ると一目散にビーチへかけて行った。透き通るように綺麗なビーチは開放感抜群。

場所をプールに移動してパラソルのたもとで寝そべって、持ってきていたウォークマンで音楽鑑賞をしながらビールを飲みながら小説を読む。

ああ、なんてサイコーなんだろう。(涙

これがリゾートなのかと感動した。この楽しみ方は決して間違っていないと思う。K子もご機嫌だ。
tao8.jpg
プールはもちろんグランブルーに登場したプールだ。

夕方までのんびりした僕らはタオルミナの街に夕食を食べに行くことに。タオルミナの街まではホテルからかなりの距離があるが、シャトルバスが無料で出ている。帰りは夜9時に迎えにきてもらえるようだ。
前日も来たタオルミナの街。夜になって雰囲気はさらに良くなってくる。
部屋で飲む用のワインを酒屋で購入し、いくつかのお土産を買ってレストランを探すことにした。

相変わらず、オープンが遅い。夜8時になってやっとオープンするお店ばかりだった。僕らは慌てて入り注文した。

K子「9時まで間に合うかなあ」
ayu「大丈夫大丈夫」

料理は相変わらず美味しかったが、時間があまりないため焦る。
そのとき20人ほどの団体が来た。夫婦でやっている小さなお店は急激に人口密度が増してパニック状態になった。
食べ終わった僕らは会計をすることに。

ayu「やばいね、おばちゃん忙しそうだね」

しばらく待つが一向におばちゃんはやってこない。

K子「バスに間に合わないよ。」

団体に水を出すのも精一杯のオバチャン。僕らはあきらめて待つことにした。

ayu「く、食い逃げする?」

K子「貴様は外国まで来て恥じ晒すんかい(怒

日本ではいつ恥をさらしたのかというツッコミはやめておいたが、時間は待ってくれない。やっとの思いで会計をすませ、猛ダッシュでバスの待ち合わせ場所に向かった。


ayu「やっぱりバスいないね☆

ayu「どうする?」
K子「うーん。あるこうか。」

ayu「あ?

K子「だってタクシーこわいもん」
ayu「だってかなり遠いよ。」


K子「歌ってれば着くって

僕らはここまでタクシーを一回も使っていない。それはなぜなら


タクシーが怖い以外の何者でもなかった←歩くほうが怖いっつーの。


説得してもだめなので40分くらいはかかりそうな距離を仕方なく

「アイアイ」を歌いながらホテルまで歩きました。


二人「アーイアイ アーイアイ アーイアイ アーイアイ」


二人「おさーるさーんだよー(泣」


観光バスやら、タクシーやらがビュンビュン通り過ぎる細い真っ暗な道。ホテルに着いたときは


せっかく買ったワインを飲む気力すら残っていませんでした。


さようならシチリア。


新婚旅行物語 第九章 シチリア編1  [ 新婚旅行物語 ]
新婚旅行物語 第九章 シチリア編1 「グランブルーの青い海」
小型の目覚し時計がけたたましく鳴る。アタマが痛い。ここはどこだろう?僕は一瞬ここがどこなのかわからなかった。

ここはローマのホテルだということがわかるまでかなりの時間を要した。

またヒトリでワインを空けてしまった。
時刻は6:00。早起きが苦手な僕としては

常軌を逸脱しています。

横ではこの旅で常に早寝早起きを実行しているK子が既に準備を済ませ、ホテルの窓からビデオ撮影をしている。

もちろん解説付で。

K子「外はまだ暗いです。しかし幻想的で綺麗ですねー。」
ayu「(いったい誰と会話しているのか?)」

その後もトイレや風呂など部屋の中を撮りまくっている。後で記念になるからこれもいいだろう。

しかしなぜ敬語で話すのでしょう?

準備を済ませた僕らは定番の朝食に。相変わらず朝食は簡素だがうまい。
チェックアウトを済ませ、空港へ向かう。頭の中はシチリア-タオルミナのことで一杯だ。

ローマからシチリアまでは飛行機で2時間程。丁度福岡から沖縄に行くようなものか。眠りこけている間にあっさりシチリアに着いた。天気は最高にいい。
タオルミナまでは例によって送迎者で。もう手馴れたもんである。

目指すはグランブルーの撮影の場所にもなった念願のホテル「カポ・タオルミナ」だ。次第に海が見え否が応でも気分が盛り上がってくる。うねる道を幾度も越えついに到着した。
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星が4つもあるよママ。4つも☆

イメージとしては凄く古い建物を想像していたがその佇まいは豪華そのもの。フロントも、通路も、部屋も

リゾートそのもの

僕らは大はしゃぎでチェックインを済ませると例のビーチに向かうことにした。なんとも趣のあるエレベータで一番下まで降りるとそこは別世界だった。

目の前にはプライベートビーチが広がり、右手には例の洞窟が。。

薄暗い洞窟(天然ものの洞窟らしい)を200m程進むとそこには

映画でみたままのレストランとプールが。

ayu「すごすぎ」
K子「すごー」

思わずハイネケンをオーダーしてしまう僕。K子はパニーニを注文。

レストランはまだオープンしていない為、中には入れないが、あのがけっぷちのレストランは健在、そしてジャンレノとジャン=マルク・バールが潜ってワインを飲んだあのプールも健在。

プールサイドでは宿泊客が水着で横になって小説を読んでいる。
その向こうには眩しいほどの青い海。そしてカメラを下げた東洋の旅行者二人

激しく似合ってません

しかしこんなところに2泊もできるなんて夢のよう。
今日の予定はタオルミナの街徘徊のみなので昼食はこの念願のガケップチレストランでとることにする。

オープンは12:00からなのでしばらくビーチでのんびり。 気温は高いが汗が滲むほどでもない最高のコンディション。不快指数で表すとマイナス500%(別にあらわさなくてもいいけど)

のんびりしてると鼻歌まじりのおっちゃんがやってきた

ayu「シェ、シェフだ。」
K子「まじで?」
ayu「いくぞ!」

シェフが来るや否やテーブルに着く僕ら。向こうからシェフがやってくる

シェフ「☆○▲××##$&¥!」

僕らを歓迎しているようだ。早速オーダーをしてみる。やっぱりイタリア語はわからないが、どうやらメニューはバイキングとコースの二つしかないようだ。

ayu「や、やばいよ。どっちも60ユーロって書いてない?」

K子「やめよう。

ayu「シェフ横にいるし。ムリだよ」

驚愕の高価メニュー。どうする?

ayu「プ・プリーズ」

乗りかかった船だから仕方ない。あきらめながらもオーダーした。
しかし実際に食べてみると、バイキングとは言えさすがに高いだけあってそれはもう素晴らしい食材だった。もう美味しいのなんのって。
tao3.jpg
眺めもレストランの雰囲気も最高でした。


昼食後はホテルからタオルミナの街にシャトルバスに乗って出かけた。そこはローマなんかとは幾分趣の違った佇まいだった。味のある建物が坂道に並んでいる。

山のかなり上のほうに位置する街なので坂道が多いのだ。
今回の旅はとにかく歩きつづけている。午後から夜まで歩きとおし。そのくらい歩いてて楽しいのだ。
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tao7.jpg
夕食はピザを食べた。向こうで言う、「お母さんの味」的なお店だ。石釜で焼いたピザと食後の手作りケーキは最高だった。
ホテルに戻り、タオルミナの街で買った3ユーロのワインで乾杯。

窓を開けると波の音。


ayu「最高だね。ここに泊まれてよかったねー。」

K子「・・・・・・(爆睡中)」


ま、予想はしてたけどね。

もう既に「ねじまき鳥クロニクル」は3冊目に突入していた。


新婚旅行物語 第八章 ローマ編1  [ 新婚旅行物語 ]
新婚旅行物語 第八章 ローマ編1 「花より団子の街ローマ」
ローマに辿り着く前に書き忘れたことが。

2日目のイビサのホテルでカギを預けて出かけようとした時のこと。
なにやらホテルマンのお兄さんが僕らを呼び止めている。

お兄さん「■▽#*@※○○◎」

僕は全身をビクっとさせた。


僕は万引きを見つかった少年のようだった。 海外旅行に来て外国人に呼び止められることなんて滅多にないからだ。

な、なにか悪いことでもしたのだろうか? お兄さんはA4の用紙を僕に差し出している。

ayu「す、スペイン語なんて読めないのに・・・」

その紙はなんと日本語で書かれているではないか!
そのFAXは遥か遠い日本からのお便りだった。なんとプランニングツアーのK野さ ん(祝新オフィス、年齢不詳)からだった。

内容は 「イタリアが大規模なストに入るので、飛行機が飛ばない恐れがある。ということで便を変えたので、スケジュールの変更よろしくー」 というものだった。僕らはここで初めて自分たちだけで海外旅行をしている怖さを知った。

このFAX受け取らなかったら僕達路頭を彷徨ってたね★

K野さん(年齢不詳)の細かな心遣いに感謝。だが、K子はその知らせを聞いて、苦渋の表情だった。

ayu「でも良かったね、ちゃんと連絡が来て。」
K子「朝ご飯が食べられない・・・・・」

そう、K子は毎日の朝ご飯を死ぬほど楽しみにしていたのだ。

ayu「ローマに着いてから空港で食べればいいよ。」
K子「・・・・・・」

そんなこんなで、イビサを予定(昼の便)よりも早く(6:00)←はやすぎ、
ローマに向けて 旅立つのであった。

毎度のことだが僕は朝が弱い。 5:00に持っていった目覚まし時計で目覚めた僕らはタクシーを拾い空港へと向か った。

ayu「イビサ楽しかったね。」

K子「・・・・・・・・」

ayu「どしたの?」

K子「ごはん・・・・」

まだ朝飯のこと考えてるのかよ。

ローマに降り立った僕らはいつものように送迎車の運転手に明るく迎えられた。やはりこれはありがたい。 自分でタクシーを拾ってホテルまで向かうのはやっぱりツライだろう。
今日の送迎車はGMのアストロ。初めて乗るアストロは最高に快適だった。
運転手さんは気さくな無精ひげが似合うイタリア人。
ホテル「クイリナーレ」まで連れて行ってくれる。 ローマ空港からホテルのあるローマの中心部までの道はかなり混んでいたが、僕らの乗ったアストロは隙間を縫うように追い越していく。
邪魔する車には激しいクラクションで対処していく。

ayu「あ、あの怖すぎるんですけど。。。」

もちろんコトバが通じるはずもなく、驚異的なスピードで車は追い越していく。

K「コ、コワイ・・・」

ふとスピードメーターを見ると、

ayu「ひゃ、170km/h・・・・・」


イタリア、恐るべし。

ホテルはかなり豪華なつくりで満足。
僕らは早速、映画「グラディエーター」の舞台、コロッセオに向かうことにした。今回の移動も勿論地下鉄だ。地下に降りた僕らはイタリアの地下鉄の乗車券自動販売機の前で立ちすくんでいた。

ayu「チケットどうやって買うの?(涙」

これがさっぱり分からない。料金はわかるのだが、硬貨を入れてもすぐに返却される。

ayu「絶対壊れてるってコレ。」

ほとんどのヒトが定期券のようなもので素通りしていく。リュックを背負い、カメラを首から下げた超旅行者の僕らだけが自販機の前でおろおろしている。

やはり壊れているのだろうか・・・

と思っていると、イタリアのおっちゃんが向こうから歩いてきた。 おっちゃんは慣れた手つきで自販機に小銭を入れ、あっさりと切符を手にしたではないか!

K子「どこが壊れてるんだよ(怒」

どうやら、細かい硬貨から順に入れていかなくてはいけないようだ。

どうにかならねぇのか!そんくらい。

いつものようにビクビクしながら地下鉄に乗り、乗換えをした後、コロッセオに到着した。

思ったよりボロい。思ったより小さい。

中に入ろうとゲートに近づくと、警備員に呼び止められた。どうやら別の場所で入場券を買わなくてはいけないようだ。チケット売り場を探すとそこは長蛇の列。しかも日本人ばっか。 一気に入る気失せた。やっと順番が来てびっくり。一人20ユーロ近くもするではないか。

高すぎるよ。コロッセオ。

中に入ってさらにびっくり。 全然楽しくないし、キレイでもないし。 歴史的意義や背景が全く分からない僕らには全く無用の長物であった。

足早にコロッセオを立ち去った僕らはガイドブックを片手に近くにある「フォロ・ロマーノ」へ行くことにした。
ここは遺跡の宝庫らしく、見所も満載とある。

なるほど、遺跡が沢山ありそうなカンジがするが、入り口が見つからない。

散々歩いた挙句、やっと入り口発見。また入場料をとられ、なんとか入れたのがもう既に16:00を回っていた頃。K子は空腹のせいか機嫌が悪い。

ayu「わーすごいねー。遺跡だねー。キレイだねー」
K子「なんかムリして言ってない?」

僕らには遺跡はもういいみたいです。

遺跡はおなか一杯だが、歩き過ぎた為、空腹感は絶頂に。僕らはまた地下鉄を乗り継いで、ローマで一番有名な「スペイン広場」に行くことにした。
また自販機で買うのが面倒なため、さっきの使用済みのチケットを試しにさしてみることにした。

K「一回使ったヤツとかだめだってー。」

ayu「あ、とおった・・・・」

先ほど使用した切符がなぜか通ってしまう。

意味わかんねえよ。イタリア

スペイン坂はさすがに観光客(=日本人)でごった返している。有名ブランド系ショップが立ち並び、日本人たちがそれに群がっている。そして誰も彼もがジェラートを食っている。何かがおかしい。

僕らは日本で友人Oに聞いてきたイタリア料理店を探すことにした。彼からもらったのは周辺の超大まかな地図と、「スペイン坂から南に下ったところにある、イル・レオンチーノというお店が激ウマだった」との情報だけだった。

K子「どこかなー?」
ayu「うーん」

つうか全くわかりません。

K子の機嫌は最高潮に悪化している。空腹だとヤツは箸が転んでも怒りだすのだ。
あたりも暗くなってきたし、治安の悪いと言われるイタリアで二人きりで大丈夫なのか?

一時間ほど彷徨った挙句、それらしき看板が。

ayu「あ、あれイルレオンチーノって書いてない?」
K子「書いてある書いてある、急ぐぞ!」

猛ダッシュで走る僕ら。どこにそんな力が残っていたのだろうか。やっと店の前までたどり着いた。

ayu「イルレオンチーノって・・・・」

ネクタイ屋じゃねえか(怒


力尽きた僕らはそこから最も近くにある、細い道を入った路地にあるイタリア料理店に入ることに。 ここも雰囲気抜群だ。

ayu「よし、旅も中盤過ぎたことだし、ワインでも一本飲んで景気つけるか。」

K「てめえはいつも景気つけてるじゃねえかよ

ayu「・・・・・」

頼んだワインは確かキャンティ・クラシコだったと思う。日本でも飲めるんだけどね。ちょっと高めのワインをチョイス。メニューを見てもいつものように分からない為、お任せすることに。

出てきたのはそれはそれは美味しいトマトソースのニョッキと、ベジタブルラザニアだった。
前菜なのに物凄い量だ。 それをこれまた美味なパンにガシガシ付けて食う。やっぱりイタリア料理最高。
メインは子羊のステーキ。

空腹感が絶頂だったため、涙がでそうだ。今日も良く歩いた。


ワインも相変わらず美味い。 そしてこの細い路地で店の外で薄暗い明かりの元食べるこのシチュエーション!

↑これだったら外で食事したくなるね

↑うまかった

↑まじうまかった

いつも飲まないK子もこの雰囲気で、このワインならいけるようだ。

K子「オイシー」

ayu「ちょっと飲みすぎてない?」

食後のコーヒーが来たときには顔が真っ赤だった。
それにしても美味かった。観光客目当てのレストランにしないでよかった。 半分くらい残ったワインをテイクアウトし、会計を済ませると、なにやらK子がカメラを取り出している。

酔っているのでノリノリだ。お店のお兄さんと写真をとろうというのだろう。

僕は仕方なくお兄さんとツーショットの写真をとってやることに。

K子「わーい」


アノ、チカヅキスギナンジャナイデスカー?


店を後にしたのがもう10時を回っていた。夜の地下鉄は怖い ←つうかタクシー乗れって。

K子「うっ・・・・・」

突然K子が駅のホームにうずくまった。

ayu「ど、どうしたの?」

K子「ぎ、キモチワルイ・・・」

周りを見ると、物凄く怖そうなイタリア人たちがチラチラこちらをみている。

ダカラノミスギダッテイッタジャナイカ(泣

なんとかひっぱって連れて行くことに。 地下鉄の中でも緊張しっぱなし、K子はそれどころじゃない様子。

周りのヒト全員マフィアに見えました。(泣

やっとの思いでホテルに着いたと同時にK子は倒れるように寝てしまった。

ayu「フロはいらないのー?」

K「・・・・・」

ayu「おーい」

K「・・・・・」

テイクアウトしたワインと村上春樹の小説で旅の5日目も更けていくのであった・・・


新婚旅行物語 第七章 イビサ編2  [ 新婚旅行物語 ]
新婚旅行物語 第七章 イビサ編2 「イビサ島一周ツーリング」
イビサの夜はゆるやかに明けた。泊まっているホテル「モンテソル」は街中にある為、朝から騒々しい。 朝も結構早く目覚めた僕らは朝食を食べに1階のカフェに降りた。各ホテルで違う朝食を食べるのも結構楽しみだった。 このホテルの朝食はクロワッサン風のパンとベーコンと卵、それにとてもおいしいコーヒーだった。 旅も中盤に差し掛かっている。この朝のヒトトキが旅行気分を更に掻き立てる。 なんと贅沢なヒトトキなんだろう。僕らはコーヒーを飲みながらしばらく街の喧騒を眺めていた。

今日の日程は兼ねてから楽しみにしていた、

イビサ一周バイクツアー

である。この日の為に国際免許も取得済みだ。国際免許は警察署で手数料2600円程で15分程度で申請が終わる。あまりあっさりしすぎて拍子抜けだった。

イビサにはレンタルバイク屋も結構多いようだ。空港からの道にはかなりのレンタバイクの看板があった。通る道は大きめなスクーターが結構走っている。

果たしてバイクを借り、そして無事ツーリングできるのであろうか?
食事が終わった僕らは早速フロントに聞きに行った。昨日エレベータで助けてくれたお兄さんだ。

ayu「i want to rent a motorcycle」
ホテルマン「ok!,ok!」

なんとコトバが通じた!お兄さんはレンタバイクのパンフを僕に渡した。

ホテルマン「have a good driving!」

最初は辛かった会話も段々楽しめるようになってきた。(英語だけどね☆)僕らはパンフのお店に向かった。レンタル屋に着くと、ごつい体つきをしたお兄さんが僕らを迎えた。

お兄さん「■▽#*@※○○◎?」

どうやらバイクを借りたいのか?と聞いているようだ。←ホントか?

ayu「i want to rent a motorcycle!」

お兄さん「OK,OK!!」

諸手続きを済ませ、いともあっさりバイクを借りることができた。

こんなに簡単でいいのか?

お兄さんは地図を僕らにくれ、丁寧にイビサの観光名所を教えてくれた。
借りたのはpiaggio の skipperだ。真っ赤な125CCのかわいいやつだ。久しぶりのバイクなので緊張したが、スクーターなのでなんとかいけそうだ。

僕はまず、ホテルの窓からも見えていたイビサ城に向かうことにした。
例のギリシャ風の大きな建物だ。

運転してみて分かってはいたのだが、右側通行が全く馴染めない。しかもスペインという国は街中では一方通行が圧倒的に多い。
運転してすぐ、曲がる方向を間違えてモタモタしていると、後ろからクラクションが。

後ろを振り向くと外人カップルがあきれた顔で僕らを見ている。その顔つきから


「ニホンジンバカダネー」

と今にも聞こえてきそうなあきれ顔だった。(泣

イビサ城はシーズンオフだからなのか、朝も早いからなのか、全く人がいなかった。
近くの教会にも誰も人がいなくて、ひっそりとした雰囲気。
例の真っ白な建物がずっと続いており、どこをとっても絵になる。

↑真っ白な建物に水色のフレーミングがカワイイ!

僕らはバカ日本人カップルよろしく、ビデオとカメラで収めまくった。
写真とらずにはいられない風景ばかりで感動だった。
人が少ない観光地っていいなと実感。

次は「ヒッピーマーケット」というところに向かうことにした。
バイパスのような一直線の道をひたすら東に向かう。途中で海が見え、気分は最高だった。
ホントにバイク借りてよかった。イビサに来たらバイク、これは正解かも。気温も寒くもなく暑くもなく、過ごしやすい気候だ。

僕は学生の頃乗っていたバイクで二人乗りをして良く出かけたことを思い出した。あれはまだK子と付き合い始めた頃だった。あのころはK子も素直で良・・・・いや

思い出すのはよそう。(涙

迷いながらもヒッピーマーケットについた。ここは一番の観光地なのだろうか、人が一杯だった。

ayu「これは・・・」


ただのフリーマーケットじゃねえか。

もちろん買い物をした。K子はなにやらアクセサリを買っているようだ。僕はナイキの帽子が目に止まってそれを狙うことにした。その店の背のものすごく高い黒人のお兄さんに僕は話しかけた。

ayu「how much?」
お兄さん「20ユーロ」

日本円にして2500円ってところか。迷わず値切ることに。

ayu「price down please!」

身振り手振りで交渉だ。文法なんて気にしません。

お兄さん「・・・・OK!」

あっさりOKだった。

ayu「how much?」

お兄さん「8ユーロ!」


それ下げすぎじゃない?つうか最初の値段はなんだよ

もちろん即決で買いましたがね。

その後も色々なところにツーリングをした僕らは今日の目的としていた、サン・ミケル教会に向かった。丁度イビサの北の方に位置するところにその教会はある。

小高い丘に差し掛かり、その教会は見えてきた。


↑恐ろしく白く美しいサン・ミケル教会

丁度シエスタ(午後のお昼寝タイムみたいなもんか?)の時間帯だったため、辺りには誰もいない。僕らふたりだけ。

↑イビサのシエスタ。物音ひとつしない。

誰もいないどこまでも真っ白な教会、透き通った青い空、近年味わったことのない静けさ。
まるで夢を見ているかのような穏やかな時間。

ホントに感動しました。写真でどこまで伝えることができるかな。

それにしてもバイクの旅はかなり良かった。異国の地での運転はいつもの数倍疲れるけど、やっておいて損はないと思う。ちょっと寄り道なんてこと普通じゃできないしね。

夜はスペイン最後の夜ということで再度パエリアを食べに、イビサ城下の集落へ。
ここにもレストランはあり、結構繁盛している。

↑スペインと言えばシーフードパエリアか。

イビサの独特な夜景を眺めながらスペイン最後の食事を。ワインなんか飲んだりして。これも最高に美味しかった。

ホテルに帰る頃は辺りは薄暗くなっていた。
イビサの真っ白な建物がおしゃれな街灯に照らされ、幻想的な景観になっている。
ここに住んでる人たちは毎日これを眺めているんだろうなと、なんか不思議な気持ちになった。


↑幻想的な夜のイビサ

いい気分でホテルに帰る僕ら。今日も最高の一日だった。部屋に戻り、シャワーを浴びる。一日の疲れがどっと来る。。

綺麗だった風景、建物が脳裏によみがえってくる。

新婚旅行も今日で半分過ぎた。あっという間だった。こんなに楽しくていいのだろうか?
ベットに横になる僕。K子はシャワーを浴びにいった。

おっと忘れるところだった。夫婦の夜はこれからだ。今日こそは・・・・

今度は僕が寝ちゃいました。

かみ合わない僕ら。


ネタをいくつか。  [ NETA ]

■アコードCM人間ヴァージョン
以前紹介した、UK HONDAのアコードのカコイイCMの人間バージョンを発見。

バカバカしさ満点です。

■衝動買いは薬で治る
胡散くささ満点です。

抗鬱剤を飲むといいというのもどうかと思うが、

買い物依存症という病気があることにびっくり。

もしかして僕は病気か?

■究極のアイスコーヒーの作り方
早速今週末チャレンジしてみます。

■蹴って遊ぶホバークラフト
ホバークラフトというよりエアホッケーのサッカー版か。激しくやってみたいです。楽しそう。

■トマソンと少年
日本W杯の頃のちょっと古いお話です。こんなの見ると、W杯って国の関係なく、色んなドラマが各地であったんだろうなと、感動。

■今作ってるかのようなページ
なんかのソフトの会社のサイトです。こんなインパクトがあるサイト久しぶりでした。
なんどでも遊んでしまいました。うーん、凄い。

■アミノ酸では痩せない
近頃めっきり運動しなくなり、食べ物とビールは相変わらず美味しいので、どんどん太ってきており、何かあるたびに、嫁K子に

「うるせーデブ!」

と罵られる僕がやっているアミノ酸ダイエットですが、全く意味がないことが判明。

ちゃんと運動しなさいということですな。

では、最後。
■たまごの知識
ふーん。

August 21, 2003

新婚旅行物語 第六章 イビサ編1  [ 新婚旅行物語 ]
新婚旅行物語 第六章 イビサ編1 「カフェデルマーは何処?」
イビサに着いた事を書く前に少しイビサについて書いておかなくてはなるまい。

この島の歴史は1600年頃に遡る。ローマ時代からの城壁都市の名残がいまだ残っているイビサは当時は交易で栄え、アフリカとヨーロッパを結ぶ密輸の中継地として有名だったという。その頃の城壁は今でもイビサタウンにシンボルとして残っており、その城下町にはその頃の建物に人々が住みつづけている。
もう一つ、現在のイビサを語るのに欠かせない、歴史がある。60年代に「ヒッピーの島」として世界的に有名になった歴史だ。
ヨーロッパ中から自由を求めて若者たちが集まり、彼らは独自の文化を作り、島は発展を遂げた。ヒッピーの定義は今一よくわからないのだが、その当時の新しいムーブメントであり、新しい文化をもたらした人種であることはいろんなサブカルチャーの影響からもおのずとわかるというものだ。
世界各国からヒトが集まったおかげで多くの文化が入り混じって、その融合から新しいサブカルチャーが生まれた。

以上の二つの歴史から、イビサは新旧入り混じった、独特の雰囲気をかもし出している。街中にはブティックやクラブが立並び、郊外に出ると、ギリシャ風の別荘地が並び、古い城壁の街も同居する不思議な街だ。

第一章でも触れたとおり、僕は何の知識もなく、「cafe del mar」という素晴らしいカフェが存在するらしい、という情報のみでプランニングツアーのK野さん(大名に新オフィス移転決定!しかし年齢不詳)に

イビサに行きたいしー☆

と子ギャルよろしくだだをこねただけだった。

イビサ到着は午後2時頃。バルセロナ空港からほんの40分くらい。
僕はやるせない気持ちで飛行機を降り立った。

なぜなら!それは旅行の数週間前に遡るのだ。

-------数週間前----------------

-------回想シーン-------
ayu「あー、イビサ楽しみだなー」←遠くを見つめている。
K子「あ、そうそう。ネットで調べたんだけど、イビサ島は9月末でシーズンオフになるらしいよ。」
ayu「はーん。そうやって俺のやる気を無くそうと言う魂胆だな?その手には乗らんぞ!俺は疑い深いんだ。」
K子「だってー。見たもん。海外サイトだったからよく分からなかったけど、確かにOFFだってさ。あはは(笑

ayu「何言ってんだ。俺がどれだけ楽しみにしてたか・・・・」
←googleにて検索中

そこには無常にもOFFの文字が・・・

ayu「お、おふーーーー?!」

K子「だから言ったでしょ?オフだって(笑」

ayu「てめえなに笑ってんだよ。俺はな、俺はなー!・・・」

あとで聞いた話だが、イビサは9月末でシーズンオフに突入する。世界中からヒトが集まるイビサもシーズンオフには島を離れるひともいるらしい。知らんかった。

という訳であの夕日の中の最高なシーンは味わえない悲しさから、ちょっと微妙な気持ちでイビサに降り立った僕ら。せめてシーズンオフとはいえ、ちょっとだけでも、雰囲気だけでも、せめて味わおうという気持ちを内に秘め、ホテルにチェックインした。ホテルはこの旅最低ランクの一つ星。ホテルマンは気さくなお兄さんだ。かなりカンジがいい。
チェックインを済ませ、スーツケースを持ってエレベータに乗ろうとする。
エレベータはさすがに一つ星、かなりお歳を召してらっしゃる。

ayu「このエレベータ、古いねぇ」
K子「途中で止まったりして」
ayu「何をバカなこと・・・」


ガタン


僕らの言葉を聞いているのかいないのか、エレベータは今にも落ちそうな勢いで停止し、照明が消えた。

二人「た、たすけてくださいー!!」←めっちゃ日本語

数分後(かなり怖かった)のんびりとホテルマンが道具を使って助けてくれた。

ホテルマン「・・・(ニヤリ)」

何か言えっつーの

ホテルがあるイビサタウンはイビサの中心部だ。空港で感じた田舎な雰囲気とは違い、シーズンオフとはいえ、なかなか人通りも多く、だんだん楽しい気持ちになってきた。日本でいうと、沖縄のような雰囲気を感じたのは僕だけだろうか?海もすぐ近くだし、観光地独特ののんびりしたカンジがとても気持ちよかった。

まず、僕らはホテルの隣にある観光案内所に行ってみる事にした。

ayu「ま、マップ、プリーズ」

ここは何度も言うがスペイン国だ。僕はカタコトの、単語だけ、しかも英単語のみでしか話せないのは何とも無能な失礼な日本人だった。

お姉さん「▲×○○$%%!」

お姉さんはしっかりとイビサ島の観光地図を分けてくれた。よかった。僕は次にココに来た最大の目的を彼女に尋ねた。

ayu「イズ・カフェデルマ・オープン?」
お姉さん「・・・・・(笑顔)」
ayu「イズ・カフェデルマー・オープン?」
お姉さん「=*○$▲×○%%!」
ayu「あ?」
K子「開いてるってさ・・」
ayu「分かったの。今の?」
K子「なんとなくね。」
ayu「俺全然わからんかった・・・・・・」

cafe del marは開いている!

その後お姉さんにバスの乗り場をなんとか聞いてバスに乗ってみることに。
サン・アントニという街にあるのは事前に調査済だった。四苦八苦しながらバスのチケットを購入。やっとサンアントニに着いたのはもう日も暮れそうな時間帯だった。
お姉さんからもらった観光地図を片手にcafe del marを目指す。バス停からそんなに遠くはないはず。あせる僕。サンセットには間に合いたい。

ayu「あった!」


海辺にぼんやりと明かりが着いたカフェがやっと表れたときは、なんとか日も暮れる前だった。
お客さんは結構いて、僕らは一番海に近い席に座り飲み物をオーダーした。
残念ながら、シーズンオフだからだろうか、DJはいなかったが、CDかなんかで結構大きな音でチルアウト系の音楽が流れている。音量はヴァイナルカフェくらいか。

波の音がぼんやりと聞こえ、テーブルの対面に座った相手の声も聞こえるくらいの気持ちのいい音量。乾杯をした僕らは何も喋らず、ただ音楽に耳を傾けながら海を見ていた。

ayu「き、キモチいい。。」


いつしかビールは3本目に突入。丁度その頃日も沈み、音楽は佳境に向かう。DJがいなくても音の演出は素晴らしかった。

是非シーズン中に行きたいと思った。日が沈み、辺りが暗くなった頃、炎のパフォーマンスがあり、盛り上がりも最高潮。
夕食は何も食べてないにもかかわらず、満腹感でいっぱいで僕らはcafe del marをあとにした。

ホテルに着く頃には疲労感からか、あまり食欲がなかった僕らは、日本から持ってきていた日本が誇る最高にして最強のの食品「焼きそばUFO」を食べようと、お湯をフロントでもらい、もどかしい3分を待っていた。これは海外旅行経験の豊富な友人Oから聞いて持ってきていた。疲れたときには食べ慣れたもの。これに限る。

3分待つ間、僕は今日の新婚旅行らしいロマンチックな出来事に満足していた。それでいてUFOとは味気ないが、夜はこれからだ。そうだ、たった今思い出した。僕らは新婚だったのだ!

ayu「今日は楽しかったね。cafe del mar開いてて良かったよ。もう最高の気分だった。後で下のバーにもう一杯飲みに行きたいきぶん・・・」


ってもう寝たのかよ!


のびのびになった焼きそばUFOは誰にも食べられることなく夜を明かしたのであった。


新婚旅行物語 第五章 バルセロナ編4  [ 新婚旅行物語 ]
新婚旅行物語 第五章 バルセロナ編4 「ガウディの偉大なるデザイン」
ガウディの興奮も冷めやらぬまま夕食へ。やっぱりスペインと言えば「パエリア」だ。

どこの店が美味しいのか、もちろん分かるはずも無く、僕らは適当にお客さんの多そうな店に入ることに。事前にレストランなど僕らが調べるはずもなく、常に行き当 たりばったりだった。バルセロナではたいていのカフェやレストランは表にテーブルを出しているのでメニューを事前に見ることができて便利だ。ただ、

メニューを見てもなんの料理かさっぱりわからん。

大体のメニューはカテゴリ分けされていることに気づいた後は、なんとなく「魚」とか「肉」とかはわかるのだが、値段を見て適当に注文するしかなく、非常に悔しい思いをした。
どうしてもシーフードパエリアが食べたい僕は食い入るようにメニューを眺めていた。

ayu「これかなぁ?いや、これかなぁ?・・・・」
K子「ハヤクー」
ayu「ちょっと待ってよ。今探してるんだから。」
K子「もしかして優柔不断がでましたか?」
ayu「あ、見つかったこれだろ。で、何にしたの?」
K子「ワタシおなか一杯だから水だけでいいー」


キミはまたおかしの食べすぎですか?


ayu「あ、そう。じゃ俺のシーフードパエリアをちょっとわけてあげよう」
K子「いらない」

神様、ナゼボクラハイツモアワナイノデスカ?

ポケット辞書を片手に「イカ」「アサリ」というコトバをみつけ、何とかシーフードパエリアとビール(セルベッツァと発音)を注文する僕。K子はミネラルウォーター(ガス抜き)を注文。こっちの水はガス入りというそれはそれはマズイ炭酸入りミネラルウォーターが好んで飲まれているようだ。ヨーロッパよくわからん。

まず生ビールが運ばれてきた。でかい。日本の生ビールの1.5はあろうかという大きさ。それで3ユーロとは安い。ミネラルウォーターは1ユーロ以下だ。こっちのレストランは飲み物が安い。ビールをぐいぐい飲む。
うまいがやはりアサヒのスーパードライは世界一うまいビールであることを実感する。

しばらくして、パエリア登場。
得意げに店のオヤジがもってきたパエリアは妙に赤かった。

それってトマトソースなんじゃないですか?

ayu「これってシーフード?」
K子「違うね。」

びびっている僕はそのままやり過ごそうとしたが、これではNOと言えない日本
人になってしまう。
僕は辞書を片手に料理が違うことを身振りを交えて伝えた。

オヤジ「OK。△○××▲*※#$$」

意外とあっさり引取ってくれ、どうやらすぐ作り直してくれるようだ。
異常にのどが渇きビールを飲む。

ayu「一仕事終えた後のビールは格別だね」

K子「目が泳いでたよ。プッ。

ayu「・・・・・」

出てきたシーフードパエリアは格別の味だった。
大満足の夕食も無事終わり、バルセロナの夜はふけていく。僕らはホテルに戻った。

シャワーを浴びて部屋に戻るとK子がいない。

ayu「あれ?どこにいったかな?」

なにやらベランダの方からゴソゴソと音がする。僕はベランダへの窓を開けてみた。ベランダのテーブルに腰掛けてポテチを食らうK子が。

ayu「だからあのときちゃんと食っとけって言ったのに・・・」

K子「プリングルスオイシー!

明日は早起きして残りの観光をしなくてはならない。半日観光で少しだけ行った「グエル公園」、ガウディのマンション「カサ・バトリョ」等を回る予定だ。ガイドブックを見て明日の予定を立てる。

明日の用意をする。早起きは苦手だから早く寝ないと。

しかし、この旅は新婚旅行である。

となりにいるのは嫁さんである。大人の時間を過ごすのが世の常というもの。夫婦の時間はこれからだ。
僕はK子の方を何気なく振り返った。


もう寝たのかよ!


僕は眠れない夜を過ごした。ブックオフで100円で買った村上春樹の小説「ねじまき鳥クロニクル」を3冊持ってきていたのでそれを読んで過ごすことにした。
なんかシュールな小説だ。

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次の日。今日もいい天気だ。朝から地下鉄に乗ってガウディの作った公園「グエル公園」に着いた。地下鉄は安くていい。ちょっとまだ怖いけど。


グエル公園の門の前に立つと、お菓子の家のような建物がふたつ。かわいい。 これはもしやガウディの家なのでは?
となりで日本人ガイドの声が聞こえる。ガイドのいない僕らは聞き耳をたててみることにした。

ガイド「えーと、この2つの建物は使用人の家ですー・・・・」


これが使用人の家かよ!

凄すぎる。奥に鍾乳洞風の空間があった。そこには元はなにかがあったのだろうか?

ガイド「えーとあれはー、馬車の駐車場です。」


駐車場かよ!しかも馬かよ!


とにかくグエル公園。遊び心満載の、理にかなったデザイン満載の素晴らしい公園だった。いたるところが廃材で出来ており、割れたお茶碗等で出来たタイル模様のデザインがところどころにあり、僕は黒板五郎(@北の国から)を思い出さずにはいられなかった。

ayu「おいら・・金ねえからゴミ漁って家建てたのさぁ(田中邦衛ものまね)」
K「とうさんみっともないからヤメテ!サムイよ!(蛍のものまね)」
ayu「寒いかぁい。寒いなら、おいら。。暖めてあげるよ。。」←近づく

K「ヤメロ」

ayu「失礼しました・・・」


また来てよかった。公園の象徴のトカゲちゃんにも会えたし、ギリシャ風の柱が立った広場はギターの演奏が行われており、その独特な建築方法のせいか、ものすごく音の響きが良かったし、メイン広場である微妙に波打ったベンチがある広場は排水も考えられており、下にあるトカゲちゃんの口に雨水が排水されるといった仕組みなど、とても何十年も前にデザインされたものとは思えなかった。色あせないデザインとはこういうもののことを言うんだろうなと、二人で納得。

それは次の「カサ・バトリョ」にも顕著だった。
海をイメージした外観(全然海に見えないけど)もさることながら、このマンション、階段から窓枠、洗面所、扉にいたるまで全て素晴らしいデザインだった。

こんな家に住みたいとマジで思った。写真撮影が禁止な為、写真に残せなかったのが非常に残念だったけど、その強烈なガウディのデザインはそれを見るためにもう一度バルセロナの地を踏むといってもおかしくない程の素晴らしさだった。

バルセロナはマジでオススメの土地だと思う。2泊もあれば大体回れるのでヨーロッパへ行くヒトがいれば、是非立ち寄ることをオススメする。
雑貨屋さんも、洋服屋さんもかわいいお店が沢山だった。特にVINCON(なんでも創業1941年の由緒正しいお店らしい。)、日本にもああいうお店があったらなぁ。福岡には少なくともないなぁ。

その日の夕方、後ろ髪をひかれる想いをしながら次の街、イビサに向うことに。
バルセロナ空港から飛行機で40分程の小島であるイビサ。一体どんな街なのであろうか?
とりあえず、目的は「cafe del mar」。世界一有名なカフェで夕日を眺めながら音楽を聴きながら酒を飲みたい。

僕らは期待を胸に飛行機へと乗り込んだ。

しかし、この後、とんでもない衝撃が彼らを襲うとはーーー!
(ガチンコ風)


新婚旅行物語 第四章 バルセロナ編3  [ 新婚旅行物語 ]
新婚旅行物語 第四章 バルセロナ編3 「主任建築家外尾氏との出会い」
それはとある一本のテレビ番組から始まった。

タイトルは不明、出演者は世界の北野武、所ジョージ。武が行ってみたいところに出かけていくという趣の番組だった。

色々な所に出かけていく北野武、その番組の中で最後に出かけていったのはバルセロナの街。

北野武はそこで、外尾悦郎なる人と出会う。

この人こそ、かのガウディのサグラダファミリア聖堂の主任彫刻家、数年前のネスカフェのCMに出ていたので記憶にも新しい。

彼は元は日本の美術の先生で、たまたまバルセロナを旅行中、サグラダファミリアに出会った。彼はガウディが創造した建築に感銘を受けた。
彼はそのときにいた建築家に言った。

外尾「俺は結構できるヤツだから彫刻やらせてよん」

建築家 「あ?テメー日本人だろ?ふざけんなよ」

外尾「そんなことを言わずに、彫らせろっつーの。」

建築家「ちっ・・・じゃ、今からテストしてやろう。。どうせだめだろうな。。」

建築家も外尾氏はこんなことは言わなかったかも知れない。でもこれに近い雰囲気があったように思う。
外尾氏は彫刻を彫った。自分の全てをさらけ出す作品を。その出来は素晴らしい作品だったらしい。

建築家「明日から来てくれ。」

つうか早いよ。コンビニのバイトじゃないんだから。

その外尾氏ももうバルセロナで生活して20年以上。今やサグラダファミリア聖堂の主任彫刻家。世界で活躍する日本人は多いけれども、彼はそのトップに君臨するのではないだろうか?

番組で武は言う。

「何が凄いって、宗教的な壮大な建築物に日本人が棟梁として携わるってことは金閣寺を外国人が建ててるようなもんだからな。」

いやマジでそのとおり。もし、奈良の大仏を外国人が作ってたら、偏見の塊の日本人はきっと言うだろう。

「オマエ分かって作ってんのかよ!」と。

番組で、外尾さんのエピソードは続く。バルセロナでの収録の後、外尾さんはタケシと飲みに行ったそうな。

「外尾さんは言うんだよ。朝起きて、一日一生懸命彫刻して、夜になったら家に帰ってワインを飲んで飯を食ってさ、そして寝て、朝起きてまた仕事に出かける。それが幸せだなあって思うわけよってね。完成するのが目的じゃなくてそこで働けるってのが幸せだと。いい話だと思わない?」


マジ感動です。

そこまで思わせるサグラダファミリア、いやガウディを体験したい。その一心でバルセロナに、サグラダファミリアにのぞんだ僕らだった。

サグラダファミリアの凄さはビデオの数百倍だった。

圧巻だった。文章力のつたない僕の表現力では表すことができない。


とにかく、彫刻のひとつひとつ、建物のひとつひとつに威圧されているような、そんな気分にさせられた。これが完成されるのは100年後だそうだ。
世界中からの寄付のみで成り立っているこの建築は、もっと工期を短縮できないものなのだろうか?完成を見ることができないのがとても残念だ。


TVなどでみるサグラダファミリアは外側だけ。内側は観光客でごったがえしているものの、全く手付かずの状態。毎日毎日少しずつ前進しているのだろうな。


どれだけ見ても少しも飽きない。色んな角度から見ると全く違うものに見えたりもする。僕らは塔のてっぺんまで上ったり、ガウディのお墓を見たり、作業場を見たりして堪能した。

すると作業場の方を見ていた僕はひげ面の東洋人のオヤジが目に入った。

ayu「あれは・・・外尾さんでは?・・・」
K「ホント?あれそうなの?」
ayu「いや間違いない。あれは外尾さんだ。結構小さいヒトなんだね。写真撮っとこ。」

帰ったら自慢してやろうと、写真に収める僕。かなり満足げだ。

K「ホントかなー。」
ayu「俺の目に狂いは無い。」

僕らは感動のサグラダファミリアを後にしようとした。

・・とそのときピンクのポロシャツを着た大男が僕の前に立ちはだかった。

ayu「そ、そと・・・」

紛れも無い、TVでみた外尾さんがいた。今まさに敷地の外にでかけていくようだ。子分をつれて。

K「さっきのは全然ちがうじゃねぇか。」

ayu「今はそんなことを言い合っているヒマはない!」

リアル外尾さんはどんどん行ってしまう。

K「写真撮ってもらおうよ。」
ayu「まかしておけ」




K「はやくしてよー。(小声)」
ayu「あ、いや・・ちょっと・・・」
K「あ、もしかしてびびってんの?(笑」

きみはひとごとだね。

K「びびっております。あははははー」

Kはのんきに小心者の僕をビデオ撮影している。くそー。

ayu「あの、す、すみません。そ、外尾さんですか?」

僕は恐る恐る声をかけてみた。

外尾「あぁ、そうだけど。」
ayu「コ、コンニチハ。シャシンヲトッテイタダキタイノデスガ。」

ガチガチ、である。なにせ相手は世界の外尾だ。

外尾「ああ、いいですよ。どっちをバックに?」

ayu「あ、じゃああれを。。。」
外尾「あれは僕の建築じゃないからあっちにしよう。はっはっは(笑」


いかーん。なんて失礼なコトを。


外尾さんは僕らみたいなミーハー野郎でも笑顔で写真撮影に応じてくれた。

外尾「良い旅を!」

そういって握手してくれた外尾さんの手は死ぬほど大きくてぶ厚くて、さすが偉業を今まさに行っているカンジがして、なんか感動してしまった。

二人「頑張ってください!」

僕らは呆然と立ち尽くしてしまった。
凄いヒトと会ったときには何かオーラのようなものを感じるという。

まさに外尾さんにはバリッバリのオーラが漂っていた。ピンクのポロシャツもかっこよく見えた。。。。


次なる目標はこれまたガウディの建物「カサ・ミラ」だ。マンション型の建物。ガイドブックにも必ず載っているオシャレ建築物だ。

サグラダファミリアから歩いていくことに。バルセロナの街は歩くだけでも楽しい。時折、ガウディが作ったらしいベンチや街灯がとってもおしゃれだ。

「カサ・ミラ」も近づいてきたころ、ふとショウウィンドウに目をやった。キッチン用品がきれいに並べられ、食卓をつくってあった。 あまりのオシャレさにはいってみた。

二人は雑貨屋さんが大好きである。ここは後でわかったのだが
VINCON という店で、大好きなコンランショップと東急ハンズを足して2で割ったようなナイスショップだった。

K「このお皿かわいいー。買っていい?」

ayu「日本で買いなさい」


K「このミキサーは?前からほしかったんだ。もう買うね。」


ayu「いやだから日本で買いなさい」


ayu「あ、この照明かわいいね。ウチに置いたらいい間接照明になりそ。もう買う。」


K「いらねーよ!」


カサ・ミラそっちのけで、ショッピングにいそしむ二人。これも海外旅行の醍醐味か?(笑
バルセロナへ行った方は是非ここへ立ち寄ってみてください。すんばらしいです。

もちろん、カサ・ミラ最高でした。
ちょうどドーナツ型に吹き抜けがあるマンション。屋上は庭園のようになっており、ガウディデザインの煙突(これまたカワイイ)がいたるところから突出しており、なにかおとぎの国に来てしまったよう。
カサミラの部屋の中も公開されており、これまた何十年も前の建物とは思えない素晴らしいツクリ。決して広くはないが、広く見えてしまうのはガウディ・マジックか。

とにかく初日からこんなに飛ばしていいのかというくらい充実した一日だった。二日目は残りのガウディ建築を堪能すべく。明日にそなえるふたりだった。。


新婚旅行物語 第三章 バルセロナ編2  [ 新婚旅行物語 ]
新婚旅行物語 第三章 バルセロナ編2 「ガウディはやっぱり凄かった」
2日目の朝7:30。けたたましく鳴る目覚し時計で目が覚める。

眠い。そしてまたもK子が騒がしい。

K子「今日は2日目。バルセロナ観光です。今から朝食を食・・・」


キミは朝から誰と話しているのかな?

ビデオに向かって旅の記録を撮っているところだった。相変わらずのこのテンションの違い。
しかし、バルセロナは朝が遅く、7:30になっても外はまだ薄暗い。そして寒い。
ベランダに出て何気なく外を見ると、昨日は見えなかったグエル邸の屋上が・・・

か、かわいい。

間近で見るガウディの建築物はとてもカラフルでまるでお菓子の国さながら。他の建物から完全に浮いて、そこだけ別世界のように感じる。いつのまにかテンションが高くなってくる僕。なんて分かりやすい。。。

ホテル「ガウディ」の朝食はバイキング方式だった。とてもパンがうまい。そしてコーヒーもめちゃうまい。
専用のサーバーから出てくる少しあわ立ったコーヒー。あれは自宅ではできないものなのだろうか?

この日は半日観光(バルセロナを駆け足で回ってくれるらしい)を旅行会社にオーダーしていたので、その待ち合わせの場所、「カテドラル」まで歩いていくことになった。結構早めに出発したため、うろうろしながら目的地まで行くことに。

平日だったため、出勤の人たちがあわただしく歩いている。その横で

朝っぱらからカメラを首に下げた東洋人

はかなり異様に見えたことだろう。しかもその辺の町並みをバシバシ撮影する様はまさに

ちょっと頭のネジがずれている

と思われてもおかしくないであろう。そんな日本人もあまりいなかったし。
僕はバックパッカーさながらの大きめのリュックを背負い、首からカメラ。K子は首から小さいといっても結構でかいハンディカム。そんな旅行者丸出しの出で立ちだ。もちろん時計は日本の時計代表、

Gショックだ。

そんな貧乏くさい格好をしていったので振り向く人はいても、僕らからなにかを盗んでやろうと思う人はいなかったに違いない。
朝のランブラス通りを歩く、カフェや屋台の雑貨屋以外は閉まっている。それぞれのカフェでは店の前にテーブルを出しており、みんなそこで朝食をとっている。
店の中よりも外が埋まっているのは日本ではあまり見かけない風景だ。

通りすがりの朝市もひとまわりしてみた。日本ではおそらくグラム1500円くらいしそうなチーズがでっかく量り売りされていたり、色とりどりの八百屋さんや食いきれないくらいの量で売られている肉屋、さっき朝食を食べたばかりだというのにもう食べることを考えているいやしい二人。

K子「チーズ買っていい?」
ayu「ガマンしなさい!」
K子「だって美味しそうだよ」
ayu「今から待ち合わせだから。もう行かないと。でも美味そうだね・・・」

K子は間食王だ。すぐに目先の食べ物に目がくらんで口に入れてしまう。
そして肝心の食事のときにはおなか一杯だ。

小学生かキミは。

ここで食べてはいけない。

ayu「やっぱダメ。」

危うく騙されるところだった。

地下鉄の出口から沢山の人が出てくる。おっちゃんが号外を配るように人々に新聞を配っていた。

どうやらバルセロナは新聞はタダらしい。

僕はどきどきしながらタダの新聞をもらってみようとおっちゃんに近づいてみる。

おっちゃん「(ニヤリ。)」

僕に新聞を渡しながらおっちゃんは蔑むような目で僕を見て笑った。それは

失笑そのもの。

その「ニヤリ」には

「キミどうせ読めないんでしょ?」

が含まれていたに違いない。あぁどうせ読めないですよ。


K子「(ニヤリ。)」


キミまで・・・・・


そんなことを繰り返しながら、ふらふら路地に入り写真をバシバシ撮りながら、「カテドラル」到着。直訳すると「聖堂」。大きな教会といったところか。
僕は宗教的なことは全くの無知だがそんなものを抜きにしても凄い幻想的な室内。外観もさることながらいくつもの像が立ち並び、淡い光が差し込む室内はコトバをなくす。

写真撮影禁止の札がなかったため、恐る恐るビデオを回すK子

すると背後から大きな音が。

ウィーーーーーン。


万引きが見つかった中学生のようにビクっとするK子。

祭壇のほうを見るとおばちゃんが掃除をしている。

K子「掃除してんじゃねーよ。」

日本語でのツッコミ。言葉がわからないと強気だ。
よかったね。怒られなくて。(笑

待ち合わせの場所へ来たのは、日本語が上手いのか上手くないのかわからない、横浜に住んでたというスペイン人の「ザビエル」さんだった。
日本人向けの半日観光ということで、他にも2組の女性グループと同行することに。
本来ならば女性ばかりというのはかなりワクワクなのだが、Kの目が妖しく光るのを僕は見逃さなかった。

ザビエルさんが一通り説明しながらバルセロナ名所をマイクロバスで回るのだが、このザビエルさんの発音は少々聞き取りにくい。結構ツライ。日本語って難しそう。

ザビエル「ボクハヨコハマニスンダコトガアリマスー。ニクマンダイスキデスー。」
一同「・・・・・」
ザビエル「ミナサンイマカラモンジュウィックノオカニイテミマスー。コノオカはー・・・」

聞いてるだけで疲労感を覚える。ときどき、僕らに質問をふりながらガイドを進めるザビエルさんはものすごく優しく良いガイドぶりだった。時折見せるダジャレがおちゃめだ。
ただ日本語が下手なのを除いて・・・

モンジュウィックの丘の素晴らしい景色を眺めながらザビエルさんの説明は続く。
隣を見ると、ビデオカメラを構えたK子が一人でビデオに向かって解説を入れながら風景をとっている。

キミ少しは話を聞ききなさいよ。(怒

その後、ぐるりと市内観光をした後、いよいよサグラダファミリアへと到着した。
随分前からその姿は見ることが出来ていたのだが、改めて間近で見るとその驚異的なまでの壮大さ、緻密さにはもう圧倒するしかない。

そこで二人が目にしたものは―――――

何の前触れも無く次回へ続くのであった・・・・


新婚旅行物語 第二章 バルセロナ編1  [ 新婚旅行物語 ]
新婚旅行物語 第二章 バルセロナ編1 「出発!そしてバルセロナへ到着」
初日。成田に向かうため、福岡空港へ。 初めてのヨーロッパへの旅を前に心は躍り、思わずほころぶ笑顔がなんとも幸せな・・・

朝早すぎだっつーの。

福岡→成田 間は便が少なく、朝一番のフライトしかない為、5:30起きで旅行に望むことになった。否が応でも心は沈む。

K子は夜は小学生のようにめっぽう苦手だが朝は元気一杯だ。人の眠そうな顔をビデオに収めている。

K子「おはようございます!あ、眠そうですねえ。気分はいかがですかぁ」


た、頼むから朝からその陽気な雰囲気はやめてくれ。

早起きは体に悪いのではないかとの錯覚を覚える。だめだ、全く目が覚めない。
いや、早起きは体に悪いはず。まじで。

朝一のJAL便に乗り込む。眠い目をこすりながらチケットのとおりの席に座る。

K「ちょっとこれ何か広くない?」
ayu「エグゼクティブシートだ・・・・なぜ?」
K「受付の姉ちゃんが間違えたんじゃない?やったね。」

両肘をどかっとおいても余りある広い座席。足をめいっぱい伸ばしてもまだ届かぬ前後の空間。大きすぎるともいえる肘掛から飛び出す映画・ゲームのできる液晶画面。

K「きゃっほーうぅぅ!」

ayu「これこれ。子供じゃないんだから。騒ぐほどのことじゃ・・・」

しかし、いつも横目で見ていた広々としたシート。間違い(?)とは言え、もう二度とすわることはないであろうこのシート。僕は気がつけば、眠気など微塵もなく、ただエグゼクティブなフライトを楽しんでいた。

二人「きゃっほーうぅぅ!」

朝っぱらから大はしゃぎの超ハイテンション。一体国内線でこんなに盛り上がっていいのだろうか・・・
成田に着く頃にはコンソメスープをちゃっかり2杯もお代わりをし、臨戦体制で国際線ターミナルへと向かう二人であった。

早速迷子になりながら国際線ターミナルへ到着した僕らは腹ごしらえをすることに。

ayu「最後の日本の食事になるかもしれないから日本食にしよう。」
K「そ、そうだね・・・」

いわば最後の晩餐か。ぼくらは普段なら選択することの無い、「てんぷら・ざるそば御膳(1800円也!)」をチョイスした。

二人「うまい。。。」

いくらなんでも国内で楽しみすぎである。なんといってもまだ初日なのにこのテンションは・・・

二人「きゃっほーーー!」

まさに「旅の恥は掻き捨て」を地でいくようなテンション。思い出す度に顔が赤くなります。

両替も、入国審査もあっさりと済ませ、ついに日本を旅立つ二人。

飛行機はJALだったのでちょっと安心。しかも席はエグゼクティブ程広くはないが、液晶テレビが各シートに装備されているのに驚いた。
退屈したときはゲームもできる高性能さ。映画も9デイズ、インソムニア、ピンポンと、最新映画が目白押し。
片道12時間の長時間のフライトがあっという間だった。

この3つの映画は

ピンポン
話題の窪塚くんの演技が最高。松本大洋のイメージにかなり近づいており、大満足。

9デイズ
ハリウッド映画ならではのハラハラドキドキがふんだんに盛り込まれており、結構面白かった。2回も見たくないけど。

インソムニア
結構好きだった「メメント」の監督の映画だけに期待大。
しかもアルパチーノ、ロビンウィリアムズ大御所の競演とあって一番気になっていた。が、最後まで盛り上がらないサスペンスだった。予告と全く違うのには驚かされた。
ただひたすら眠そうなアルパチーノが出てくる、似合わないシリアスなロビンウィリアムズの映画でした。見る価値無し。

そんなこんなで少し眠ったと思ったらローマに到着。

バルセロナへ行くまでの乗り換えのため、ローマは空港のみ。待ち時間が2時間程あるので、免税店でブラブラすることに。
ココで僕は、免税店で初の買い物をしようと試みた。免税と言えばタバコだ。
ラッキーストライクの1カートンがなんと16ユーロ。日本円にすると2000円弱だ。10日間もあることだし、とりあえず、買ってみることに。品物を持ってレジへ、初めての買い物で緊張感も高まる。
やや小太りのおばちゃんがしげしげと僕を見つめる。

(や、やばいなにかまずことでもあったのかも・・・)

早くも弱気になる僕。

おばちゃん「■△○×○△◆□・・・・」←理解不能
ayu「え?」
おばちゃん「■△○×○△◆□・・・・」

や、やばい。汗も吹き出る。どうしよう。と、おばちゃん英語で言い直してくれたらしく、なんとか「パスポート」、「チケット」が聞き取れた。
すぐさまそれらを提出する僕。もうガチガチだ。

おばちゃん「○×■○△◆△□!」
え?なんで怒るの?
おばちゃん「○×■○△◆△□!」

どうやら購入はだめらしい。身振り手振りで説明したが理解不能。撃沈。

最初の買い物失敗・・・・

あとで考えたのだが、バルセロナに向かう為、免税品は買えないのかもしれない。
ふと気が付くと隣でK子が笑っている。

K「失敗してやんのー(笑」

うるさいよ。ちっとは助けろっつーの。

しばらくして気づくとK子の様子がおかしい。

K「おなかすいたー。」
やばい。ヤツのおなかがすくと、一気に機嫌が悪くなるのだ。
ayu「あ、あそこにカフェが。大好きなパニーニが売ってるよ。」


K「パニーニー!」

まるでおもちゃ売り場でおもちゃをねだる子供のようである。

笑顔で応対するお姉ちゃんに愛想笑いをしながらまたもや緊張の買い物。
僕はパニーニを指差す。そしてコーヒーを注文する

ayu「デ、ディスワン。。コーヒー、トゥー。」(パニーニひとつとコーヒーを二つおくれ)
「OK」

や、やったのか?僕はガンダムに初めて乗ったアムロのような気分で自分に問い掛けた。

お姉ちゃん「■△◆□△○×○・・・・(笑」

無事パニーニが出てきた。しかし、コーヒーのカップは異常に小さい。これはエスプレッソか?
後で聞いた話によると、イタリアでは「コーヒー」とはエスプレッソのことらしい。全く勉強不足、である。
そんなことも知らない僕はちょっと憤慨しながら、勿論注文し直すことも出来ず、砂糖をたっぷり入れ、エスプレッソを飲んだ。苦。

ローマ空港を後にして、バルセロナまではアリタリア航空だ。小一時間で到着したので違う国に来た感覚は皆無であった。
もう既にローマで入国手続きは済ませてあったのでバルセロナでは手続きはいらないらしい。これも当日は全く分からず、フラフラしていたらなんとかたどり着いたまでだが。(笑

ところで、今回の旅行はK野さん(年齢不詳)との話合いで
「航空券+ホテル迄の送迎+ホテル宿泊」のツアーにした。
話を聞くところによると空港までの道のりや、ホテルでのチェックイン時にトラブルが多いそうだ。イタリア語はもちろん英語すらも満足に理解できない二人は迷わずこのプランを選択した。

バルセロナにやっと到着。のべ15時間もの移動時間。さすがにくたくたである。
まずは荷物をGETしなくては。
日本では荷物のチケットがないと荷物は持ち出せない仕組みになっているが、スペインというお国柄なのか、

他人の荷物撮り放題。

持ってるチケットは何のためにあるのだろうか?持ち逃げ自由。一瞬たりとも気が抜けないスペイン、恐るべし。
この辺からだんだん緊張感は高まる。治安が悪いことで有名なバルセロナ。ことの他K子は緊張してきた。

もちろんカバンのヒモは服の内側を通している。

荷物を無事取り、待ち合わせをしている出迎えのヒトを探す。

「ayuさんですか?こんばんは!」

ふと呼び止められて日本人だと気づいてほっとした。ローマからこっち、日本人がほとんどいないことにいささか不安だったのだ。
ほとんど僕らと年齢がかわらないと思われるお姉ちゃんだった。
一気に緊張が解ける。

K「よかったー。日本人の方で。もう心配で心配で。」
姉ちゃん「けっこう治安悪いですからねぇ。」

姉ちゃんはどうやらタクシーを拾ってホテルまで連れて行ってくれるようだ。

ayu「遅くにすみませんねぇ。こちらに住んでる方なんですか?」
姉ちゃん「そうなんですよー。もう2年くらいになります。」
ayu「なんでまたバルセロナに?やっぱガウディですか?」
姉ちゃん「いやー。(笑)スペイン人の彼氏がいるんですよー。その彼と知り合ったのはですね、イギリスで・・・・」

なれそめなんか誰も聞いてないし。しかも話長いよ。

姉ちゃんはさすがにスペイン人の彼がいるだけあってスペイン語は堪能だ。
日本人の友達は誰もいなさそうだったけど。

タクシーに乗ってホテルまで連れて行ってくれるのも安心だ。
しかし、降りるときになってなにやら姉ちゃんはもめだした。

姉ちゃん「■△◆□△○×○!」
運ちゃん「◆△△△□×○○■△!」
姉ちゃん「■△◆□△○×○!」
運ちゃん「◆△△△□×○○■△!」
姉ちゃん「・・・・・」

何度聞いてもさっぱりわからんが、どうやら姉ちゃんの負けのようだ。悔しそうだ。

ayu「どうしたんですか?」
姉ちゃん「おつりがないからって沢山とられちゃった・・・」

2年も住んでぼったくられてんじゃねーよ。

無事チェックインして部屋に着いたら、どっと疲れがでた。ホテルは「ガウディ」というちょっと胡散臭いホテルだが、ガウディの建てた「グエル邸」のすぐ隣にあり、部屋からあのかわいい独特の建物が一望できる。

K「スペインってコワイね・・・・」

外ではパトカーのサイレンがこれ見よがしに聞こえる。

ayu「そ、そうかな?・・・・」

しかし、明日は念願のガウディの建物が見れるということで、ガイドブックを見ながら段々盛り上がってきた。

ayu「ちょっとビールちゃんが飲みたくなってきたなぁ。」
K「あ?何言ってんの?バカ?」
ayu「ちょっと買いに行こうよー。近くにスーパーがあったよ。」

K「絶対ヤダ。一人で行って。

ayu「・・・・行ってきます。」

とは言ったものの、ちょっぴり不安。5ユーロ札一枚持って出陣することに。

ホテルの目の前に小さなスーパーがあったのであっさりビールは買うことができた。
ついでにK子にミネラルウォーターもプレゼント。ついでにK子が大好きなプリングルス(オニオン味)も。

K「どうだった?怖かった?」
ayu「全然。」←結構怖かった。
K「まじ!大丈夫なのかなー・・・」

そんな感じで風呂に入ってビールを飲み終わったのが午後11時。僕はいつの間にか慣れないベッドで熟睡していた。
どこでも寝れるっていうのも特技のひとつなのかもしれない。
ふと目が覚めてとなりを見ると高らかなイビキが・・・

寝ることに関してはのび太並だな・・・

そうやって一日目のバルセロナの夜はふけていくのだった。


新婚旅行物語 第一章 日本編  [ 新婚旅行物語 ]
新婚旅行物語 第一章 日本編 「大騒ぎのプロローグ」
結婚式の段取りも忙しい最中、K子が慌てて電話をかけてきた。

ayu
「どしたの?」

「新婚旅行どうする?」


ayu
「うーん。南米も行きたいし、エジプトもいいなぁ」

「あ?旅行といったらヨーロッパに決まってるじゃない?」

ayu
「ヨーロッパってキミさては、イタリア料理食べたいだけでしょ?日本でも食えるっつーの。」

もう一度いうてみぃワレ!

ayu
「何も言ってません。。。」

K「というわけで、イタリア旅行のパンフレットをたくさん貰ってきたので早めに決めようね。」

ayu「(というわけってどんな訳?もう貰ってきてるんじゃねーか。)・・わかりました」

そんなこんなでイタリア方面に決定した。それでいいのか?
週末パンフをみながら話し合うことに。


ayu「やっぱりイタリアといえばローマとかヴェネチアの古い建物が見たいなぁ。」


先日も友人がイタリアに行って来て写真を見せられたばっかりだった。とにかく街並みが美しく、そこに行くだけで別世界といった印象であった。

とにかく僕の周りではイタリアに行った友人が多く、沢山の写真を見ていた。南米も行きたかったが、イタリアも自然な流れだったのかもしれない。K子は興奮してパンフを眺めている。

K「はやくおいしいパスタ屋さんを見つけないと!」


ayu「もう食いもんかよ!


K「だってー」

ayu「どこに行くかも決めてないのにお店はないでしょ。」

あまりの嬉しさにかなりの先走り模様。この興奮状態のリミットを超えると彼女の体は自動的に発熱する仕組みになっている。やばい。

とにかく、旅行ガイドを本屋で購入し、行ったことがある友人にイタリアについて聞いてみることに。
候補に挙がったのは2ヶ月程前にイタリアとギリシャに行ったS夫妻とイタリア料理店で働くO夫妻(旦那Oは既に3回イタリアに行っている強者だ)

まずはOに電話だ。


ayu「今日集合ね。」
O「あぁいいよ。どうせ旅行のことでしょ?そろそろかかってくると思った」
ayu「な、なんでわかったの・・・」

続いてSに電話

S「いいよー。じゃ家に集合ね。飲み物買ってきてねん」
ayu「そんなこと言って奥さんに了解とらないと・・」
S「ウチは亭主関白だから大丈夫!」

ayu「そんなのウソってみんな知ってるよ。。。

とりあえず、頼れる旅行経験者は確保。集合までガイドを見ながら勉強勉強。
ローマはやっぱり外せない。イタリアといえばシチリアにも行きたい。シチリアといえば・・・・

ayu「グランブルーの崖のレストランでパスタ食いたくない?」


K「食いたい


聞くまでもなかったか。。

そう、映画を見たことがある人はすぐにわかると思うが、ジャンレノとロザンナアークェットがパスタを食べるシーンだ。「ママのパスタ以外をよそで食ったら殺される」のシーンだ。

あの最高のロケーションでイタリア料理を食べられるのはたまらないかも。

K子が即座に調べてきた。

どうやらシチリアのタオルミナというところらしい。こういう調査力は素晴らしい。他のことにそのパワーをつか・・・おっとやめておこう。

突然ふと僕の頭をよぎったことがあった。

cafe del marは確かイタリアじゃなかったっけ?

cafe del marというコンピレーションをなんとなく見つけて先日購入したばかりだった。このカフェは実在するカフェで・・・・早速ネットで検索。

イタリアではなかった。スペインのバレンシア沖にある、イビサ島にあるらしい。もちろんイビサが組み込まれたツアーなんかは皆無なのだが、とてもよさそう。

夕日の砂浜でDJが流すアンビエントな音楽を背に座ってお酒を飲む。

前からは、落ち着いた波の音。

そして、目を上げれば、沈みかけていく太陽。

その太陽に合わせて綺麗にフェードアウト。サンセットと共にビートが流れ出す。

そしてそれにつられお客の誰からとも無く発せられる拍手。。

・・ここに行かずしてどこにいくことができよう

行ったことのあるヒトは口を揃えて言う。


脳がとろけそうだ

と。

この時点で僕の頭のなかではスペイン-イタリアの旅行プランが徐々に描かれていた。

さて、 旅行に行くときに皆さんは何を決め手にするのだろうか?

・おいしい料理を食べたい
・美しい景色(建物)を見たい
・観光スポットで楽しみたい
・リゾートホテルでまったりとしたい

他にもいろいろあるとは思うが、だいたいカテゴリ分けするとこんなものか。
だが、日本人の悪しき風習が加わるともう一つのカテゴリが出現する。

海外のブランドを安く買いたい

これだ。確かに安いかもしれない。勿論買い物をするなとは言わない。
が、高い銭を払って旅行に行き、少しばかり日本より安い、しかしやっぱり高いブランド物を買うのに短い旅行の少ない時間を使うのはいかがなものか。

というわけで、今回の旅行では

一切の買い物禁止

を敢行すべく、Kに相談することに。

ayu「(長い説明)・・・というわけでね、買い物禁止にしようではないか。同志よ」

K「あ?(怒

ayu「いや、だからね、買い物をですね・・・」


K「もういっぺん言ってみぃ


ayu「買い物をするよりも景色を見たほうがよいのではないだろうかと・・・」


K「景色は見るよ。でも買い物もする。


ayu「あ、あぁそうですね。。。。」


あっさり負けてしまった。。(泣

そんなこんなで夜Sの家に行くことに。
S夫妻はツアーでイタリア-ギリシアを回ったそうな。

S「俺はやっぱりマキシマスだね。」

ayu「は?それ何?」

S「知らねーの?ローマといえばマキシマスでしょ。」


どうやら彼は映画「グラディエーター」のことを言っているらしい。
その映画見てないし、一体どこのことなんだ!

S「映画の舞台がコロッセオだから行く前に映画見といたほうがいいよぉ」

彼らはローマをマウンテンバイクで観光したらしい。
楽しそー。それ採用。

O夫妻はスペイン-イタリアの旅。彼らは全くのフリーツアーで行ったそうな。

O「俺らの旅はやっぱりF1だな。スペインGP。あのときはな・・・」

つうか全然参考にならないんですけど。

O「あぁ、あとはサッカー。ローマといえば俺達が言ったときは中田がいてね・・・・」


いや、そういうことじゃなくて。しかも中田いないし。


そんなこんなでまたもや飲みすぎて夜中の3時。や、やばい何も進展してない。


いつもこうです。(泣

次の日、プランニングツアー(http://www.tabisuki.jp/
に行ってみることに。
ここのK野さんはちょっとやり手だ。年齢不詳だが。
K野「一番安いプランで旅行を組んで見せます!」

年齢不詳だが頼もしい。

ayu「えっと、とりあえず決まってるのが、イタリアとスペインで10日間ってことなんですけど。イビサとシチリアには行きたいです。」

K野「わかりました。いくつかプランを練ってみますね。」

・・・・数日後K野さんから電話が

K野「10月12日のアリタリア航空がもう既にキャンセル待ちです。早く決めないとまずいですよ。」

この時点で8月の半ば、あせる気持ちで旅行のことを考え、再度K野さんに希望を言うことに。

1.イビサ島に行きたい(2泊)
2.シチリア(タオルミナ)に行きたい(2泊)
3.ローマに行きたい
4.ナポリに行きたい

以上の条件をK野さんに伝え再度組み直しをしてもらう。
すると、条件は網羅してはいるが、ほとんど毎朝6時起きの超ハードスケジュール。

つうか通常会社に行くときよりも早起きなんですけど。

ayu「そ、それはちょっとつらいですねぇ。」

K野「そうですか?でもそうしないと回れないですよ。」

ayu「うーん・・・もいちど考えてみます。」

まずい、時間がない。あーでもないこーでもないと二人で練り直す。

K「ワタシ会社ヒマだから考えてみたんだけど」

こういうときにヒマな仕事をしているK子は力強い。ヤツは

メールをしに会社に行っている

といっても過言ではないどこにでもいるOLだ。

なんとかできたプランはこんな感じだ。

1.着後バルセロナ泊
2.バルセロナ観光~夕方からイビサ島へ(イビサ泊)
3.イビサで終日
4.朝一でローマへ~着後ローマ観光(ローマ泊)
5.午前中ローマ観光~夕方からナポリへ(ナポリ泊)
6.午前中ナポリ観光~夕方からシチリアへ(シチリア泊)
7.終日シチリア
8.午前中シチリア観光~帰路

これで精一杯だった。二人は満身創痍でK野さんにメール、ついでにOにも報告することに。

ayu「どう?完璧でしょ?」

O「つうか、バルセロナ半日だけ?それはまずい。もしかしてサグラダファミリアだけ見とけばいいやなんて思ってない?」

二人「(図星)・・・・」

O「今日夜行くからビール用意しとけよ」


キミハイツモトツゼンデスネ・・・


そして夜、彼はおもむろに一本のビデオテープを取り出した。
そこには数年前にネスカフェのCMにも登場した外尾悦郎氏と日本が世界に誇る映画監督北野武との対談だった。

内容を書くのは省略するとして、そこにはガウディという天才建築家の魅力と、外尾氏のサグラダファミリアに賭ける想いと、バルセロナという街の魅力が満載であった。

友人Oの勝ち誇った笑顔が憎たらしい。

ayu「バルセロナ2泊決定

K「は、早すぎ。それはいいとしてどこを削るの?」

ayu「そりゃお前あれだ・・・・ナポリを削ろう」


K「ピ、ピザは?・・・ワタシのピザはー?!


ayu「ナポリのピザ・・・それも捨てがたいが・・・

よーし、とうさんピザカリフォルニアに注文しちゃうぞー(意味不明)

そんなわけで、ピザ発祥の地、魔女の宅急便のイメージともなった魅力的であろうナポリを泣く泣く断念。K野さんに速攻メール。

K野さんは思ったはずだ。

お前らイタリアスペインって言いたいだけとちゃうんか?と。アホかと。馬鹿か・・(以下略)

K野さんには随分迷惑かけちゃいました。年齢不詳だけど。

ともかく、こうして日程が決まった。
その後も順調に飛行機がとれなかったり、予定が変わったりで、日程は変わっていったが。(笑

1.着後バルセロナ泊
2.終日バルセロナ
3.午前中バルセロナ~夕方よりイビサへ
4.終日イビサ
5.朝一でローマへ~着後ローマ観光(ローマ泊)
5.午前中ローマ観光~夕方からシチリアへ(シチリア泊)
6.終日シチリア
7.朝一でローマへ~着後ローマ観光(ローマ泊)
8.午前中ローマ観光~帰路

飛行機の都合でローマがかなりないがしろになってしまったが、憧れのシチリアの岸壁のホテルにも泊まれるし、ほぼ完璧な日程となった。 次週旅行記は福岡空港から始まる。


そこではとんでもない事態がぁぁぁ!(ガチンコ風)


nami-no-tayori in ロクマルキッチン  [ DIARY ]

昨日のイベント「nami-no-tayori」は大成功でした。

今回は「ロクマルキッチン」常連さんとバンド「silent waves」やDJの友達のみのイベントでしたが、沢山のヒトが集まり、かなりの盛り上がりでした。

silent wavesはport of notesを彷彿するサウンドで会場は聴き入っておりました。とても気持ちの良いサウンドでみんな満足げ。第4月曜にO/Dでのレギュラーも決まり、活動はこれから、といったところでしょうか。

僕は、というと、初めてのメインDJとして楽しくプレイできました。最初は相変わらず緊張しまくり&汗かきまくりで、

ビジュアル的に超みっともない

DJだったことは言うまでもないんですが、後半はみんな盛り上がってくれて、DJ冥利に尽きました。silent wavesのライブが終わってみんな帰ってしまうという大方の予想を覆し、多くの方が残ってて盛り上がってくれました。

来て頂いた方、ロクマルキッチンの杉本さん、silent wavesのマコトさん、紹介していただいたyujiroさん、ありがとうございました。

最後にイベントのリンクを貼っていただいた、sick@HAGAKURE理論さん、ありがとうございました。イベント数日前だったにもかかわらず、こんな大物サイトにリンク張っていただけるなんて正直目を疑いました(泣


タカタ&ナイキその後  [ NETA ]

以前書いたジャパネット&ナイキのコラボのエアマックスマットレスは世界に一つらしいのですが

当選したヒトはちゃんといて、しかも、

ヤフオクに出品されていた

ことが判明。

当選したヒトも置き場に困っている模様

だれか買ってくれ。

August 19, 2003

おい!microsoft  [ WEB ]

依然猛威を奮っているウィルスMSブラスター

たくさんのヒトが被害を受けているようです。こんなとき得意げなのがmacユーザ。

macOSはこの手の攻撃をほとんど受け付けない。少数派だしね。

僕はmacも持ってるのでどっちの良さもわかるんですが。

CLOUDさんとこで見た事実、

マイクロソフトは自サーバをリナックスに変えている!

もうね、アホかと。バカかと。

自社サーバソフトを見捨てたマイクロソフト。やるね。

August 18, 2003

イベント  [ MUSIC ]

20日水曜にイベント出場します。

場所は今泉の「ロクマルキッチン」

yujiroさんの紹介でDJやることになりました。


お店のイベントだそうで、「silent waves」というバンドのライブもあるそうな。

時間は19:00 ~ 23:30
チケットは2000円でワンドリンク、フリーフードの超お得な内容!
場所がわからないときはロクマルキッチン
(092-741-7160)
まで。

是非いらしてください。

お店はこんなとこです。


Cal Tjader with Carmen McRae / HEAT WAVE  [ MUSIC ]

Cal Tjader with Carmen McRae / HEAT WAVE

名曲UPSIDE DOWNが超印象的なヴァイブ奏者(ドラムではない)カル・ジェイダーのまったりとしたアルバム。カーメン・マクレエのヴォーカルが冴え渡ってます。

BBSで森口さんが「お客様の問い合わが多い人気盤です」と言ってたとおり、かかった瞬間、僕も一目散にブースに駆けて聞いてしまった名曲です。

ほかにも SPEAK LOWや、スティービーワンダーのDon't You Worry 'Bout a Thingも入ってます。
リンク先のAMAZONでは視聴もできますぞ。


HANK MOBLEY / Dippin'  [ MUSIC ]

HANK MOBLEY / Dippin'

UFOネタで良く知られる名曲RECADO BOSSA NOVA(リカード・ボサノヴァ)が印象的なテナー奏者ハンク・モブレイの65年のアルバム。
#1[THE DIP]とこの曲だけでもまさに買い!な一枚。

August 17, 2003

バカ日本地図完成!  [ WEB ]

僕の中でとっても目が離せない借力さんのバカ日本地図プロジェクト。

HOHBUKUROさんとこで、オリジナルを作ろうという動きがあってます。

他にもant-eat-ant worldさんとこにも

VOICEさんとこにも地図アリです。

で、公私共にお世話になっている、知る人ぞ知るI先輩に頼んで書いてもらいました。

では先輩の簡単なプロフィールをば。

・宮崎県出身
・独身
・彼女激募集中
・スナック刑事(意味不明)

僕の思惑通り、結構良いものが出来たのではないでしょうか?僕からのツッコミは割愛するとして、やはり宮崎出身。関東以北の苦手意識がかなり見受けられます。

出身地にかなり影響を受けることは間違いないですね。

↓クリックして拡大

我こそは!と思う方、地図書いてみませんか?

ところで本家プロジェクトでは佐賀が大変なことになってます。

2003/08/17
115. 佐賀は負けて領土を失い、民は逃亡しました(消滅した県は、三週間、一揆禁止となります[妥当期間調整中])
116. 佐賀は海底都市になりました
佐賀大忙し。
August 16, 2003

■ 人体実験  [ NETA ]

再掲載。

「懐かしのゲームを現役中学生にやらせてみたら」
をテーマに連載中の大人気コラムがある。

まるやきくん人体実験

~本文より
PS中期からのゲームしかやってないまるやきくん(中学2年生)に、ファミコン世代が涙して懐かしむ名作ゲームの数々を無理矢理やらせるコーナー。ちなみに彼の好きなゲームは『ウィニングイレブン』と『FF』(7から)。『ドラクエ』には特別な敬意を払うこともなく、『ドラクエ7』のフィールド画面を見て「しょぼーい。ゲームボーイと一緒じゃーん」と言い放った経歴を持つ。でも彼に悪気はない。
↑ファミコン世代の僕らが聞いたら

コイツ絶対コロス

と即座にいいかねない「まるやきくん」。

ファミコン世代なアナタは是非見てほしい。爆笑必至。
何時間も友達と殺し合いに燃えた「バルーンファイト」や、連射に燃えた「スターフォース」、指が痛くなっても続けたなぜか6人編成の「初代サッカー」

などをゲームの歴史をもちろん知らない中学生にさせて感想を聞こうという、おもろい企画。

いやーまるやきくんのコメント、かなりイケテます。

まるやきくんプロフィールも笑えます。まるごとコピーですんません。
------------------
作りではなく、本物の現役中学生。某私立中学のサッカー部に所属。ケータイを持ち歩き、ユニクロを着る。ちょっと悪めの少年だ。愛読書は「週刊少年マガジン」。小学生時代は広末涼子に憧れて早稲田を中学受験したが失敗。現在は浜崎あゆみ、ラルクのファン。ガックンが好きで、「堂本兄弟」は欠かさず見ている。

何が言いたかったのかというと、時代は変わるもんだと・・・

いけね、涙が・・・

参照用リンク | コメントを読む/書く (3) | 関連記事 (0) | 12:36 PM

ハゲからマゲへ  [ NETA ]

ついでに思い出したネタページ

ハゲからマゲへ

カラダを存分に使ったネタが尊敬に値します。


blasterの恐怖  [ WEB ]

夜中に後輩Aから電話がかかってきた。


ayu「も、もしもし・・・・」

A「ayuさんですか!?今大丈夫ですか!?」←声でか

ayu「あ、ああ、何?」

(今何時だと思ってるんだよ!)

A「パソコンがおかしいんです。どうしたらいいんでしょうか?!」←声でか

ayu「なんて出るの?」

A「[不便をおかけして申し訳ありません]って勝手に再起動されるんです。!」

ayu「ふーん。エラーの詳細をメール書いてで送っといてよ。調べてみるから。」

A「わかりました。送っときます!」ガチャン。

次の日Aからメールがきた。

システムのシャットダウン システムはシャットダウンされます。進行中の作業をすべて保存し、ログオフしてく ださい。保存してない情報は

そんだけでわかるかーーー!(怒

次の日早々に電話が

A「新しいパソコン買おうと思うんですよ。最近安いでしょ?」

ayu「買うなよ!

・・・・と初心者を困らせまくっているウィルス、blasterの恐怖です。なんでもマイクロソフトはサポセンを24時間体勢にするほど被害は絶大らしいです。

そんな電話が24時間体勢でかかってこないように情報のせときます。

Blaster ワームへの対策 - Windows XP 編
Blaster ワームへの対策 - Windows 2000/Windows NT 4.0 編

イラストを交えて教えてくれます。

それ以前のOSの方、macOSの方は全く心配ありませんのでご安心を。

つうかwindowsという狙われるOSを利用してるヒトはこまめにWINDOWS UPDATEを。


のっち  [ NETA ]

もう何年も前に紹介したのっちの部屋の「のっち」。

g1.jpg
↑汚い部屋の最高峰「のっちの部屋」

何故だか突然思い出した。元気にしているのだろうか?非常に心配だ。

August 13, 2003

バカ日本地図プロジェクトその後  [ WEB ]

借力(CHAKURIKI)さん主催のバカ日本地図プロジェクト(過去ログ参照)がさらなる盛り上がりを見せている。

HOHBUKUROさんとこでにわかにオレ流日本地図が盛り上がりつつある。僕もやってみよっかな。

本プロジェクトの方は、県の増減が相変わらず激しく繰り広げられているが、最近の傾向としては

8/4
COACH(旧高知)が、四国として日本に返還されました
四国に、雲がかかってきました
8/5
四国に、さらに雲がかかってきました
8/9
四国に光が差してきました←何故?
8/11
四国のどこかで、阿波踊りが行われているようです
四国の雲が晴れました

四国から目が離せません。


ショートストーリー  [ DIARY ]

以前書いていたショートストーリーを載せてみました。

こうやって過去ログのUPを続けていこうと思ってます。

書いた物語は3本。笑いながら読みましょう。

アホクサくて涙が出てきます。
August 12, 2003

デジカメ+携帯 SO505i  [ MONO ]

買ってしまいました。505。もう我慢できませんでした。トップページ右のphotologはこれで撮ってます。

505はfomaに移行する為のドコモの布石だ

とか言われてますが、130万画素は魅力的ですね。

5年間使用した100万画素のデジカメが壊れたのと、先日の集中豪雨でケータイが死亡した為、

あ、こりゃ都合いいね☆

もう某電器店に走ってました。

買ったのはSONYのヤツ。大きいし厚さはあるが使い勝手は上々。

デジカメの機能の部分もかなり満足度は高い。

暗いところでもスローシャッターが思いのほか効いて、思ったより綺麗。
勿論メモリースティック内臓なので、PCに取り込むのもお手の物だ。
SONYお得意のコロコロも相変わらず便利だ。

ジョグダイアルはコロコロって言いませんか?ああそうですか。

難点は、液晶が剥き出しな為、指紋つきまくりなのと、ボタンも剥き出しな為、ポッケの中で電話かけまくりなところか。
あと、ボディサイズがかなり大きいため、コロコロが遠く感じるところ。

ちゃんとした写真は新婚旅行の前に死ぬ気で購入したコンタックスT3に任せるとして、ちょっとした写真はもうこれで十分かと。

この記事には続きがありますよ。クリックしてね。

さいたま最強伝説  [ NETA ]

再掲載。

akkoさんより、ネタが舞い込んできた。


「ayuさんが好きそうなので送ります。」


なんとありがたいこと。見てみると、そこはネタの宝庫だった。

その前に、最近ネット上でもてはやされている「さいたま」について少し。

↓これね

                \ │ /
                 / ̄\   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
               ─( ゜ ∀ ゜ )< さいたまさいたま!
                 \_/   \_________
                / │ \
                    ∩ ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\∩ ∧ ∧ \( ゜∀゜)< さいたまさいたまさいたま!
さいたま~~~!   >( ゜∀゜ )/ |    / \__________
________/ |    〈 |   |
              / /\_」 / /\」
               ̄     / /
                    ̄

↑このかわいいキャラがさいたま



これの元ネタは↓

なんと自由民主党のロゴなんです。

なんでも


太陽と人間


だそうで。

ちょっとヘボイね(笑

元サイトは消されてるのでwebアーカイブから↓
自○党サイト


で、あんまり書くと角が立つので書きませんが、「さいたま」と「おおさか」は何かと茶化されているようです。


で、やっぱりそれをflashで作ったヒトがいます。


日本ネタ都市伝説 西の大阪、東の埼玉(現在リンク切れ、所在を知ってる方教えてください。)


SAITAMANIGHT2003




いやあ凄いです。「さいたま」


本題のakkoさんより送られてきたURLはその「さいたま」最強のwebサイトだったんです。


「見ただけで笑い死にするほどの殺傷能力があるホームページを発見した。」
とのフレコミで有名なサイトでした。(子供は近くで見ないように)




さいたま愛生会病院




あまりのショックに腰が抜けました。


いきなり「太陽にほえろ」のテーマでお出迎えです。


右側の招き猫、沢山の患者さんが来てくれるようにと配置されたGIF画像ですが、←ホントか?
これが大いに問題ありです。

↑welcone!




ウェルコネって何だよ!



他にも赤ちゃんの心音や、強姦についての詳しい説明や、院長のパソコン購入の歴史等、


全く見たくないコンテンツで満載です。


これが「さいたま」県から現れたもんだからもう、「さいたま」フィーバーです。大変です。

アクセスカウンタも現在110万HITです。


日本一のアクセスがある病院であることは間違いないです。
一日20万以上のアクセスがあり一度カウンタが壊れたそうです。


で、あるヒトが作りました。flashで。



できるだけ画面から離れて見て下さい。




もう死にそうです。


埼玉在住のアナタ、風邪を引いたら是非行ってみてください。

August 08, 2003

世界名作バトル  [ NETA ]

2D格闘ツクール

というのがございまして、文字通り、格闘ゲームが自分でエディットできるんでございます。

世にはヒマな方、もとい、日々の努力を惜しまない方が沢山いらっしゃいまして、この素晴らしいツールを使用して最高のセンスでエディットされた方がいらっしゃいました。


世界名作バトル





どうですか、このセンス。我々が幼少の頃共に育ったネロくんやアンちゃんが大変なことになってます。

ちょっと遊んでみました。

このネロくんは最愛の友パトラッシュを利用して攻撃する


パトラッシュシュート




があります。

必殺技としてパトラッシュを死なせ、天に召されたパトラッシュが天使となって舞い降り、相手に死のダメージを与える


天使たちの詩





等の技を使うことができます。


ネロくん卑怯です


血の滲む闘いに勝利すると大好きなおじいさんがネロくんのことをねぎらってくれます。




このセンスに打ちのめされたアナタは今すぐダウンロードして遊んでみてください。

August 07, 2003

PHOTOLOG  [ movabletype ]

PHOTOLOG始めました。TOPページの右上のがそうです。

「NEXT→」を押すと以前の写真に、「←PREV」を押すと一つ前の写真に。「ALLVIEW」を押すと全ての写真が表示です。

カメラ付ケータイ、活用しなくっちゃ。

スクリプトはレッツPHP!さんより。初PHPの活用になりますな。
プログラム覚えたいなあ。


折田先生像をめぐる戦  [ NETA ]

おもろいので再掲載。

その破壊力はしんと静まり返った職場のPCに

コーヒーを噴出してしまうほどの面白さ。


それでは紹介しましょう。




orita.jpg



ここは京都大学のキャンパス。どこにでもありそうなこの銅像の主が折田先生だ。

その折田先生の功績を称え、この銅像が建てられたそうなのだが、こともあろうことに毎年、悪戯に悩まされていた。


どこかの心無い天才によって。
orita1.gif




とどまることを知らない学校と製作者との闘いがここには綴ってある。

後は、ご自分の目で確かめてください。




折田先生を讃える会



解説文もゆっくりと味わってください。爆笑必至です。


折田先生ありがとう。

August 06, 2003

バカ日本地図プロジェクト  [ WEB ]

バカ日本地図プロジェクト

みなさん、日本の地形、どれだけ知ってますか?

ほとんどのヒトが自分に関係のない土地のことはあまり興味がないと思います。

僕が住んだことのある土地は「福岡」「山口」「三重」

日本全体から見ればまあどうってことない県です。

この「どうってことない」県をどうってことないものとして日本地図を書いたらどうなるってプロジェクトが

借力さんとこで発動しており、物凄い盛り上がりを見せているようです。

現在ほぼ出来上がったようですが、物凄い進化をしています、この地図。

九州は二つしか県がないし、四国なんて薄くなってるし☆

ディズニーランド県があったり北海道がありえない形してたり。

ほかにも、本文を抜粋すると、

・鳥取と島根を統合し、島根は存在感低いので全部鳥取としました
・四国は全部高知になりました
・石川県・富山県・福井県が統合して金沢県になりました
・四国(現高知県)を外国と考えている人がいたので、高知をCOACHに表記を変えました
・鳥取と島根を統合し、島根は存在感低いので全部鳥取としました
・北海道にムツゴロウ王国が勃興した
・福岡・福井・福島の区別がついてない人が出現したため、福岡は福井になりました

とまあこんな風にマイナー県に誇りを持ってる方が見たら憤慨しそうな内容。

おもろい。

特に扱いがひどいのは最近すこーしだけ話題になっているらしい(よくは知らない。)佐賀県だ。

・佐賀はどこにあるかしらない人も多かったので、長崎に吸収しました
・佐賀は対馬の位置に復活しました
・対馬が南下して長崎に橋がかかり、出島になりました
・↑の結果をうけて、佐賀は佐渡島の位置に移動しました
・佐賀は、どこにあっても気にならない

なんだ。

佐賀県って有名なんじゃないか。

ネタページ多数  [ NETA ]

■ ドラクエ8新画像ついに到着

スクウェアと合併しちゃってドラクエもFFみたくなるのね。とりあえず、凄いです。


■ 韓国ではゲーム内の恋愛経験は80%以上

死んでもネットゲームをやり続ける国韓国は恋愛もゲーム上で行う(行いたい)らしい。
なんかだまされてない?


■ 衝動買いは薬で治る

らしいですよ。次から次に衝動的に欲しいものが生まれる僕には必要なのだろうか。

なんでも抗うつ剤の一種らしいが、衝動買いって「うつ」の一種なの?

■ 躍動感あふれる映像 VROOM

再掲載。カッコイイですねえ。いつみても。笑えるし。

vroom3.jpg

自分でも作ってみたくなる作品だなあ。

■ ジャパネットたかた&ナイキコラボ

みんなに愛されているたかた社長とあのナイキがコラボした。

しかもエアマックスってのが微妙。

ただのエアマックスじゃなくて

エアマックス35足組み合わせたマットレス


確かに世界にひとつ。発想もモノもレア。

airmax.jpg

いらないけどね。
August 05, 2003

天国からの手紙  [ DIARY ]

忘れもしない、僕が生まれてまだ3ヶ月の幼いころ、冬の寒い季節にキミと出会った。

住む場所が変わり、寂しくて戸惑っていた僕をキミは暖かく迎えてくれた。

寒くて泣いていた僕をゲージから出していつも布団で一緒に寝てくれたね。

キミとの毎日はホントに楽しかったよ。

平日の夜の散歩は充実していたし、週末は必ずどこかへ連れて行ってくれたね。

僕が大好きだったボールでいつまでもいつまでも時間を忘れて遊んでくれたね。

だから昼間一人で過ごすのもちっとも寂しくなんてなかったよ。

キミが帰ってくるのが楽しみで楽しみでたまらなかった。早く遊びに行きたかった。

仕事で遅くなっても、どんなに体調が悪くても、雨が降っていても、キミは毎日の散歩を、僕との会話を、休むことなく続けてくれたね。

そしてみんなで遊びに行くときも必ず僕を連れて行ってくれたね。
人気のないあの海を僕は大好きだった。大きな荷物を持って遠いところまで僕を連れて行ってくれたね。毎年行っていたあの海での様々な出来事は最高の思い出だよ。

5年もの間、僕のことを一生懸命優しく面倒見てくれたキミの笑顔は僕にとってかけがえのないものなんだ。

だからあの事故があったときにずっとずっと僕の側で泣いてくれたキミを見て僕は嬉しかったよ。
こんなにキミに愛されてるのを知って、こんな幸せなことはないと思ったよ。

目を閉じればいつでも思い出せる。

暗くなるまで一緒に泳いだ海。

一緒に頂上まで登った山。

他の犬から大怪我までして僕を守ってくれた事。

結婚式の写真も一緒に撮ってくれたね。

これだけの思い出を作ってくれたキミと別れるのはツライけど、これからもずっと、いつでも楽しかった事は思い出せるし、いつでも側にいるから。


だから、もう泣かないで。


今まで本当にありがとう。

ずっと飼ってた犬雄飛(ユウヒ)が死にました。交通事故でした。

ちょっと目を離した隙の出来事でした。僕らはぐったり倒れたユウヒを見て、信じられない気持ちと共に重い謝罪の気持ちに苛まれました。
家に連れて帰った後も、外傷が全くなかったこともあり、いつものようにベッドで寝ているみたいに思えて仕方なかったです。何度も何度もユウヒに話しかけました。

次第に固くなっていくユウヒ。どんなに残虐な映画よりも、どんなにひどい映像よりも僕らにはキツい現実でした。

いくら謝っても足りないくらいユウヒには申し訳ないことをしました。

「ペットを守る」

こんな当たり前なことが出来なかった僕らは飼い主失格なのかもしれません。5年間飼ったのは嫁K子でした。それはもう自他共に認める溺愛をユウヒに注いでいました。

雨の日も、暑い夏も、雪の降る日も、病気のときも、生後2ヶ月で飼ったユウヒと一緒に散歩に行っていました。

結婚式の前撮りの写真も3人一緒に撮ったし、新婚旅行の時も日本で待っているユウヒを思い出しては犬の写真ばかり撮ってました。

K子はよく言ってました。

「会社で嫌な事があっても、ユウヒに会うと一辺に忘れるよー。」

それは僕も一緒でした。

一緒に住み始めて一年間、どれだけユウヒの存在に助けられてきたことか!

ペットを飼ったことがある方は良く分かると思うのですが、限りない「癒し」をユウヒは僕らに与えてくれました。
後悔しても自分を責めてもユウヒは帰らないのですが、

「今までありがとう」

と一言、ユウヒに言うことにします。


先の文章は落ち込んでいる嫁K子に向けてのユウヒが書いた手紙ということで書いてみました。飼い主のエゴと思われるかもですが、その辺はご理解の程を。飼い主としての希望もここには含まれています。


次回更新からはいつものように明るくやります。いつまでも暗いのはつまんないからね。

これからもご贔屓に。